〔081〕大普賢岳 (1,780m)

2009年11月07日


関西百名山に戻る

奈良県吉野郡天川村
ウィキペディアより
  古来、修験道の山として山伏の修行の場であったため、指弾ノ窟、朝日窟、笙ノ窟、水太覗といった修験道の行場跡があり、山頂付近には梯子や鎖場が連続する。 石の鼻からは広大な展望が開け、南から北東方面が一望でき、晴れた日には大台ケ原、弥山〜釈迦ヶ岳が見渡せる。 山頂は狭く、10人ほどしか立てないほどである。
Road Map :名阪国道の針ICを南下して、R169に入り新伯母峰トンネルを越えて和佐又ヒュッテを目指す。
Route Map:和佐又ヒュッテからダイレクトに大普賢岳を登り、国見岳、七曜岳、無双洞を経由して和佐又ヒュッテに戻る。
    標高差:624m
累積標高差:1,830m
面白い山だったが、しんどかった
  トータル6時間14分の山歩きは長い方ではないが、下山時の登り返しを知らなかったのと、累積標高差の1,830mが堪えた。
  山としては見所が多くて非常に面白く、次回があるとすれば直登コースを登って、
岩本新道で下山したい。 これなら3時間半もあれば往復出来そうだ。
水簾の滝を見逃していた
  水簾の滝を確認しておきながら、水簾の滝に行っていないのに気付いたのは、13年後の '20に入ってからのことである。 無双洞から直ぐ近くの大きな滝なのに、今、思うと勿体ないことをしてしまったものだ。
大峰山系は稲村ヶ岳を残すのみ
  有名山としては稲村ヶ岳が残ってしまった。この辺りの山は駐車料金を取られるので気分的に好きではないが、その内、稲村ヶ岳に登り、大普賢岳を見てみたいものだ。
関西百名山』 変化があり面白い山だが累積標高差が大きくしんどい山だった。
下り:2時間37分(大普賢岳からは4時間26分)
七曜岳 無双洞 底無し井戸 岩本新道分岐 コル分岐
和佐又ヒュッテ
11:39 12:35 13:18 13:40 14:01 14:16
和佐又ヒュッテ コル分岐 笙ノ窟 小普賢岳 大普賢岳 国見岳 七曜岳
8:02 8:17 8:50 9:17 9:50 10:38 11:22
登り:3時間20分(大普賢岳までは1時間48分)
駐車場横の綺麗なススキ原。 雪が積もれば、ここがスキー場になるのか?
余りにも貧弱過ぎるゲレンデだ。 8時02分に歩き始める。
”和佐又ヒュッテ”前の駐車場。 少し登った所に綺麗なトイレあり。
有料駐車場と判っていたので林道を走っている時に空きスペースを探したが見付からなかった。 今日は潔く駐車料金を払うが、”3時間まで5百円、6時間まで千円”となっていた。
15分程歩くと ”和佐又のコル”に着いた。
ここが分岐点になっており直登コースを登ることにする。
キャンプ場の横を通り、林道を進んでいくと何やら記念碑が建っていた。
無視して通り過ぎる。
崖っぷちをトラバースする道に入っていく。
広葉樹はすっかり葉を落としており、スカスカ感が
気持ちの良い尾根道を進む。
39分にて ”シタンの窟”に着く。 漢字では ”指弾の窟”らしいが、何故かカタカナ表記になっていた。 ここは岩の下に小さな掘れ込みがあっただけ。
ここまで、きつい登りも無く ”良い山だ”と絶賛していたが、
この後、褒め過ぎたことに気付く。
左側は絶壁であるが樹木が茂りスリル感は薄い。
右側は次々と岩峰が出てきて楽しませてくれた。
45分にて ”朝日窟”に着く。
鉄製階段で整備された急登をこなすと・・・
こんな歌と大きな
解説板があった。
”朝日窟”から3分程で ”笙ノ窟”(しょうのいわや)に着く。
窟の掘り込みは一番大きく、お宮(?)も一番立派だった。
同じく ”笙ノ窟”の岩峰を眺める。
このオーバーハングをクライミングした人は居るのだろうか。
”笙ノ窟”の岩峰を眺める。
標高もコルの標高ではなく ”日本岳”山頂の標高が書かれていた。
誰かがマジックで  ”コル”と落書きで訂正してくれていた。
58分、尾根筋へ一登りすると ”日本岳”の表示に着くが、
ここは ”日本岳のコル”であり ”日本岳”の山頂は右手斜面の
上の方 ”シタンの窟”の上方にあるはずだ。
急登が連続するが、多くの個所は階段、梯子、鎖で
整備されており歩行困難な個所はなかった。
展望の良さそうな岩があったので相棒はボルダーでアタックするが、
裏から簡単に登れた。 表示が無かったのではっきりしないが
これが ”石ノ鼻”だと思う。
”石ノ鼻”の展望岩から ”水太谷”を見る。 肉眼では霞みの向こうに ”大台ヶ原”が見えていたが、写真には乗っていない。
”石ノ鼻”から手前 ”小普賢岳”、奥に ”大普賢岳”を見る。
ここからコルに下るが、登山道は ”小普賢岳”を迂回する様になっており
”小普賢岳”のピークに登ることはなかった。
良くぞここまで整備したと思わせる程、
鉄製階段が次から次に出て来る。
階段は面白みが無く疲れる。 自然道の方が考えながら登る必要があるので、時間を忘れさせてくれる。
橋の上から見た展望。
途中には立派な鉄製の橋が渡されており、格好の展望所になっていた。
今日の相棒は息子より若くバリバリの体力を有する。
折角、頑張って山頂に着いたのに昼飯にはまだ早いとザックも下ろさない。
山頂に居たジジババ数名は優雅にコーヒーを入れていた。
後は ”稲村ヶ岳”(1,726m)の雄姿、子槍の様なピークが気になる。
1時間48分にて ”大普賢岳”(1,780m)に着く。
気温13℃、1,780m峰は寒かろうと長袖シャツを着て来たのは大失敗。 神戸から来られたハイカーに周辺の山名を同定して貰った。
山頂からは360°の展望であるが、遠景はもやっている。
北西には関西百名山の ”稲村ヶ岳”と ”山上ヶ岳”が見えており、大峰山系の内、”稲村ヶ岳”のみまだ登っていない。
神戸からの親父に教えて貰った展望岩に行く。
親父は ”覗き岩”と言っていたが、覗き岩程の
落ち込みは無く、展望岩だろう。
展望岩よりこれから向かう ”国見岳”、”七曜岳”方面を見る。
道標には ”弥山”までが表示されていた。
崩落帯の際を歩く縦走路に入る。
”水太覗”に着くが、崩落しているので、覗きは出来なかった。
笹が茂って判り難いが、笹の向こうは崩落帯の落ち込みになっている。
ギリギリまで近付いてみるが、ここまでがおいらの限度だった。
”水太谷”を撮るが同じ様な景色ばかり。 右手の遠く見える平たい山頂が ”大台ヶ原”だった。
”水太覗”からは稜線沿いの穏やかな道が続く。 一帯は笹原であるが、
鹿の食害なのか、笹の背丈が低く気持ちの良い雰囲気を出していた。
”大普賢岳”から48分にて ”国見岳”(1,655m)の表示地点に着く。
これまでもそうであったが、ここも山頂でも無いのに山頂表示がしてあり、これは改めるべきと思う。 ここから5~6分で ”国見岳”に登れそうであるが、見たところ薮山なので登るのは止めた。
笹原の穏やかな道は終わり、面白い道が多くなってくる。
この山は退屈させないので好きな山になりそうだ。
途中、展望の良い所があったので通ってきた山々をパチリ。
やたら長い鎖場に出くわす。
鎖が長いだけで大した斜面ではなかった。
鎖を使わずに下ったが、勿体無いので
ヤラセ写真を撮ってもらう。
展望所から崖の下を覗き込む。
”七ツ池”と書かれた窪地がある地点に着く。
”七ツ池”は小さな噴火口の様に見えたが、水はまったく溜まっておらず、
底にガレ場があるだけっだった。 先週の寒波での雪が少し残っていた。
よっこいしょ!と登れば・・・
3時間37分にて ”七曜岳”(1,584m)に着く。 樹木は多少あるが展望は中々良かった。
吹田からのハイカー2名が居たが、この後も下山路で何度か会うことになる。
ずーっと付いて廻っている ”稲村ヶ岳”と ”山上ヶ岳”の山並み。
七曜岳の山頂で17分休憩した後、下山を始めてまもなく、
”無双洞”側への分岐に着く。 後は下るだけと2人で話したが、
この後、予想だにしなかった展開となる。
腹が減ったので山頂の ”八経ヶ岳”が望める展望岩でお昼にする。
分岐からは半端では無い急斜面の下りが続く。
時折、階段が整備されているが、
古めかしく朽ちた物が多かった。
後半、斜度が緩くなってくると落ち葉に隠れた
土が滑り易く、肩に力が入ってしまう。
綺麗と思わせる紅葉もあるが、全山を覆っている程ではなかった。
下山するに従い、紅葉、黄葉が目立つ様になるが、
先週の強風で落葉してしまい、盛りは過ぎていると思われる。
沢音が聞こえ出し、長い下りを終えて ”七曜岳”から56分にて沢に降り立つ。 4段になっている滝を見ているが、”水簾の滝”はこれの下の大きな滝のことだと思う。
梯子のある所に ”無双洞”があった。
この下には綺麗な滑滝があり、絶好の休息ポイントになっていた。
大雨の後にはここからも水が噴出すらしが、今日は水は流れていない。泉源を調べるがごとき、奥まで入ってしまった。
結局、何も無かったらしい。
”無双洞”の奥からはパイプ状に開いた穴から
綺麗な湧き水がこうこうと流れだしていた。
”無双洞”から緩やかに登って枯れ沢に出る。 この時点では”無双洞”から緩やかに下って行き、登山口に帰るものと信じ切っていたが、
この後に280mの登り返しがまっていた。
標柱には ”和佐又方面 20m上の道を右へ”と書かれていた。
涸れ沢を赤ペイントに誘導されて右手の斜面に取り付く。
後は下るだけと思っていたので精神的なダメージが大きく、
体力的にも足に来始めた。
落石する程の石は無かったが、ここは慎重に行きたい。
下山路(?)、最大の登りで、先行者2名が四苦八苦していたが、
我々も直ぐに同じ目に合う。
面白い道が続くが、この時間ではしんどいよーの感じとなってきた。
この横に ”底無し井戸”の表示があったのだが、見過ごして上まで登っ
てしまった。 相棒は ”見て来る”と言って下りて行った。 写真を任す。
これが相棒が撮って来てくれた ”底無し井戸”。 小石を落とした動画ま
で撮ってくれた。 皆が小石を投げ入れるので浅くなってしまわないか心配。
動画再生
残りを一登りすると穏やかな道となった。 本来、こんな道で下山出来るものと思っていたが、完全に裏切られた。 後は疲れた足でも気持ち良く歩ける穏やかな道となり登山口に戻る。
紅葉目当てで来た訳ではないが、まだ、充分な紅葉、黄葉が残っており、景色を眺めながらゆっくりと下山した。
長い下りのはずだ。 無双洞の標高は登山口より280mも低い所だった。
ズームで撮った
”大日山”
だいふげんだけ
無双洞
”朝日窟”を見上げると圧倒される岩峰が広がっていた。
笹原の道から尾根筋の道に入って行く。
しっかりしたくさりが整備されており助かる。
しっかりと作り直された木製階段を下る。
”無双洞”からの湧き水が ”無名滝”となって流れ落ちていた。
この下流側に ”水簾の滝”があることを知っていながら滝見するのを忘れてしまっていた。
かつて大きな流石があったようなゴーロ帯を登って行く。