おのころ山 (117m)

兵庫県南あわじ市

2010年01月30日


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標高差:117m
Road Map :神戸淡路鳴門道を西淡三原ICで下りて、県道76号線を南下して土生港に向かう。
Route Map:土生港から沼島まで10分、沼島港から左周りで島内を散策する。目的は上立神岩と地球のしわ。
ウィキペディアから
沼島(ぬしま)は南あわじ市灘の沖4.6キロに位置する離島で、灘の土生港(はぶこう)からの沼島汽船によって結ばれている。古代の海人族(あまぞく)が本拠地にした島であると伝えられ、戦国時代には沼島水軍が名を馳せた。
コースタイム 左周りに散策:3時間23分
沼島への思い
昔々、20〜30歳の頃は海釣り、ダイビングに夢中で、フェリーに乗って淡路島までは何度も通ったものだった。当時から沼島は釣り師憧れの的だったが、何か辺境の地のようで、沼島に渡る夢が適わないまま釣りへのマイブームは終わってしまった。しかし、沼島に行きたい思いは常々あり、”おのころ山”を理由にやっと適えることが出来た。更に歳を喰って歩けなくなれば沼島に釣りで訪れたいものだ。
淡路島,沼島
沼島港 おのころ山 上立神岩 山ノ大神 沼島灯台 黒 崎 沼島港
9:15 :47 10:20 10:51 11:00 11:49 12:38
沼島への連絡船は洲本からも出ているが、
ここ土生港からの方が圧倒的に早くて料金も安い。
9時発の”しおかぜ”に乗り込み、待望の沼島に向かう。
土生港の乗船ターミナル駐車場は有料(500円/日)だったので、
近くの空き地に車を停めた。乗船料は往復で880円也。
約10分の航海で”沼島”に着く。沼島港からは対岸の淡路島、諭鶴羽山への林道までが良く見えていた。
周回路はコンクリートで簡易舗装されており歩き易い。
港の集落を抜ける道が判り難かったが、周回路に入ってしまえば適当な所に表示が多く、道間違いはないものと思われる。が、枝道は多い。
歩き続けるに従い、望海出来る箇所が増えてきた。
周回遊歩路は”沼島八十八ヶ所”になっており、道沿いに二対の石仏が並んでいる。四国八十八ヶ所に行く金がないから沼島八十八ヶ所が作られてと言う貧乏臭い話もあるらしい。
港から30分にて”おのころ山”(117m)に着く。山頂表示は見付からなかったが、ここが山頂には間違い無い。展望は東側に少しある程度。
前方に”おのころ山”らしい薮山が見えてきた。今回は”おのころ山”がメインではなく、単についでに登るだけ。
”おのころ山”から見た東面の展望。小さく”沼島灯台”が見えていた。
下立神岩”上立神岩と共に「天の御柱」とされている高さ18mの下立神岩です。昔は上立神岩よりも高かったのですが、1854年・安政元年に大地震が起こり、真ん中から折れ、岩が重なり大きな穴のある形に変わったのですが、その後、昭和9年の室戸台風で上半分が崩壊し現在の形となりました。
周回路も紀伊水道側に回り込むと望海出来る様になってくる。
展望東屋から見た”下立神岩
上立神岩”矛先のような形をした岩が沼島のシンボルの上立神岩です。高さ30mで国生み神話の「天の御柱」とも言われております。イザナギ、イザナミの神がおのころ島におり立ち入られイザナギが左より、イザナミは右より上立神岩の前にある「ゆるきバエ」で夫婦になろうとしたところ、その営みの法を知らなかったことに気づきました。するとどこからか二羽のセキレイが舞い降り、近くの岩にとまり尾をゆさぶって男神・女神に夫婦の道を悟したというお話しは今でも語り伝えられています。また上立神岩は竜宮城の表門にあたると「和漢三才図会」にも書かれており、その神秘的な姿は私達を古代の国へタイムスリップさせてくれそうです。
展望東屋から東を眺めると”沼島灯台”と最初の目的地である”上立神岩”が見え出した。
周回路はここでちょうど沼島港の真反対側に来ている。
”ヒラバエ”の対面の”岸ノ海”には二名の釣り人が居た。自分もそうであったが、釣り人は良いポイントを求めて崖へも下るものだ。下手なハイカーよりよっぽど磯釣り師の方が崖登りがうまいと思っている。
周回路から”ヒラバエ”を見る。ヒラバエは禁猟区に指定されているらしく釣り人の姿は見えなかった。
ここまで歩いてきた周回路が3kmであって、港から直接の道は1km
を満たない。通常の観光客はこの道で”上立神岩”の見学に向かう様だ。
広示文を見るとこれは磯釣り師への警告文だと思う。先程の”岸ノ海”
の二人はこれに違反しているのだが、山歩きと同じで自己責任でいいんじゃないんですか。
緩やかに下っていくと港からの直接伸びている道に出た。
同じく遊歩道終点から見た”ヒラバエ”と”カブト岩
遊歩道終点から見た”上立神岩
周辺の磯には釣り人が沢山居たが、ハイカーはまったく見掛けない。
高さ30mの”上立神岩
これを登ったクライマーも多いと思うが、今のところネットでは見付かっていない。
展望東屋からの薮道に入って上方から”上立神岩”を眺めると、後ろにも面白い形の磯があり、ここにも釣り人が居た。この季節の狙い目は”寒グレ”だと思うが、3月になれば”チヌ”(黒ダイ)の乗っ込みが始まる。
遠目ではジャングルジムに見えた黄色い鳥居の列。
鳥居は赤い物だと思っていたが、黄色い鳥居もあるんだ。
今回は神社、仏閣を避ける道を選んでいるが、道沿いに”山ノ大神”の神社があったので展望が良いかもしれないと寄ってみるが、展望はゼロだった。
前方に”沼島灯台”が見えてきた。
1時間45分にて”沼島灯台”に着くが、ここからも展望はゼロだった。
5分程下っていくと”東屋”に着いたが、予想通り、
展望はまったくなかった。期待した方が悪いのか?
道路脇に”あずまや”まで0.2kmの表示があったので、
どうせ展望はないだろうと行ってみる。
ここまでハイカーとはまったく会わなかったが、前方から30名程のツアーハイカーが来て驚く。土生港に戻った時、大阪からの大型バスが停まっており、”淡路島一周ウォーキング”と書かれていた。こんな離島でもツアーがあるんだ。
”沼島灯台”を過ぎてからも良い道が続くのではあるが、樹木が濃くなり、展望がまったくない退屈な道となる。
ジャングルの中の荒れた道の感じではあるが、フィックスロープがずーっと張れておりロープ伝いに下っていく。
実は第二の目的地、”黒崎”の分岐を通り過ぎ、前方に沼島港が見えて
から通り過ぎたと気付き引き返す。分岐には表示が何も無く、踏み跡と
フィックスロープがあるのみ。ここで間違いないであろうと下ってみる。
分岐から10分程で海岸に降り立つ。前方に淡路島が見えて
”地球のしわ”とは関係なくとも風光明媚なところである。
濃い竹林となり踏み跡がなくなるが、ここにもロープが張られており、ロープ伝いに進んでいく。ロープが無ければ竹林の中で迷子になりそうな感じだ。
黒崎の海岸に降り立った時には何も無い様に思えたが、よく見ると一億年前に出来た
地球のしわ”である”鞘型褶曲”(さやがたしゅうきょく)を見ることが出来た。
”鞘型褶曲”は、この沼島で発見された以外はフランスに1ヶ所発見されているだけの貴重なものらしい。
規模が小さくてがっかりはするものの、貴重なものらしいので写真を撮りまくる。捻じ曲がった岩の間には大きな石英の塊が多く、昔、岩石少年だった頃を思います。
もっと迫力があるものと期待していたのだが、指と比較すれば判る様によく見ないと判らず、”地球の小じわ”の印象を受ける。知らずにここに来れば通り過ぎてしまうだろう。
黒崎”は”鞘型褶曲”以外にも展望が良く、夏場なら海水浴(ダイビング)をしたい場所である。
3時間23分を要して沼島を一周して船着場ターミナルに戻る。
次の便の1時20分までは時間があるので日向ぼっこしながら
おにぎりを食べて時間を過ごす。
分岐に戻り港へ急ぐ。港が見えてからは湾を回っていくので距離的には結構、距離があった。
1時間05分にて”上立神岩”への遊歩道終点に着く。遊歩道終点から海岸に下りるには崩壊した岩を下りなければならず、海岸に下りるのは諦めた。
9時出航の船には時間があったので直ぐ近くの黒岩水仙
郷に遊びに行ってみるが、白花の日本スイセンばかりで
見る価値はないと判断、有料らしいので散策は中止した。
それにしても渋滞する程の観光客が来ているのに驚きだ。榛名山の黄色いスイセンは綺麗だったし、見学は無料で
あった。
兵庫100山』   兵庫県の最南端の山に登ると言うより沼島を散策したかった。
これが”鞘型褶曲”だと知っていないと何も感じずに通り過ぎてしまいそうだ。