〔008〕御池岳 (1,247m)

2015年03月08日


関西百名山に戻る

滋賀県東近江市
Road Map :名神高速を湖東三山ICで下りて、R306をを通行止ゲートまで走る。
Route Map:ゲート手前から沢沿いに進み二俣で尾根に取付く。登山道に出合ってからは御池岳を目指す。
    標高差:804m
累積標高差:1,063m
関西百名山』 ガス〜ホワイトアウト〜晴天〜ガスの変化の激しい天気となった。
コースタイム:6時間50分(国道歩き37分含む)
登り:3時間32分
(御池岳まで)
下り:2時間40分
(奥の平から)
国道306号線冬季通行止
御池岳に登るには国道306号線を利用して鞍掛トンネル前の駐車場から登るのが一般的であり一番楽に登れるが、国道3066号線は3月末まで冬季通行止めとなっており、滋賀県側からも三重県側からも通行止めゲート前から長い距離を歩くことになる。今回は比較的距離の短い滋賀県側から登ってみることにした。道路の積雪状態は? 登山道は付いているのか? さっぱり判らないまま出発する。
御池岳
3月末の通行止解除を待って登れば楽な山歩きが出来てフクジュソウも見れるのであるが、それは'12年3月に行なっており、今回はあえて困難覚悟で雪原を歩きたく行ってみた。雪が緩んでいて予想以上に困難な歩きとなった。
天気に翻弄される
登るにしたがいガスが濃くなり、山頂手前ではホワイトアウトまでになってしまった。今回は他チームのガイドに付いて行って山頂まで行くことが出来たがホワイトアウトを経験するとGPSは必須に思える様になる。山頂ではガスが切れて晴天になってくれたので超ラッキーだった。しかしその晴天も長くは持ってくれず、再びガスガスとなったのが残念ではあった。
鞍掛橋の横には登山届けポストがあったが、登山届けを出さねばと思いながら見て見ぬ振りをして通り過ぎる。
R306の通行止めゲート前に先行車が一台停まっており、その後に車を停める。先行車は4名のハイカーで登山準備を終えて先に出発して行った。それを追う様に我々も8時30分に駐車地を出発する。崖崩れで通行止めになっている林道跡に入る。林道跡には崖崩れ防止の土嚢が詰まれており設置された梯子で乗り越えて行く。
林道跡が消えてしまった後は”御池谷”を歩く様になる。
ここからは登山道は無くなり、マーキングもまったく無くなる。
しばらくは林道跡を歩くが、崩壊してしまったのか林道跡は無くなってしまう。
先行4人組に追い付き、その後に付いて行く。我々には尾根への取付き場所が判らなかったが、
4人組のリーダはここに来た経験がある様でまだ先と教えてくれた。御池谷は倒木で荒れている。
4人組みに付いて行き、御池谷が二俣になった正面の尾根筋に取付くことが出来た。尾根筋には杣道が縦横に走っているが、尾根筋を上へ上へと進むことにする。尾根に取付けばガイドは必要ないので、先に行くことにした。
誰も多くは語ってくれなかったが、4人組みはツアーハイカーの様であった。リーダー格で先頭を歩くじいさんがガイドらしい。
足元が滑れば滑落しそうなのでステップを切りながら急斜面を登り続ける。鞍掛尾根の登山道に出るまでの1時間20分をひたすら登り続けた。この尾根登りで全ての体力を使い果たした感じになる。
アイゼンもワカンも必要ないが、尾根の登りはきつい。
4人組みが追い付いて来たのでガイド役をして貰う為に後に付いて行く。
登山道に出てからもきつい登りが続き、途中で休憩を入れて
2時間33分にて”鈴北岳”(1,182m)に着く。ガスガスとなりここからの大展望はまったく見えない状態だった。
3時間32分にて”御池岳”(1,241m)に着く。
山頂に着いた喜びよりガスで何も見えない残念感の方が強かった。
”日本庭園”辺りで完全にホワイトアウトとなり、目先が見えなくなってしまう。ガイドのコース取りが合っているのか後ろからGPSで確認しながら付いて行くが、さすがはガイド、バッチリ合っていた。積雪が緩み4人組みがワカンを付け出したので我々もワカンを付ける。
久し振りに今日の相棒と記念写真を撮る。
地元の老夫婦と昼食を始めると、突然ガスが無くなり青空となった。
目を北側に転じると”伊吹山”更に”能郷白山”が雲から頭を出していた。
眼下には”いなべ市”のゴルフ場、工業団地が見えていた。遠くの白いのは山脈の積雪ではなく、
雲が連なっているだけの様だ。
晴れている間に又々記念撮影。
御池岳での昼休憩後は”奥の平”に向う。
4人組みは”ボタンブチ”に向って行ったので分岐でどうしようかと迷ったが、先に”奥の平”に行くことにした。
たおやかな”奥の平”の登りには各登山口から来られたハイカーの踏み跡が沢山あった。
御池岳から13分で”奥の平”(1,241m)に着く。奥の平には樹木が生えていなく360°の大展望地となっていた。日当たりが良いので山頂の雪は解けてしまっていた。
まだ黄砂の影響を受けていなく真っ白な雪原が広がっていた。
御池岳特有の石灰岩も所々で頭を出している。
盆栽好きのおいらには、この樹形がもの凄く気に入った。
再びガスが出て来たので”ボタンブチ”行きはは取止めて、御池岳に戻り下山を始める。鈴北岳への登り返しは辛かった。御池谷の沢歩きが嫌なので鞍掛峠へ下山して国道を歩いて戻ることにした。写真は鞍掛尾根を下山している様子。
鞍掛尾根は緩やかに下って行くだけの道なので楽チンではある。所々には小さな雪庇があったが、そばを通ることはなかった。
下山途中で見た”藤原岳” 御池岳まで縦走出来るらしい。
下山1時間32分にて”鞍掛峠”に着く。これで雪道が終ったとホッとしたが、この先、今回最大の難所が待っていた。
しばらくは積雪の無い登山道であったが、下るに従い登山道が雪崩れで完全に覆われた箇所が何度も出て来る。しかも踏み跡がまったく無い。この登山道を誰も利用していないのだ。滑落しそうな雪面にステップを切りながら慎重に下って行く。
雪の立壁にステップを切りながら登り切った所。立壁では緊張し過ぎて写真を撮る余裕もなかった。
記憶のあるスギの植林帯の登山道を下って行くが、雪が緩み再度ワカンを付けたい程に沈み込みが増えてきた。
積雪が緩み歩き難い登山道が続く。
鞍掛峠から31分にて”鞍掛トンネル西口”の駐車場に出る。
鞍掛トンネル西口の駐車場と登山口。
通行止めゲートとこことの標高差は190mある。
鞍掛トンネルからR306を歩いて戻る。R306には積雪はまったくなかった。楽チン歩きではあるが距離は3km以上あった。
R306歩き31分にて通行止めゲートに出る。
駐車地は目の前である。
下山はコースをピストンした4人組に負けてしまった。
やはりR306歩きに時間が余分に掛かってしまった様だ。
自慢にも成らないが車の発進は我々の方が早かった。
おいけだけ