〔065〕住塚山 (1,009m)、国見山 (1,016m)

2012年03月10日


関西百名山に戻る

奈良県宇陀郡曽爾村
屏風岩に行きたくて
朝、起きて'06年に鎧岳、兜岳に登った帰りに見物だけ行った屏風岩に行きたくなった。
屏風岩公苑はサクラの名勝らしく、4月初めがベストであろうが、その頃には駐車場に入れない可能性がある。今の季節が一番ハイカーが少ないのでなかろうか。遅い時間に自宅を出発する。
Road Map :名阪道を針I・Cで下りてR369を南下して曽爾村に入る。
Route Map:屏風岩公苑から住塚山に登り、国見山から引き返し、ゼニヤタワから屏風岩に登る。
    標高差:259m
累積標高差:581m
関西百名山』 屏風岩の上を歩くことが出来た。
駐車場 登山口 住塚山 ゼニヤタワ 国見山 ゼニヤタワ 一ノ峰 登山口 駐車場
9:16 9:22 9:53 10:13 10:33 10:59 11:33 11:58 12:03
C・T:2時間47分登り:1時間17分下り:1時間24分
屏風岩公苑の駐車場はガラ空き、ガスガスで直ぐ右手の屏風岩がまったく見えない。9時16分に駐車場を出発して屏風岩公苑を登山口に向かう。
折角、屏風岩を見に来たのにまったく見えない状態。今日の天気予報は昼までに晴れるとなっていたので、下山時には見ることが出来るかも知れない。
鬱蒼としたヒノキの植林帯を登って行く。ここは屏風岩の端なので、斜度はきつい。
屏風岩公苑内を6分歩いて住塚山への登山口に着く。
ジグを切って急斜面を登って来た。手入れのまったくされていない植林帯が味気ない。
17分にて屏風岩、住塚山分岐に着く。予定では屏風岩を先にピストンしようと思っていたが、このガスでは屏風岩に行っても何も見えないであろうから、住塚山に先に行くことにする。
住塚山へは緩やかな道が続く。予定にはなかった積雪道になってしまったが、積雪量は少なく長靴でまったく問題なし。
積雪の上には踏み跡がまったくなし。前月からハイカーとまったく会わないのは連続5山目である。
標高千mとは思えない緩やかな登りが続く。
山頂が見えて来た。山頂付近はササに雪が乗っていて良くない雰囲気だった。
37分にて”住塚山”(1,009m)に着く。山頂は樹木で覆われており晴れていても展望は少なそうだ。
ガスっていなければ展望があるのではと思われる方向。どんな景色が見えるのか気になるところである。写真を撮って直ぐに国見山に向かう。
国見山へはゼニヤタワの鞍部に向けて大きく下って行く。樹氷で有名な山ではないが、綺麗な樹氷を見せてくれた。
ここではエビの尻尾ではなく、”ヒラメの縁側”になっていた。大きなものでは巾3cmのウィングとなっていた。
晴天下で見たかった樹氷であるが、ガスの中での樹氷は寒々しい。
”ゼニヤタワ”は4方向の分岐点となっているが、下山路としたい南東方向には何の表示がなかった。
1時間06分にて、住塚山から20分にて”ゼニヤタワ”の鞍部に着く。ここから国見山に向けて登り返しとなる。
樹木とササに覆われているので、普通の道に見えるが、両端は激しく落ち込んでおり、ナイフリッジ状になっている。
ゼニヤタワからの登り道。最初は広い道であるが、このストレートの突き当りから岩峰登りとなってくる。
登山道には点々と矢印が打ってあったが、大きな鳥の足跡だ。
ガスが薄くなって来たが、肉眼でも見通しはまだ悪かった。
山頂手前も相当な馬ノ背、ナイフリッジであるが、樹木でスリル感はまったく無し。気を付けて見ないとその急峻さも判らない。
やっかいな岩にはロープが張ってあり助かった。気温は
5℃あり、アイスバーンになっていないのが幸いである。
1時間17分にて、住塚山から40分で
国見山”(1,016m)に着く。
山頂標識が見えて来た。
国見山とは戦国時代の見張り山だった様でこの名の山は大体展望が良い。
この国見山も晴れていれば360°の展望が得られそうだ。
薄いガスの向こうに見えた”住塚山”。6分程、ガス切れ待ちをするが、長くは待つ気がないので下山に入る。
少し待っているとガスが切れて陽射しがあった。
滑って転ばない様に慎重に下って行く。
積雪は少ないが地面が緩んでいるので滑り易い。
この岩も難儀する。雪面に付いているのは自分の靴跡だけ。
登り時ですら難儀した岩場に戻る。
フィックスロープを頼りに下る。
下り途中の展望所、天気予報通りにガスは大分切れてきた。
意外としっかりした道が伸びていた。下るにしたがい、小さな沢を何度か渡る様になるが、全て問題なしだった。
下山20分にてゼニヤタワに戻ってきた。一か八かになるが、南東に向かう登山道に入る。どこに出るのか知らないが何とかなるだろう。
下山27分にて舗装された林道に出る。ここが林道終点でその先には踏み跡があるが、方向が違うので林道を少し下ってから沢道に入る。
沢道は直ぐに終わり、その先は倒木帯だ。ここんとこ下り最後は倒木帯に入り込んでおり、今日も又かの感じで乗り越えることにする。
倒木帯は半端ではなかった。この先には登山道があるはずと右へ左へと倒木を避けながらウロウロと進む。しかもヒノキの葉に積もった雪が解け始めて、雨の様に降ってくる。
倒木帯を突っ切って登山道に出た地点は登り時に取り止めた屏
風岩への分岐だった。これで屏風岩の上部に行くことが出来る。
屏風岩上部の縁を登って行く。
登り途中から急峻な”国見山”を見ることが出来たが、どこからも樹木が邪魔をして、よくは見えなかった。
一ノ峰”(934m)と表示された屏風岩の最高峰に着く。
この先は160mの絶壁であるが、樹木が生い茂っているので崖っぷちの道を歩いている感じが薄い。
眼下に駐車場の自車が見える。
荒船山の臼井さん状態にならない様に、常に半歩下がって写真を撮る。それでも縁が崩れはしないだろうかとドキドキする。
登り時の道と同じ様な急斜面をジグを切って下って行く。
屏風岩歩きを終えて下山分岐に着く。ここから舗装林道への道が伸びている様だ。右へ曲がり下山する。
道路を5分歩いて駐車場に戻る。出発時には1台も車が停まっていなかったが下山時は満車状態だった。これはハイカーの車ではなく、バードウォッチング者の車である。
2時間42分にて、国見山から1時間19分にて登山口に出る。
〔屏風岩公苑散策〕
朝、見ることが出来なかった”屏風岩”を眺める。前回は晴天下で見ることが出来たが、今日はベタ曇りだ。
十数分前にはあの屏風岩の縁を歩いていたのだ。
1匹の小鳥の鳴き声を追っかけているバードウォッチのジジー。それぞれ高価そうな望遠レンズを装備している。人の趣味は語
れないものであるが、花の写真を撮っているおいらも同じ様な
ものか。
山頂より屏風岩公苑の方が展望が良い。
この付近には国見山の山名が多い。
この後、登る予定の”古光山”が目の前に聳えている。ピークが4つ見えるので、縦走するのではなく出来れば古光山だけに登りたい。
樹氷で有名な”三峰山”はまだ真っ白だ。
くにみやま
すみつかやま