伊勢山上 (390m)

2015年04月18日


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三重県松阪市飯福田町
Road Map :伊勢自動車道を一志嬉野ICで下りて県道30号線から県道45号線に入り飯福田寺に向う。
Route Map:飯福田寺山門前駐車場から表行場と裏行場を巡る。
    標高差:155m
累積標高差:374m
三重県の山』 デンジャラス過ぎてエスケープする行場もあった。
コースタイム:2時間08分
表行場周回:1時間26分

裏行場周回:18分
伊勢山上は険しい行場巡りの山であり、以前から気にはなっていたが、一山だけで三重県まで行くのは
交通費が勿体無いので中々行く機会がなかった。同じ気持ちの山友から誘いがあり同調することにした。
伊勢山上
入山料が高いこと意外は面白いコースだった。 鐘掛のボルダーは多くのハイカーが登っているので登れないはずはないと思うが、経験者から足の置き場の指示が欲しい所だ。
この山はハイキングとするよりアスレチックと思った方が良いかもしれない。
入山料が必要な山
古くは立山の雄山に始まって、男体山、奈良の倶留尊山、奈良の三輪山、大阪の二上山は山頂まで登らない、あるいは裏道から登るで入山料の支払いを避けてきたが、ええジジーになったので、整備費的な入山料なら積極的に支払って行こうと思っている。
それでも税金を禄に払わない神社仏閣に対しては支払いたくない気持ちはある。
錫杖ヶ岳に行く
伊勢山上の行場巡りは意外と短時間で済み、体力も必要なかったので帰りの駄賃として帰り道の名阪国道沿いにある”錫杖ヶ岳”に行ってみることにした。
いせさんじょう
飯福田寺
(いぶたじ)

〔表行場周回〕

〔裏行場周回〕

飯福田寺(いぶたじ)の仁王門前の駐車場に車を停めて9時15分に歩き始める。 クライミング練習だと言うおばちゃん連中が先に出発して行った。
飯福田寺に寄って入山料を払いに行くと坊主が出て来て行者コースの注意点を長々と喋り出す。 まずは登山靴を履いているのかチェックされ、自己責任で登ること、危険と思った時には迂回路を使うこと等を一通り喋って入山料は500円と言う。 ネット調べたがもっと安かったと文句を言うが、先代から500円を支払って貰っているとウソを言う。
どこの山でも入山料を払わずに頑張って来たおいらであるが駐車料金と思ってしぶしぶ500円を払う。 そして入山届けを出しておく。
坊主の説明が10分以上と長かったので実際の出発は9時26分になっ
てしまった。 道路を挟んで飯福田寺の対面にある薬師堂への階段を上る。
説明された通りに薬師堂の境内を左に曲がり、行場入口に入る。
行場入口にもしっかりと入山料を払えとて書いてある。
平日なら坊主も受付には出ておらず ”志し”の箱に200円程を掘り込ん
で登る連中が多い様だ。 飯福田寺に寄らずに登ってしまう手もあるが、
これからの時代はマナーとしてきっちりと入山料を払うべきだと思う。
ヒノキ林の中の登山道を登って行くと・・・
第一関門として ”油こぼし”の壁が出て来るが、
くさり場となっていたので、何てことはなかった。
”油こぼし”の岩壁を登る。
”油こぼし”を登り切ると ”行者尊”が鎮座する展望広場に出る。
展望広場からは眼下に飯福田寺の屋根だけが見えていた。
”行者尊”からはスラブを ”岩屋本堂”に登って行く。
”岩屋本堂”の岩の笠が見えて来た。
今日は良い天気になったので撮影方向によっては激しい逆光となってしまう。
”岩屋本堂”へ下って行く道には手摺りが付いているが、
手摺りが頼りなくデンジャラスな道だ。
伊勢山上での一番のハイライト ”岩屋本堂”に着く。
表行者コース中、一番の難所 ”鐘掛”の壁をしばし眺める。
くさりが張っていないのでボルダーで登るしかない。 登るのを諦めて引返そうと思ったが、後ろ髪を引かれて挑戦してみる。
壁から飛び出た岩しかホールドは無いのだが、そのホールドの
間隔が広過ぎて手足が届かない。 頑張れば行けない事は無い。
落ちても死なないだろう。 と考えつつも結局諦めて途中で降りることにした。 結果、降りる方が恐かった。
”鐘掛”の登りを諦めて迂回路に入るが迂回路とて
難所ではあった。(普通には登れました。)
迂回路での登り終り地点。
”岩屋本堂”の岩笠の上に出る。 この真下に ”岩屋本堂”がある。
ここからの展望は最高であった。
”鐘掛”をボルダーで登れたら垂直の壁をこのくさりで登ることになる。エスケープして正解だったかも・・・
正面に ”抱付岩”の表示が出て来た。 この岩をボルダーで登れと言う
ことか?  表示が無ければコースの一部だと判らなかっただろう。
”抱付岩”は簡単に!とは言えないが、小さなホールドがあったのでボルダーで登ることは出来た。 くさり場も登れない程の恐がりだった相棒もボルダーが出来る程に進歩していた。
”抱付岩”の上部。 向こうの坊主岩が ”岩屋本堂”岩笠部。
前半の行場を終えて、後半の行場へ進んで行く。
尾根道の途中に ”小天上”(328m)の表示があったが、
ピーク感は無く山頂とは思えなかった。
尾根道に入ると展望の利かない普通のハイキングコースとなる。
表行者コース中の最高峰である ”大天井”(370m)の表示に着くが、
ここもピーク感は無しであり、見るべき物は何も無い。
”小天上”〜”大天井”間はフラット尾根道であり、展望は皆無に近い。
”亀岩”の表示に着くが、”亀岩”は単なる展望岩の様だ。
”大天井”からは尾根筋を緩やかに下って行く。
”亀岩”からの大展望、これから通る岩峰が見えていた。
穏やかに下って行く。 今の所は平和である。
”亀岩”から下って行く。
おじんのへっぴり腰!
1.3m程の段差を降りるが、オーバーハングなので足の置き場が見えない。 フックが1ヶ打ち込まれており、これが助けになる。
上りは順調で問題無し。 伊勢山上の岩峰はグリップが良く、
岩屑も無いので安心して歩ける。
迂回路はあるが ”鞍掛岩”に上ってみる。
”鞍掛岩”を下って ”蟻の戸渡り”に向う。
ここはシームレスに繋がっている。
”蟻の戸渡り”は牛でも通れそうな巾があった。
”不動棚廻り”の表示があったが、何を指して言っているのか判らない。岩のせり出しのことなのか?
”小尻返し”にも迂回路があるが、上ってみて様子を見てみる。
上りは何ともないが、問題は下りだろう。
”小尻返し”から ”岩屋本堂”が見えた。 飯福田寺を同時に出発したクライミング講習会のレディ達がまだ ”行者尊”辺りをウロウロしていた。
”小尻返し”の終端は下が見えない程の落ち込みとなっていが、
くさりさえあれば問題ない。
まずは上からお手並み拝見とするが、なんと!岩峰にはステップが切ってあったので見た目程の危なさはなかった。
中番。
終番。
”へっぴり腰”のおいらも岩を下りる。
直ぐに ”飛石”へ登り返す。
この辺りのスラブは姫路市の明神山によく似ている。
飛石”で記念撮影であるが、
テッペンには恐くて立てないらしい。
”飛石”からくさり場を下る。
注:頭のテッペンは写さないで下さい。
”平等岩”と書かれているが、どれが?どこが?状態である。
再び ”岩屋本堂”が見える箇所があった。 さすがの講師は ”鐘掛”のテラスまで上り、
生徒を誘導している様に見えた。 楽しそうな雰囲気が伝わる。
長い石階段は苔生しており、巾が狭いので歩き難い。
これを下りれば表行場の周回は終了となる。
内容は濃かったが、時間的には呆気なかった。
雪彦山と同じく ”シャガ”が沢山咲いていた。
一旦、仁王門の駐車場に戻り ”裏行場”の入口に向う。
道路を10分程歩くと ”裏行場”の入口に着く。 行き成り”油こぼし”のくさり場となるが、表行場の”油こぼし”より規模は随分と小さい。
”油こぼし”は苔生しているのがやらしい位で簡単に登れた。
スラブ状の岩が続く河原は良い感じである。 水も綺麗!
”油こぼし”の後は穏やかに登って行く。
”馬ノ背”を登って行くとフラットな岩峰に出る。
ほんの数分で ”獅子ヶ鼻”の広い岩峰に出る。
展望はすこぶる良かった。
東に伸びた鼻先に行ってみるが、ここから先へは下れない崖になっていた。
”獅子ヶ鼻”の裏側に廻りこみ、くさり場へ向う。
くさり場の降り口に着く。
陰気なヒノキ林に向けて垂直のくさり場を下る。
くさり場の岩峰は苔生しているが、岩面に凸凹が多く
簡単に下ることが出来た。
後は ”獅子ヶ鼻”の岩峰を廻り込んで下山するのみ。
たった18分で ”裏行者”の周回を終えてしまった。 つまんねえの!
結局 ”裏行者”コースには ”獅子ヶ鼻”しかなかったのだ。