〔010〕霊仙山 (1,094m)

2010年04月18日


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滋賀県米原市上丹生
ウィキペディアから
鈴鹿山脈の最北端にあたる。多賀町の北東部に位置している山頂からは近江盆地と琵琶湖が一望できる。スキー場などの大規模開発がほとんど行われていないため、豊かな自然が残っている。比較的登りやすいなだらかな山であり、登山道も整備されているため、登山初心者を始め登山客に人気が高い。春には西南尾根にフクジュソウ(福寿草)の群落が見られ、夏から秋には山頂一帯にトリカブトが多く咲く。夏場や湿度の高い時期には山ヒルが多い地域があるため、事前の情報収集やヒル対策が必要である。
Road Map :名神道を米原ICで下りて、県道17号線から醒井養鱒場に向かい、上丹生から神明神社に行く。
Route Map:上丹生側の谷山谷の沢道から登り、最高峰、霊仙山を経由して横道コースから下山する。
標高差:約871m
関西百名山』 沢コースの楽しさ、高山帯の様な山頂付近の展望の良さに魅了された。
コースタイム:6時間02分(休息時間含む)
下り:2時間29分(横道コースから下山)
最高峰 霊仙山 経塚山 横道分岐 広畑分岐
登山口
12:03 12:13 12:31 13:00 13:27 14:32
登山口 屏風岩 漆ヶ滝 避難小屋 経塚山 最高峰
8:30 :36 10:00 11:14 11:23 11:48
登り:3時間18分(最高峰まで)
りょうぜんさん
上丹生から狭い林道を走ると終点に10台程が停められる
登山者用の駐車場があった。
林道はまだ続いているが車はここまで。8時30分に登山口から出発する。モミジの新緑が美しい。入口にコースマップと共にガイド文在り。
古びた林道を進んで行く。丁度、サクラが満開だった。
林道歩き6分程で左手に”屏風岩”が見えてくる。今年2月に古座川の
”一枚岩”を見ているので、迫力あるとは感じなかった。
登山道が判らない、やたら広い河原を進む。兎に角、上流側に進めば問題ないと思うが、探せばペンキマークも付いていた。
林道歩きは10分程で終わり、この先は林道が崩壊して、河原に消えている。ここにネットで有名な”西出商店”のオヤジの物と思われるオートバイが停めてあった。有名オヤジに会ってみたい。
景観の良い”谷山谷”沿いに進んで行くが、早速、渡渉が始まった。
石灰質の白い岩が目立ち、景観の良い谷である。
無理でも無く、簡単でも無い渡渉が楽しく、それぞれが好きにコース取りして渡渉して行く。
これも西出オヤジの作品らしく、”バス停前、西出商店”の宣伝がきっちりと書いてある。至る所に廃材を利用した標識があり、人柄の良さを感じてしまう。
小さな渡渉を繰り返す。回数は6回まで数えていたが、その内、回数が判らなくなる程に渡渉を繰り返して行く。
沢水も透明度が高く綺麗に透き通っていて、小さな滝が多く、本当に楽しめるコースだと感じた。
鉄砲水で押し流された様なガレ場を進ん行く。
対岸に”コウモリ穴”の標識を見付け、行ってみる。
奥深い穴だったので、穴の奥までは見えず、コウモリが居るのかまでは確認出来なかった。
先行して渡渉した先輩は皆の安全を見守っているのではなく、誰かが
ドボン”しないかとワクワクしながら見ているだけ。
今週、雨が降っているので水量は多い方だと思うが、
これ以上、水量が増えると渡渉困難な個所が出てきそうな感じではある。
二の谷”から流れ込む無名滝。
ほとんどが沢沿いの道であるが、谷の深い個所では迂回路の道に入ることがある。総じて大した登りにはならなかった。
1時間にて”広畑分岐”に着く。ここを右に入れば横道コースとなるが、往路時点ではここから下りて来る予定では無かった。
崖が迫り、どこを歩いて良いのか判らない個所ではあるが、一旦、右岸に登って直ぐに沢に下りることになった。
”くぐり岩”に向かって渡渉する。ここで道を見失うハイカーが居るらしいが、ここは岩を潜ってしまえば問題無し。くぐり岩よりも周辺の綺麗なコケに魅了される。
1時間09分にて”くぐり岩”に着く。
”くぐり岩”と言う割には穴が大き過ぎて、
ほとんど屈まずに通過することが出来た。
小さな滝(落ち込み)を高巻きする。
本場、屋久島の”もののけの森”に負けない様なコケの庭園が広がる。コケ好きのおいらには堪らない景観である。
ヒロハアマナ”(広葉甘菜)
ハシリドコロ”(走野老)は下向きに可憐な花を咲かせていたが、毒があるらしい。
バイカオウレン”(梅花黄蓮)
綺麗なコケの道が続き、相変わらず何度も渡渉する。
コケと綺麗な沢水のコラボレーションが堪りません。
1時間半を要して前方に大きな滝が見えてきた。これが”漆ヶ滝”の様だが、滝口までは崩れかけの斜面をトラバースする必要があった。
落差20mの段瀑である”漆ヶ滝”。ロープを頼りに滝口まで行くが、誰も追従してくれずにほったらかし。右側の大きな岩の下には地蔵さんが祀ってあった。
登山道は”漆ヶ滝”手前の分岐から右手斜面を登って行く。
少し登ると”漆ヶ滝”を上部から見下ろすことが出来た。
上流にも渓流瀑が続いていた。
一登りすると再び沢に戻り、大きな無名滝が迎えてくれる。
左写真の滝を覗き込む。飽きない景観が続き、メンバー全てがコースの良さを絶賛する。
横道コース分岐”に着く。この時点ではここから下山することを考えていなかったが、結果としてここに戻ってくることになる。
この分岐には”井戸ヶ洞”との地名が付いているらしく、ここからも細い谷を登って行くが、沢水はほとんどなくなってしまう。
もはや、登山道らしいものはなくなり、谷底を淡々と歩いて行く。
時折、石灰岩が風化した面白い形の岩が楽しませてくれる。
柏原登山口からの登山道と合流する”四丁横崖”から沢を離れ笹原を登って行く様になる。ここまで長い沢歩きだった。
2時間44分にて”避難小屋”(米原小屋)に着く。
登り切ると展望が一気に開け、背の低い笹原からは伊吹山も見えるが、今日も見通しが悪く霞んだ遠景となってしまった。
関西の山に在りがちな展望を邪魔する樹木が一切ないので、高山帯に出た様な景観が広がる。
沢道だけではなく、山頂一帯も感じの良い山だ。前方の経塚山を経由して、まずは最高峰に足を運びたい。
まずは石灰岩がゴツゴツと剥き出しになっている”経塚山”に登る。”フクジュソウ”が咲いていないかと探しながら登ったが、こちらの山域には”フクジュソウ”は咲いていない様だった。
関西でこんなに展望の開けた山は久し振りだ。
”最高峰”への登り途中から”伊吹山”(1,377m)を見る。肉眼では”伊吹山”の後ろに白く雪を被った”能郷白山”(1,617m)が見えていたが、霞み(黄砂)が酷く、写真には乗っていない。条件が良ければ”白山”も見えるらしいが、今日はまったく見えなかった。
”最高峰”側から”霊仙山”を見ると、
山頂に沢山のハイカーが群がっていた。
ズームで見るとジジババツアーハイカーが休息している様だ。
そう言えば谷山谷の沢道ではジジババを見掛けなかった。
どうも年寄りは渡渉の多い沢道を敬遠する様だ。
3時間18分を要して”霊仙山最高峰”(1,094m)に着く。
何故、標高の一番高い、ここを”霊仙山”と呼ばないのか、不思議!
琵琶湖も見えてはいるが、霞んでしまっている。
今日は霞みが酷く、遠景は絵にならない。
山頂では丁度、12時となりお昼休憩にする。風が強く寒いので陽だまりを探して座り込む。
が、休息はたった15分で終えて”霊仙山”に移動する。
”霊仙山”からの琵琶湖方面の展望。目障りなおっさんが眠り扱けている。
兵庫、岡山のクソ山には山頂到達の証拠写真は不要と思っているが、
関西百名山には残していきたいと思う。
今回も多数決で敗退。我ら老人クラブ(?)は民主主義で物事を決めて
いるが、”汗拭き峠”からの長い林道歩きが敬遠され、来た道を戻り、
横道コースに入ることが3対1で可決された。”汗拭き峠”側には
S・Cコースがあるかも知れないが、無いかも知れないので大きな声では言えなかった。
横道分岐までは同じ道を引き返すが、
良い道は良いの感じで楽しく歩けた。
霊仙山から41分にて分岐に戻り、横道コースの水平道に入る。
展望は得られないが、スカスカの樹木で明るく、雰囲気は最高に良い。
ずーーっと下の方から”漆ヶ滝”の沢音が聞こえてくる。
本当に勾配の少ない水平道を進んで行く。
コバイケイソウ”が沢山、芽吹いている個所に出ると、
美しが原”と表示されていた。”美しが原”と呼ぶには
余りにも狭過ぎるではないか。ここは愛嬌か。
これだけ水平道が続くと、当然、最後の激下りが予想される。
しかし、良い道だ、新緑の時にでも再度来てみたい感じだ。
念願の”西出商店のオヤジ”に遭遇。今日は店が定休日なのでチェンソーを担いで山に入っているらしい。しばし、いろんな質問をするがやさしく教えて頂いた。このボランティア精神は我々凡人には真似の出来ない世界だ。お礼を言って先に進む。
下山1時間24分にて”二の谷分岐”に着く。オヤジが言っていた様に”一の谷”へは崩壊で通行止めとなっており、ここから谷山谷に向かって下って行く。予想していた通りに、ここから登りたくない程の激下りが続いた。
沢に下り終えてからは同じ道を引き返すのであるが、又、渓谷美に見入ってしまう。今日は下山路も飽きることがなかった。
白い岩肌と透明度の高い沢水、少ないが野草の花も見ることが出来た。
一貫して優しい傾斜ながら、綺麗な渓谷を眺めながらの登山道には全員感嘆だった。
ハイカーの少ない楽しめるコースだった
西出商店のオヤジの整備が行き届いているせいか、面白いコースなのにハイカーは少なかった。渡渉が多いのでジジババ軍団が敬遠しているのかも知れないが、我々に取っては渡渉の多さが楽しく、面白かった。
山頂からの展望も良く、雪山でも登れそうな山だった。
ヤマヒルの名所
ネットを見てみるとヤマヒルがやたら多いことが書き込まれていた。
今日はまだ気温が低いせいかヤマヒルと遭遇しなかったが、5月末当たりからは出てくるらしい。
四人の八つの目で”霊太君”を探しながら歩くが、出合うことはなかった。
コースタイム6時間を要して、サクラが満開の駐車場に戻る。
西山谷の渓谷から広い河原に戻り、林道から下山する。面白いコースだった。
渡渉地点以外の登山道は歩き易く整備されている。
漆ヶ滝(落差20m)