〔083〕神ノ上山 (370m)

2016年07月01日


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岡山県和気町
久し振りの和気アルプス
梅雨の真っ最中であるが、3日に1日程は晴天気がある。この暑い季節に低山を歩くものではないが、あえて陽当たり良好の和気アルプスを歩いてみる。
Road Map :姫路バイパスからR2を西進し、岡山県和気町に入る。
Route Map:金剛川の河原に車を停めて、和気富士から神ノ上山へ、下りは薬師山からとする。
岡山100山』  久し振りに縦走コースを歩く。
登り:2時間36分(登山口から)
下り:1時間40分
(登山口まで)
コースタイム:4時間44分
(登山口までのアプローチ時間、休憩時間を含む)
和気アルプス
夏場に登るには低山過ぎた
和気アルプスは今回で13回目となる。高御位山と同じく夏場に登るには低山過ぎる山であり、秋のマツタケシーズンには入山禁止となる山であるが、それ以外はいつ来ても楽しめるエリアの広い山である。
    標高差:349m
累積標高差:816m
こうのうえやま
和気富士の山頂が見えない程にガスっていた。途中で暇そうなじいさんに登山口を聞くと、藤原地区からの登山道は倒木で荒れており、曽根地区からの登山口から登りなさい。のアドバイスであったが、曽根地区まで歩くのが面倒くさいので藤原地区側から登ることにする。
金剛川の河川敷に車を停める。朝の気温は22℃と低いが予想以上の悪天候、雨が降りそうなので折り畳み傘を持って7時07分に和気富士の登山口を探しに行く。
シカ避けゲートから中に入ってしまうと言う程に悪い道では無かったが、路面は昨日の雨で滑り易くなっていた。
登山口近くまで行くが、何の標識も無く、周辺をぐるぐる歩いてしまう。おじいさんのアドバイス通りに藪の中に登山道とシカ避けゲートがあっ
た。薮を掻き分けゲートを通る。
ジグを切った道を10程ターンしたであろうか、門代わりの大きな岩が出て来て、岩の間を抜ける。
急斜面を小さくジグを切って登って行く。湿度が高いので直ぐに汗を掻く。
山頂部の面積は少ししかなく、貧相だったろう山城が想像出来る。
登山口から16分にて”和気富士”(173m)に着く。'07年12月に登った時には電波施設が建っていたが、綺麗に撤去されてコンクリートの基礎だけになっていた。ボロボロだったお宮も新調されていた。
肝心に”神ノ上山”までの距離が示されていなかった。
雨こそ降っていないが、今にも降って来そうな曇り空で、見通しもかなり悪い。今日は展望が期待出来ない一日になりそうだ。
”和気富士”から急な道を下って行くと展望の開けた露岩帯に出る。おじいさんが推奨してくれたのは”権現岩”を通る登山道だった。
31分にて”烏帽子岩”に着く。単なる展望岩だ。
樹林帯を歩くのは問題無いが、クモの巣に悩まされる。
”烏帽子岩”から覗き込むと垂直の崖になっており、下の田畑まで切り込んでいた。
山中で時々見掛ける狩猟の注意看板は”ハンターが居るからハイカーは注意して下さい。であるが、初めてまともな内容が書かれた注意看板に出合えた。銃を撃つ方のハンターが気を付けるのが当たり前ではないか!
”和文字”のある”観音山”には新設備が導入されていた。薪を運び上げるだけのモノレールが設置されたのであればそれは贅沢な話だ。
モノレールが動いている姿を見てみたかったが、それは”和文字”を焚く時にしか見られないのだろう。
一番最初に来た時はBBQサイトと間違ってしまった、薪を燃やす炉。
恐竜の背の次はくじらの背を登る。
”岩山”に向けて”恐竜の背”を登る。
11年前、初めて”ウリピー”を見た時は手作り感溢れる作品に感
動したものだった。その後、”ウリピー”の作者と友達にもなれた。
初代”ウリピー”も劣化して文字が読めなくなったのか、最近はプ
ラ板での”ウリピー”に置き換わっており、同じデザインとは言え情緒が無くなった感じがする。
57分にて展望の良い”岩山”に着く。展望が良いと言ってもここまでと同じ吉井川が見えるだけ。
そして同じパターンで露岩が出て来る。
こちらが本家本物の”恐竜の背”
”前ノ峰”から歩いて来た縦走尾根を振り返り見る。知らぬ間に天気が良くなって来た。
”穂高山”から次のピークである”涸沢峰”を見る。これらの山名は和気アルプスの管理人、藤本さんが北アルプスをパロディ化して名付けたものであり、”ウリピー”と共にボラティアで整備されたものである。
1時間30分にて展望の良い”穂高山”に着く。
”涸沢峰”から”竜王山”を見ると、尾根筋の登山道までもが良く判る。
最鞍部の登り返しから真っ直ぐな尾根道に入る。
樹木が無ければ完全に尾根筋であるが、樹木が茂り過ぎて尾根感はまったく感じられない。
”涸沢峰”から”奥ノ峰”に向けて藪っぽい道を下って行く。
途中に”ジャンダルム”ならぬ”ジョンダルム”があったが、展望の無い個所であり、このパロディは行き過ぎか。
2方向からの登山道が交差して来るが、道標がしっかり付いているので、まずは道間違いの心配はないと思う。
山頂近くに沢水が流れていた。昨日の雨水かと思ったが、この上流に湧き出している所があった。ここまで汗をたっぷり掻いたので濡らしたタオルで顔と腕を拭く。
表示を見て初めて気付いたのだが、こんな岩、以前からあったのであろうか? 富士山と言うより五竜岳を連想させる。
2時間36分にて”神ノ上山”(370m)に着く。
山頂は風が通らず蒸し暑い。
山頂からの北方向の展望も絵にはなっていない。”那岐山”が見えるとの話しであるが、例え見えていても判別出来ない程の遠景だ。
お茶休憩だけして早々に下山する。
山頂周辺はよく伐採されている感じがしたが気のせいだろうか。
南方向を見るが見通しが悪い上にこれと言った景観は無し。
今日は暑くて”剣峰”まで行く元気がなかったが、寒い時期に行きたいと思う。
和気アルプスは標高が低いので、冬でもまず積雪しないだろう。
さてどこから下山しようか? 一番の候補は”涸沢峰”から”薬師山”への下り禁止コースだ。
”薬師山”付近から藤本さん命名の”ダイレクトルンゼ”の壁を見てみたい。
相変わらず独特の緑色をした”宗堂池” 晴れればもっと綺麗なのだが。
登り時とは違い見通しの良くなった”奥ノ峰”、”神ノ上山”を振り返り見る。
第2候補は”竜王山”からの下山であるが、やっぱり第1候補で下山することにした。
下山第1候補の”穂高山”へ登り返す。
”穂高山”から振り返り”涸沢峰”を見る。
今日見た下降禁止の看板の方が読めない程に朽ちていた。
'07年12月に見たインパクトの強い下降禁止看板。
過去2回下った経験あり。だから大丈夫とは言えませんので気を付けて下ります。
岩盤下りの後半を消化する。少しの距離であるが、時間が掛かってしまう。
下り途中で一休みして見上げてみる。ここは屑石が問題なのだが、黒コケがはびこっているので岩盤が濡れている時には絶対に通らない方が良いと思う。
記憶に残っている砕石場跡の様な掘れ込み。こんな狭いエリヤで何をしていたのか?
神経を使う下りとしては一息付いた頃。
下山に”薬師山”へのコースを選んだのは思い出深い”ダイレクトルンゼ”の壁を見る為。ロープを使わない壁登りは恐怖以外の何物でもなかった。
採石場跡から”穂高山”を振り返り見る。
写真は'11年05月のHPから流用。何度か登ったことがあるらしく余裕たっぷりの藤本さん。
老人組は登山靴で這いつくばって何とか登れた。
ここは最低でもクライミングシューズを履く所だ。
下山1時間40分にて ”薬師山”から藪っぽい道を淡々と下ってシカ避けゲートのある登山口に着く。
墓地からの参拝道を下って林道に出る。後は集落の中を通って駐車地に戻るだけ。
出発時は雨の降りそうな曇り空だったので、気にせずに河川敷に停めたが、下山してみるとお陽さんが当たり、あっちちになっていた。
気温32℃で車内は相当熱かった。