蝶ヶ岳 (2,677m)〜蝶 槍 (2,655m)

2012年08月04日


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長野県安曇野市
ウィキペデアより
蝶ヶ岳は、飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,677mの山。常念山脈の稜線上、常念岳の南にあり、山体すべてが長野県に属する。中部山岳国立公園内にある。蝶槍の南に三等三角点(標高2,664m点名は蝶ヶ岳)があり、長塀ノ頭が最高点(標高2,677m)である。1990年(平成2年)頃に、蝶ヶ岳の山頂は前者から後者と解釈するように変わったとされている。山体はなだらかで、蝶ヶ池、妖精ノ池などの湖沼が点在する。稜線は、二重稜線となっている。この二重稜線が積雪に大きく関与するため、高山植物の分布に影響を与えている。
山頂付近は、森林限界のハイマツ帯で、ライチョウの生息地となっている。
Road Map :長野道を豊科ICで下りて県道495を東進し、三股への林道に入る。
Route Map:林道ゲート前からまめうち平、蝶ヶ岳、蝶槍を往復。
  標高差:1,385m
沿面距離:17km
その他の山』   北アルプスの入門コースを歩く。
コースタイム:8時間16分(蝶槍往復、休息時間含む)
下り:2時間23分(蝶ヶ岳から)
蝶 槍 蝶ヶ岳ヒュッテ 大滝山断念 まめうち平 力 水 常念岳分岐 三股P
10:28 11:04 11:26 12:56 13:32 13:46 13:58
三股P 常念岳分岐 力 水 まめうち平 蝶ヶ岳ヒュッテ 蝶ヶ岳 蝶 槍
5:42 :57 6:14 7:08 9:15 9:18 10:16
登り:3時間36分(蝶ヶ岳まで)
今日の温泉
先週、常念岳の登山口でどこかの温泉の割引券を貰っていたが、帰り道にあった”ほりで〜ゆ〜”に入ることにする。
入浴料は500円と意外と安かったが、露天風呂からは常念岳も望める良い温泉だった。
有明山の登山口に移動する
三股から中房温泉の有明山の登山口は直ぐ近くであるが、一旦、町に出てコンビニで食料とチューハイを仕入れてからと中房温泉に向う。有明荘、中房温泉周辺には駐車場が沢山あるが、駐車の混雑ぶりは凄かった。
下山時間は不明瞭
今日は寄り道が多かったのでどこからが下山か判らないが、大滝山断念から引返した分岐からを下山とすると2時間23分にて車に戻ることが出来た。
結果良ければ全て良し
先週の登山口間違いから端を発してリベンジとなったが、もし先週に蝶ヶ岳に登っていれば今日ほどの大展望を望むことが出来なかったので、結果オーライの形になった。
常念岳へは一回目で晴天時に登っているので、先週のガスは残念に思うことはなかった
蝶は展望山としては最高
数々の山から北アルプスを眺めてきたが、蝶からの眺めが一番良かったと感じた。穂高連峰への距離が近く、眼下に梓川を望み、東からの日光の当り具合は良いのだろう。笠ヶ岳からの展望も素晴らしいが、穂高連峰が山影となってしまうので、夕刻からでないと大展望が得られない。兎に角、蝶からの展望は良かった。
長野道、梓川SAで車中泊をして早朝に三股登山口へ向う。道中、安曇野から見た常念岳、蝶ヶ岳は雲一つない晴天であるが、夏空なので昼からはガスが上がってくるのだろう。先週、道を調べておいたので今回は道間違いをすること無く三股に入れた。
三股への林道には道路沿いまで駐車で一杯であったが、先週の駐車場から登山口までの林道歩きの反省を踏まえ、駐車場最奥まで進んでみると車止め前に一台分のスペースが空いていた。この時間に車止め前に駐車出来たのは非常にラッキーだった。この駐車場には大きなトイレもあった。
5時42分に車止めを抜けて林道を歩き始める。気温16℃でTシャツでは寒い位だ。
林道を15分程歩くと管理小屋とトイレがあり、ここで登山届けを書かされる。「充分な水は持っていますか?食料は持っていますか?」と親切なのか、お節介なのか判らない質問もされた。ボランティアでやっているのかと聞くと仕事だと言っていた。
管理小屋からは登山道となり、直ぐに先週捜し求めた常念岳への分岐となった。三股とはこの分岐のことらしい。
本沢に掛かる吊橋を渡る。
吊り橋中央から本沢を見る。先週、兵庫の渓谷巡りをしたが、水の透明度が圧倒的に違う。
吊り橋を渡ってから本沢を離れ枝沢に入って行く。テント泊なのか、大きなザックを背負ったハイカーが多く、いつもの牛歩ながら次々に抜いて行くことが出来た。
登山道には沢の様に水が流れ、これが涼しくて気持ち良い。
32分にて”力水”に着く。”最後の水場”と掛かれており、
ここからは沢を離れ斜面に取り付く。三股から0.8km、
蝶ヶ岳まで5.6kmと書かれていたので、ここはまだまだ
序盤である。
展望の利かない樹林帯を黙々と登って行く。
一瞬、展望が開け”常念岳”が望めた。しかし、何て好天気なのだろうか!ガスが上がってくる前に蝶ヶ岳に登れるのだろうか?今日の出発の遅さが悔やまれる。
”まめうち平”からは緩やかに下り、湿地帯の様な鞍部を通る。雨後は泥濘が出来そうであるが、晴天続きで路面はほとんど乾いていた。樹林が濃くて自然に包まれている感じが強かった。
黙々と登り続け1時間26分にて”まめうち平”に着く。
ここはフラットな広場となっており、多くのハイカーが休息していた。ここに蝶ヶ岳まで3.9kmの表示があり、まだ半分も来ていない。休憩無しで先を急ぐ。
”蝶沢”付近からは”前常念”と”常念岳”が望めた。
2時間08分にて”最終ベンチ”に着くが、多くのハイカーが休息していて写真を撮ることが出来なかった。
2時間05分にて”蝶沢”と掛かれた箇所に着く。小さな沢を渡るのであるが、水が流れておらず残念だった。力水は序盤過ぎるのでこの辺りで沢水が欲しいところである。
足場の悪い急登をこなす。
お花は咲いているが写真を撮りたいと思う様なお花はなかった。
この上が山頂なのだろうか?草付きの斜面が広がり、日当たりが良好過ぎて暑い。
3時間33分にて”大滝山分岐”に着く。大滝山へは蝶ヶ岳の山頂から縦走して行くものと思っていたので、こんな所に分岐があるのは意外だった。この時点では蝶の山頂からにも縦走道があるものと思っていた。
抜ける様な青空目指して穏やかに登って行く。
振り返るとガスが上がって来ているが、今日はガス上がって来る前に山頂に立てそうだ。
山頂付近はお花畑となっていたが、大したものではなかった。今日唯一、俺を抜いていった若者三人組み。この先、彼らとは何度も出会うことになる。
ここまでは山影となり見ることが出来なかった”富士山”が始めて顔を出した。ここからの富士山は遠景過ぎて見えているだけの感じ。
稜線に出て天気と展望に感激。先週の道間違いに感謝する一場面である。先週、蝶ヶ岳にちゃんと登っていればこの展望は得られなかった。
そして眼前に広がる穂高連山の大展望に更に感激。
蝶ヶ岳への登頂はどうでもよく、この大パノラマに釘付けになる。眼下に梓川沿いの横尾付近が見えているのも凄い。
とは言うものの山頂を踏むべく、たおやかな斜面を登る。
3時間38分にて”蝶ヶ岳”(2,677m)に着く。
大滝山へ向うべく踏み跡を辿って行くが、行き止まりになってしまう。もう一本、しっかりした踏み跡があり辿って行くと、どんどん下って行き徳沢に下りる道の様なので引返す。このままもう少し進んでいれば”妖精の池”に行けたのだった。大滝山への道はヒュッテで聞くことにして、先に”蝶槍”に行くことにした。
蝶ヶ岳を下山して太陽光発電パネルを供えた”蝶ヶ岳ヒュッテ”に向う。
ヒュッテの裏にある”旧蝶ヶ岳”(2,664m)を通過する。
蝶槍へは小さなピークを何度か登り降りを繰り返し進む。
蝶山頂から37分にて”横尾分岐”に着く。ここからも上高地側に降りられる様だ。
「HPを出している方ですよね?」と声を掛けてこられたハイカーが居た。登山道で見掛け、俺ではないかと思っていたらしい。長野在住のベテランハイカーで、時折、俺のHPを見てくれているらしい。日本百名山には興味無く、長野の山を歩き周っているとか。長野の弥次さん喜多さんは蝶槍を登られて戻って来られたので、ここで別れたがこの後、再会し一緒に下山した。
蝶槍は思っていた以上に遠く、三つのピークを乗り越してやっと見えて来た。常念岳へもそう遠くない距離であるが、蝶槍の向こうには深いコルがある様だ。
”と呼ぶには相応しくない”蝶槍”の優姿。
4時間34分にて”蝶槍”(2,655m)に着く。蝶ヶ岳から58分は遠かった。山頂標識が無く残念であるが、ここかの展望も素晴らしい。
ここでお昼にするが、日影が無く、岩の隙間に潜り込む。気温は20℃と低いが日差しがきつくて暑い。12分休憩して下山する。
何度も見入ってしまう穂高連峰には思い出深いのもがある。槍〜奥穂を付かず離れずで一緒に縦走した名古屋の喪黒福造氏も先週、蝶ヶ岳に登られ、この展望を見て同じ思いをしていたとメールを頂いた。しかも、面白いことに俺とは反対に常念に登ろうとして登山口を間違え蝶に登ってしまったらしい。気が合いそうな喪黒福造氏である。
梓川から聳える北アルプスの大展望はいつまでも見ていたい感じである。こんな天気、澄み切った空気は二度とないかも知れない。
それぞれの山頂にそれぞれの思い出が蘇ってくるが、奥穂だけは何回も登っており記憶がごちゃ混ぜになってしまっている。
長くて超退屈だった上高地〜徳沢の道も見えているが、上高地は山影となり見えていない。
今日はどこの山も天気が良さそうである。
三つのピークを登り返してヒュッテに向う。おだやかな道ではあるが、距離が長くしんどい。
下山時(?)最後の登りを消化する。
旧蝶ヶ岳山頂に戻る。登り時、俺を抜いていった若者三名がまだこんな所をウロウロしていた。ヒュッテに寄って大滝山への道を聞くと、分岐まで降りてからの道しか無いとと言う。アルバイターに道を聞いてしまったので、良く知らないのか大滝山まで往復4時間掛かるのではと言っていた。これは信じられない。
天場から”蝶ヶ岳”を見るが、極々平凡な山容で山自体に魅力はないが、展望は特筆ものであった。
名残り惜しく何度も見てしまう。
大滝山敗退”分岐からの道はどんどん下って行き、相当深い鞍部まで下りて行く様だ。そして前方を見るとどれが山頂かは判らないが、兎に角、遠い。ヒュッテのアルバイターの言葉も思い出し、4bit、シングルタスクの頭で計算してみると、登りまでは体力電池は持つが帰りの登り返しで電池切れすることが判った。潔く、途中で大滝山を断念する。大滝山に対しては何の未練もない。
分岐に戻り予定通りに”大滝山”に向う。大滝山には何の思いも無いが栃木のメル友が最近登られガスで展望が得られなかったらしいので写真だけでも撮ろうと思っただけである。
大滝山分岐に戻ると偶然、弥次さん喜多さんと再会出来、一緒に下山することにした。ところがこの二人の足が早く、付いて行くのに必死な状態となり、先週の吹田の奥さんに引張り廻された状況と同じとなる。単に俺の足が遅いだけなのだ。
登山道は登り、下りのハイカーでごった返してくる。
途中敗退から分岐への登り返しだけでも堪えた。俺の体力では大滝山へ行かなかったのは正解に感じる。この辺り一面のお花畑であったが、今日は花の写真を撮る気がしなかった。
先週の吹田の御夫婦もそうだったが、長野の弥次さん喜多さんもまったく休憩しないでどんどん降りて行く。止まったのは力水で湧き水を飲んだ時くらいだ。バカじゃないのと思ってしまうが、俺も同じことをしているのだ。
付いて下山するのがしんどくなり、まめうち平で先に行って貰ったが、姿が見えると追い付きたくなり、又、一緒の下山となった。
天幕かヒュッテ泊まりだろうハイカーがこの時間でもどんどん登って行く。登山届けを出した管理小屋前を通過、ここからは林道となる。
吊り橋を渡ると後は穏やかな道を下山するだけ。
背の高い小泉さん(55歳)は信州百名山を完登されており、藤森さん(59歳)とは仕事繋がりの相棒でよく一緒に山歩きをされているらしい。神戸からこんな遠い山まで来るのが信じられないと言われていた。片道480km、一人で5時間の運転は俺にも信じられない。
ほりでーゆ〜四季の郷”のゴージャスな宿泊施設。
〔後日談〕長野の弥次さん喜多さんからライチョウの写真を送って頂きました。
登山道でヒヨコのライチョウを3匹を見掛けたが、このお母さんライチョウは見掛けなかった。写真、有難う御座います。
かつてはお花を見ては、ライチョウを見ては一喜一憂したものであるが、最近は擦れて来てお花は咲いていて当然、ライチョウは居て当然と思う様になってしまった。しかし、オコジョとナキウサギには出合いたい。
ちょうやり
ちょうがたけ