三重県多気郡大台町

2015年06月05


日本の滝百選に戻る

Road Map :紀勢道を大宮大台ICで下りて、県道31号線からR422に入り、県道53号線から
            宮川貯水池の第3発電所に向う。
Route Map:宮川貯水池の駐車場から”七ツ釜滝”までを往復する。日出ヶ岳には登らない。
日本の滝百選』  素晴らしい渓谷と素晴らしい滝を見ることが出来た。
ウィキペディアから
近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷、清津渓谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つにあげられている。日本の滝百選である七ツ釜滝を筆頭に、手付かずの原生林と数多くの滝、渓谷の巨巌で著名である。登山道(特に宮川沿い)はアップダウンが激しく急峻な断崖にあり狭く危険であるので、十分な装備と慎重な行動が要求される。事実、毎年数名の転落死亡者が発生している。
大杉谷への思い
10年以上前に大杉谷を歩きたいと思っていたが、'04年の水害で登山禁止となり諦めていたが、昨年、登山道が整備され開通したと聞き、今日の大杉谷歩きとなった。
今日は日本の滝百選に入っている”七ツ釜滝”で引き返したので崩壊箇所は見れなかったが、次回があれば崩壊箇所を通過して、整備された方の苦労を偲びたいものだ。
梅雨時の天気予報
毎年の話しではるが、気象庁は梅雨前線の動きが読めないのか梅雨時の天気予報は当らないものである。今日の天気予報は午後から小雨の天気予報が本当に当ってしまった。
〔054〕七ツ釜滝 (落差120m)
大杉谷は崩落により長らく入山禁止であったが、昨年('14年度)に入山が可能となった。関西は入梅してしまい当分の間は晴れ天気が望めそうにない。06月05日は何とか午前中の天気が持ちそうであるが、山の中、特に大台ヶ原付近は一番雨の多い地区なので雨が降らない保障がないが、兎に角、カッパを用意して行ってみる。朝早くに登り始めればが雨の降る前の午前中には下山出来そうだ。
ななつがまだき
コースタイム:6時間28分(休息時間含まず)
登り:3時間35分
下り:2時間53分
日本三大渓谷”大杉谷”
昨日は道の駅”奥伊勢おおだい”で車中泊して早朝に登山口に移動する。この移動が思いの他、時間が掛かり出発が30分遅れとなってしまう。
登山口には水洗トイレもあり、これなら登山口で車中泊すれば良かった。気温は15℃、薄曇り。5時30分に駐車場を出発する。
駐車場から少し歩けば”宮川第三発電所”となるので、左側の砂利道を真っ直ぐに奥へ進む。
日出ヶ岳までの往復は最初から諦めており、桃の木山の家から少し先の”七ツ釜滝”までの往復とする。それでも往復の距離は14kmとなる。何時間で往復出来るのだろうか。
登山口のゲートが出て来る。カウンターが付いている様だ。
通行止め時にはこれが閉じられる様であるが、閉じるとがっちりと入れられない様になっていた。(乗り越えるしかない)
ネットで良く見る岩盤を掘り込んだ道となる。ここを通りたかったのだ。しかし、天井の岩で
GPSの電波が捕捉出来ず、GPSでの軌跡が取れなくなる。
朝はまだ早いので陽射しは山影となり、大杉谷には陽が差していない。
空を見上げると雲は少しあるものの青空である。今日の天気が良い方に傾いてくれれば良いのだが・・・
「くさりをしっかり掴んで歩け」の注意書きあり。
どこを指して”大日ー”なのかははっきりしないが、谷側は一枚岩の岩盤が落ち込んでいる。山側は落石してきそうな崩落帯となっていた。
登山道から大杉谷へは垂直の落ち込みであるが、樹木が茂っているので恐怖感はない。今年の5月に一名が転落死しているらしいが、それがどこかは判らない。
一つ目の吊橋として”大日ー吊橋”が出て来る。新しい橋の様であるが、よく揺れる。二人が同時に渡ると変な揺れになるので一人づつ渡った方が無難である。
大転落死の話しの後に”地獄谷吊橋”が現れる。
吊橋の途中でカメラを構えると、ゆらゆらと揺れているので手ぶれとなってしまう。
石畳で整備された歩き易い道も出て来る。
谷沿いなのでフラットな道と思っていたが、小さな登り下りを繰り返し進んで行く。
畳道の後にはいつ崩れてもおかしくない道に大変わりする。滑落するならカメラを構えている時にお願いします。
そして登り下りを繰り返して行く。
日浦杉吊橋”は長かった。大杉谷渓谷は滝の見物だけではなく、吊橋を渡る楽しみもある。
1時間25分にて名瀑の一つ”千尋滝”に着く。
小さい滝が出て来た。山の上の方へ何段も滝が流れているが、殆んどが樹木で見えていない。
ここから見る滝口は天から水が落ちて来ている様に見える。滝口の奥には何があるのか見てみたい。
千尋滝”は落差160mの大きな滝であるが、下半分は樹木で隠れてしまっている。樹木の間から白く見えているのが滝壺付近。
洪水時にはこれだけの大岩が流れて来ているんだ。
陽も射していないのに、このコバルトブルーは見事である。最近、岡山、京都の滝巡りをしており、その時のドブ色の沢水とは雲泥の差である。
ここから転落しても即死には至らなさそうだが、下山時に雨でも降って路面が濡れると恐いだろうな!
大きなゴルジュが出て来た。ここが”シシ渕”らしい。
”シシ渕”のゴルジュの間からは”ニコニコ滝”が見えた。素晴らしい景観だ。
2時間20分にて”ニコニコ滝”の滝見台に着く。
”シシ渕”の沢から登山道を登って行くとゴルジュの上部に出た。
やはり沢水が堪らなく綺麗だ。
二段、落差50mの”ニコニコ滝” 名瀑なのにどこからこの変な滝名が付いたのか?
本流に掛かる一番長い”平等ー吊橋” 右側に巨大な”平等ー”の巨峰がつっ立っている。
渡り切って振り返り見た”平等ー吊橋”
揺れる吊橋から撮った沢底と”平等ー”の根本。
次ぎに”加茂助吊橋”を渡る。吊橋はいったい何箇所あるのか?
殆んどの展望が樹木で遮られているが見える所では落差が凄い。
”平等ー”を裏側から見る。垂直の壁は更に下まで続いている。クライマーが張り付いていそうな壁であるが、ここまで来るのが大変だわな。
もう一輪、花を添える? ここまで相棒のケツばかり写して来たが、同行していることを示す為、枯れ花も撮って貰う。
ササユリ”が花を添えていた。
登り下りはなくなり、水平道となる。沢から50m程上のトラバース路となっている。
高度感はたっぷりであるが、道は幅広く一番楽に歩ける場所だった。
桃の木吊橋”に差し掛かると前方に待望の”桃の木山の家”が見えて来た。
”桃の木山の家”は収容人数350名、風呂も入れるらしいので一度泊ってみたい。
吊橋から上流部を見る。
同じく吊橋から下流部を見る。
待望の”桃の木山の家”だったが、到着して直ぐに”七ツ釜滝”に向う。
登り下りが増えて来る。
崖っぷちの道は結構スリリング。
3時間35分にて”七ツ釜滝”に着く。滝見台にて早めの昼飯休憩とする。
二筋の小さな無名滝が出て来ると”七ツ釜滝”は直ぐ上流にあった。
七ツ釜滝”(総落差120m)は7段の滝で成り立っているとなっているが、ここからは上の3段は見えていない。滝口に登る道があると知ったのは帰宅してからで大いに残念である。
33分にて”加茂助吊橋”に戻る。
ゆっくりしたことは無いが今日は天気の関係で特にゆっくりはしていられない。登って来た道を引き返す。
45分にて”平等ー吊橋”に戻る。これ位長い橋なら観光地では有料となりそだ。
小さな登り返しが多く、GPSが正常に電波を捕捉していれば相当な累積標高差となるのにデータが残せないのが残念だ。
良い意味でのデンジャラスな道は好きだなー。
いつも気は付けているが、足が上がっていないのかよくつまずく。この登山道でのつまづきは命取りにもなりそうだ。
立って通れる大岩の隙間であるが湧き水がポタポタと頭上から落ちてくる。
北アルプスを歩いて様な雰囲気のデンジャラスな登山道が続く。
1時間56分にて”日浦杉吊橋”に戻って来る。ここまでは雨が降る様な状況ではなかったのだが・・・
急ぎ足なので特に気を付けなければ・・・
大杉谷
水面には雨水の波紋が確認出来る。
下山2時間13分の地点にて沢を見ると小雨が降って来ているのが判った。樹林帯を歩いている分には雨を感じなかった。出発の30分の遅れが悔やまれる。小雨なのでカッパを着ずに下山を続ける。
最後の”大日ー吊橋”は結構濡れており、揺らさない様に慎重に渡る。
この吊橋は殆んど濡れていなかったが、揺れる橋板が濡れると滑り易くなり恐い。
ゲートに戻って来る。通行カウンターは下山したことを感知してくれているだろうか。
ここは良い! GPS電波を遮るが、雨も遮ってくれる。
下山2時間53分にて駐車場に戻る。紅葉の晴天時にもう一度登りたい
渓谷だった。日出ヶ岳から下って七つ釜滝から登り返すのも他の滝が見
れて面白いかも知れない。と思いつつ二度と来ないのがいつものことだ。
第3発電所に戻ってきた。トラックの運ちゃんに”バカが雨の日に登っ
てる!”と思われているかも知れないが、こっちは最後の雨は問題無し
と思っている。この運ちゃんは林道で道を譲ってくれた優しい人だった。
”大日ー”を通過する。まだ、小雨なのであと少し頑張ろう。
橋が濡れているのがよく判る。