福島県南会津郡檜枝岐村

2018年07月09


日本の滝百選に戻る

Road Map :R352を走り、尾瀬御池ロッジの駐車場に入る。
Route Map:御池駐車場から燧裏林道を経由して三条の滝に至る。
日本の滝百選』 滝見だけのはずが、長い長い木道歩きから湿地帯巡りとなってしまった。
ウィキペディアから
  三条の滝とは、尾瀬を源流とし、尾瀬ヶ原から流れ落ちる只見川の上流にある滝である。
新潟県と福島県の県境に位置し、日本の滝百選に定められている他、日本三大名瀑に選ばれることがある。
落差100m、幅30m(諸説あり)の直瀑で規模としては日本最大級。水量の多いときは豪快な景色を見る事ができる。
  アプローチとしては、御池から燧裏林道を経由するコース、小沢平から只見川を遡るコース、鳩待峠から尾瀬ヶ原を
経由するコース、大清水から三平峠、尾瀬沼を経由するコース等、様々である。どれも長丁場で、また、途中危険な箇所も
あるので安易な遡行は避けたほうがよい。登山道としては滝壷までは降りる事はできないが、近年旧展望台の下に新展望台が
設置され、かなり近くまで寄れるようになったため、障害物がなく滝の全容を見る事ができるようになった。また、少し上流
には、毛色の違う平滑の滝があり、こちらもまた、別の意味で見ごたえがある。尾瀬ヶ原からのコース沿いに見る事ができる。
三条の滝、平滑の滝
  多くの有名滝は観光遊歩道を歩けば簡単に滝見出来るのであるが、到達困難な滝も少なくはない。 三条の滝も到達困難な部類に入るのだろが、遊歩道が整備され一般ハイカーも訪れているので、到達困難とは言えないのかも知れない。 しかし、たかが滝見で片道3時間は遠かった
尾瀬沼散策
  元々、三条の滝へはピストンするだけの予定であったが、同じ道を3時間掛けて戻るのがバカしくなり、尾瀬沼経由で沼山峠へ戻ることに変更したが、それは距離の長さと共に、道中の退屈さが負となってしまった。
久し振りのロングコースの負担も大きく、体には堪えたが、結果、コース変更をして良かったと思うしかないだろう。
この後の予定
  股関節の筋肉を傷めてしまったが、予定通りに頑張る。
    モーカケの滝竜ノ門の滝 → へび滝(時間切れ中止)。
〔020〕三条の (落差100m)
”燧ケ岳”には '05年07月に日本百名山達成の一環として訪れているが、その頃には滝にさほど興味が無く、燧ヶ岳登頂とは別に尾瀬沼も散策したが、滝には目が向かなかった。
3年程前に日本の滝百選巡りを始めたので、自力で行ける範囲の滝巡りをすることになった。
今まで ”平滑の滝”を ”へいかつのたき”と読むと思っていたが、正式には ”ひらなめのたき”と読むらしい。
さんじょうのたき
平滑の滝(長さ50m)
三条の滝までの到着時間:2時間55分
平滑の滝までの到達時間:3時間50分
(三条の滝を経由)
              行動時間:8時間37分
(沼山峠バス停まで歩く)
御池の有料駐車場(\千円)を4時30分に出発する。
遊歩道を歩き始めて直ぐに ”燧ヶ岳”への分岐に着く。
過去、この分岐から燧ヶ岳に登っているのだが、記憶はまったく残っていない。
少し歩くと ”御池田代”の湿原に出る。 朝もやが出て幻想的であった。
次に ”上田代”の湿原に出る。
湿原には花時を終えた ”ワタスゲ”がチラホラ見られるだけであった。
湿原と湿原の境には標高差があり、軽く木道を上って行く。
一段上って ”横田代”に出る。 花の終わった ”ワタスゲ”しか見られない。
次々と湿原が現れ ”西田代”に出る。 左側には ”燧ヶ岳”の山頂部が見えていた。
距離が長いだけで、今の所、順調に歩けている。
どこまでも木道で整備された遊歩道的な道が続く。 木道は滑り易いので滑って転んで救急ヘリで運ばれたハイカーも多いらしいので慎重に歩く。
池塘には逆さ ”燧ケ岳”が映っていた。
豪雪で曲げられたのか? 大きく曲げられた針葉樹の上に広葉樹が乗っかる様に生えていた。 展望が無く見るべき物が無くなって来た。
1時間15分にて ”天神田代”に出るが、大きな湿原と思いきや、
笹原となっており湿原の感じは薄かった。
天神田代には ”渋沢温泉小屋”からの登山道があったらしいが、
現在は通行禁止となっており、登山道の痕跡も無くなってしまっていた。
ここまでの湿原には名前表示が少なかったが、天神田代にはしっかり立っていた。
どうなっているのか判らない根っ子の樹木があった。
如何にも滑りそうな板張りの吊橋を渡る。
1時間28分にて大きな ”吊橋”に着く。 地図があれば現在地が判るのだが、地図は車に忘れてしまった。 雲一つ無い良い天気なのだが、燧ヶ岳の山蔭になっており終始、陽が当たっておらず薄く暗くなっている。
吊橋からは ”平ヶ岳”が望めた。
平ヶ岳は長時間に渡るきつく長い登りだったので良い印象は何も残っていない。
吊橋から上流側を見るが、大きな沢なのに一滴の水も見当たらない。
下流側も一滴の水も流れていなかった。
盆栽で言う根上りの大きなヒノキ(?)があった。
どこまでも続く木道にどれだけ金を掛けたんだ。 と思ってしまう。
朽ちて判り難いが再び木道が出て来た。
岩ゴロゴロの小さな沢に出ると木道は終わったかと思ったが・・・
いよいよ、噂の激下りが始まるのかと思ったが、まだここからでは無かった。
嬉しい! 2時間10分の地点に初めて ”三条の滝”の道標が出て来た。
予定より早く着くのかと喜んだが、よく見るとまだ1.2kmも先だった。
うっ! 通行禁止!  ここまで来て無いでしょう。
と思ったが、例の渋沢小屋からの別ルートの登山道のことだった。
気持ちは激下りに備えていたのに、突然 ”兎田代”の湿原に出て拍子抜けする。
激下りは湿原を抜けた先から始まるのだった。
落ちる様に下る。は本当だったが、普段、山歩きしているハイカーには
普通の下り道とだと思う。 しかし、登りはきつそうだ。
いよいよ、噂に聞く只見川への激下りが始まる。
激下りを終えると ”三条の滝”と ”平滑の滝”の分岐に出る。
まずは三条の滝へ向かう。 目の前を女性ハイカーが通り過ぎて行った。どこから来たのか?
変わった構造の木製橋を渡り、更に階段を下ると ”滝見台”に出る。
分岐からは荒れた登山道を進み、階段で只見川に向けて下って行く。
この階段、踏板の巾が極端に狭く、下るのが怖かった。 くさりの設置あり。
2時間55分にて ”三条の滝”の滝見台に着く。体力通りの標準時間だった。
分岐で通り過ぎて行った山ガールがまだ居てくれたので、無断で写真を撮る。
彼女にシャッターを押して貰う。 山ジジーは写真に登場すべきでは無いかも。
これはお願いしてモデルになって貰おうとしたが、顔を向けてくれなかった。
今朝は ”元湯山荘”から来たらしい。
落差100mの直瀑である ”三条の滝” 落差と水量を誇る日本有数の名瀑ではあるが、
黒部ダムの放水の様な水量が多いだけの単純な直瀑に魅力を感じなかった。
写真を見たりとかの予備知識があり過ぎたのかも知れない。
色々とビューポイントを探したが、痛し痒しだった。
取合えず、滝百選のスタンプを1ヶ押すことが出来た。
滝見台に下りる途中からも滝を見ることが出来たが、樹木が邪魔して全体を上手く見ることが出来るポイントは無かった。
”平滑の滝”へ向かう登山道からも只見川の激流が見えるのだが、樹木が生い茂り垣間見るだけで、凄く残念ではあった。 沢に降りる道は無かった。
分岐に戻り ”平滑の滝”へ向かう。
分岐にあった注意書きには道間違いハイカーが多いことを物語っているのだろう。
所々には泥濘も出て来るが、幸い深い泥沼は無かった。
枝沢に架かる橋が多くなって来る。 この頃、山小屋泊りのジジババハイカーと多くすれ違う様になる。 挨拶も出来ないツアーハイカーには頭に来る。
枝沢からの小さな無名滝で充分安らぐことが出来た。
枝沢沿いの木道は濡れており、滑り易そうなので一層の注意をする。
”三条の滝”を経由して3時間50分にて長さ50mの渓流瀑である ”平滑の滝”(ひらなめのたき)に着く。
渓流瀑の長さは100mとの表示もあり、例によって滝の数値は超いい加減である。
”平滑の滝”には展望台とかは無く、露岩の上から見るだけであり、滝名の表示も無くなっていた。
上流側は渓流瀑であり、下流側は滑滝にも思える。 上流、下流を合せて ”平滑の滝”なのか? 上流側だけなのか、下流側だけなのか?
悪く言えば全体が流れのきつい沢にしか見えない。
”平滑の滝”の上流部を見る。 渓流瀑と沢との違いを誰がどう判断しているのだろう? 言った者の勝ちなのか?
ズームアップした上流部。 8時28分、滝見台となっている露岩の上で滝を眺めながらおにぎり1ヶを朝飯とする。
尾瀬沼に行くには時間が掛かり予定変更を後悔するかも知れないが、
この後に予定している滝見を中止すれば時間は充分ありそうだ。
後は体力電池が持つかどうかである。
滝見台露岩で8分程の朝飯休憩をして湯元山荘方向に進んで行くと、御池駐車場に戻るエスケープ路である ”段吉新道”の入口分岐に着く。予定ではここから御池にピストンするはずであったが、折角、尾瀬沼に来ていながらのピストンでは勿体ないので尾瀬沼に向かうことにした。 ロングコースなのを覚悟する。
大きな山小屋もあり、大きなトイレもあったので、ここは主要地なのかも知れない。
すれ違った多くのハイカーはここに宿泊していたものと思われる。
”段吉新道”の分岐からはあっと言う間に ”湯元山荘”に着いた。
湯元山荘を抜けると広大な湿地帯が広がっていた。
ここが ”赤田代”の始まりの様だ。
出発時から気になっていたのが、道標によく書かれている ”見晴”がどこの
事なのか判らない。 地図を忘れたので距離を書かれても確認しようが無い。
自分に必要な ”沼山峠”までの距離表示はまったく出て来なかった。
”赤田代”に入り、”元湯山荘”を振り返り見る。 しかし子供が命名した様な単純な田代の名前が気になる。
”赤田代”から ”燧ケ岳”を望む。 日陰が無くなって来たので、日焼け対策をする。
と言っても帽子を被るだけ。
途方も無く広い ”赤田代”の先には懐かしの ”至仏山”が見えて来た。
朝から何回見ているのか判らない湿原には飽きて来たので ”至仏山”等の色どりが欲しかった所である。
”至仏山”は大展望の得られる名峰に間違いないが、問題は鳩待峠の駐車料金の高さであり、
1日目2千5百円、2日目以降千円加算にはハイカーの反感を買うことは必須であろう。
反面、御池駐車場は何日停めても千円で済む。(千円も高いが・・・)
おお! これも懐かしの山である ”景鶴山”(2,004m)も見ることが出来た。 日本三百名山に入っていながら入山禁止の山であり、積雪期の入山だけは黙認されている様だ。 ”景鶴山”に登れたのは山友にガイドして貰ったお蔭である。
民宿で道を聞いておきながら変な道標で道間違いしてしまい山小屋群の ”燧小屋”に戻ってしまう。 再度、小屋のおねえさんに道を聞いて、進路を修正する。
”赤田代”から ”下田代”を抜けると山小屋が建ち並ぶ所に出た。ここには古くから有名な ”長蔵小屋”があったが、小屋の感じではなくホテルに近い感じだった。
後から知ったことであるが ”見晴”とはここにある十字路のことらしい。
尾瀬沼方向へは緩やかな登りが続く。展望の無い単調な道でまったく面白味が無い。
5時間16分にて ”燧ヶ岳”への分岐に着く。 尾瀬沼から沼山峠までは更に距離があるので、ここから ”燧ヶ岳”を山越えした方が早いのではと思ったが、山越えは距離では言えない厳しさがあると思ったので、尾瀬沼に出ることにした。
一旦、木道が途切れるとゴーロ帯の歩き難い道となる。
”白砂峠”のピークまでは辛い登りが続いた。
どこまでも木道が整備されていたが・・・
”白砂湿原”に出る。
ゴーロ帯の登山道と木道との境目。 地獄と天国、悪と良、の差を感じられた。
白花の ”シャクナゲ”が咲いていたが、白花には華が感じられなかった。
池塘が点在し、良い雰囲気の湿原であった。
続いて ”小沼湿原”に出ると、目の前に 尾瀬沼が広がる大展望が得られた。
湖畔の展望休憩舎は工事中であった。
遠回りであるが、尾瀬沼への道を選んだ甲斐があったと思った瞬間であった。
(しかし、沼山峠への登りでコース選定の失敗だったと後悔する。)
この先が ”尾瀬沼ビジターセンター”であるが、今日は寄らない。
7時間28分、11時58分になったので、ここでお昼休憩とする。
昔 ”燧ヶ岳”からの下山時に通った ”長英新道”の登山口を通り、ここへは3回目となる ”大江湿原”に出た。 ここは '05年07月20日に訪れた時には ”ニッコウキスゲ”が一面に咲き、黄色一色となっていたが、今日は殆ど咲いていない。
開花状況を調査しているスタッフに聞いてみると、今年の開花は少ないらしい。
一般観光客が通る道なので、記憶では簡単に登れて簡単に下れると思っていたが、どこまでも続く階段道に完全にバテてしまう。 しかも日影が無く暑い。
昼飯を食べても体力電池は充電されず、沼山峠への登りがつらい。
股関節の筋肉が膠着仕出したが、後少しなので頑張る。
13時40分、9時間10分歩いて ”沼山峠休憩所”に着く。
ピストンでは無く、遠回りしたのが良かったのか悪かったのかは微妙である。
後は9時20分発のシャトルバスに乗って御池に戻るだけ。 やれやれだ!
    標高差:556m
累積標高差:1,162m