〔024〕藤無山 (1,139m)

兵庫県宍粟市

2015年08月27


兵庫100山に戻る

Road Map :国道29号線を北上し、県道6号線に入り、県道521号線から志倉に入る。
Route Map:林道ゲート前に車を停めて谷コースから登り、尾根コースで下山する。
前回、藤無山に登ったのは'07年05月であり、8年振りの藤無山となる。前回の下山時に次に藤無山に登る機会があるなら車で林道を終点まで走ってしまおう。と決めていた。
豹変していた藤無山
8年振りとは言え、余りにも変わり過ぎている藤無山には驚きの連続だった。掻き分け進んだ山頂付近のササ原の背丈が歩くのに支障が無いほどに低くなっていること。一面の露地だった尾根が一面のススキ原に変わっていたこと。車で走れた尾根コースの林道が完全に崩壊していたこと。これらは予備知識がまったくなかったので信じられない程の変わり様にびっくりの連続だった。
白龍の瀧を見に行く
東山フォレストステーション近くに大きな滝があることを知ったので滝見見物に行ってみる。
    標高差:560m
累積標高差:732m
兵庫100山』   8年振りの藤無山の変わり様に驚きの連続だった。8年の歳月は長かったのか。
ふじなしやま
登り:1時間40分(谷コースにて、林道歩き31分含む)
下り:1時間57分(尾根コースにて、林道歩き39分含む)
コースタイム:3時間46分(休憩時間含む)
林道に入ってみると道路の状態が8年前より悪くなっており、タイヤがバーストしないか冷や冷やしながらの走りとなってしまった。分岐、又は登山口まで車で行くつもりであったが、途中に通行止のロープが張られていた。ロープは簡単に外すことが出来たが、潔くここに車を停めることにした。9時58分にゲートを越えて歩き始める。
前回、'07年05月に登った時には林道の舗装が切れた志倉地区の駐車場に車を停めて林道を登山口まで歩いたが、その時、林道が充分車が走れる状態であったので、次回は林道を徹底的に車で行って見ようと決めていた。右奥の暗闇に林道は伸びている。
林道は車で走れる状態ではあるが、路面はゲートまでの林道より更に荒れている。沢音を聞きながらの林道歩きは今の所、楽チンではある。
11分にて”谷コース”、”尾根コース”の林道分岐に着く。8年前は尾根コースから谷コースへ周回したので、今回は反対廻り、或いは谷コースを往復とすることにした。タイヤのバースト覚悟なら普通車でもここまで来られるかも知れないが、おいらは車で走るのはゴメンである。
車で充分走れそうな林道であるが、崖から落石は角が鋭く、車では走りたくない。
道路にはランクルクラスの車の物と思われるタイヤ痕が付いていた。
長い林道はまだ続いている。
展望が開け西の尾根が見えた。
登山口からの登りは急であるが、直ぐに水平に近いトラバース路となる。
31分にて林道終点の登山口に着く。前回、ここに下山して来たのは覚えていた。藤無山は兵庫100山と共に宍粟50山にも入っているので、宍粟50山の新しい標柱が立っているが、宍粟50山の標柱は出来るだけ写真に撮らない様に心掛ける。
小さな沢を右岸に渡る。渡渉と言う程の沢ではない。
左下に沢を見ながらのトラバース路を進む。
立派な沢では無いが沢沿いの道は癒される。
沢沿いに登って行くが、登山道があるのかないのかはっきりしない。微かな踏み跡を辿って行く。
前々日の台風15号で洗い流されたのか、沢水は極めて綺麗だった。
登山道ははっきりしないが、時たま道標が出て来て安心出来る。
滝とは言えないが2mに満たない5段の綺麗な小さな流れがあった。
偶然にもこの後に見に行った”白瀧の滝”はこれを数十倍に大きくした滝だった。
この辺りから沢から離れて右岸の斜面取り付いて行く。
次に出て来たのが一面のシダ原で、ここでも登山道が判り難かった。
沢から離れて斜面に取り付くと、スギの落葉が堆積して登山道が判り難くなっていた。赤いテープを追って行く。
シダ原を抜けると広葉樹林帯の急な登りとなってきた。この辺りも雨で踏み跡が流されてしまったのか、登山道としては判り難くなっている。
振り返ればシダ原の向うに段ヶ峰方面の山々が見えていた。
登山道としては判別し難いが下草がないのでどこでも歩ける様になってきた。
補助ロープと赤テープでここが登山道だと判る。
尾根筋に出るが縦走路が無かった。山頂への道を間違った様だ。兎に角、山頂は近いので標高の高い方に向って登って行く。回
前方が明るく開けている様に見え、そろそろ尾根筋に出そうだ。
山頂には宍粟50山の山頂標柱があったが、昔ながらの標柱の方に愛着を感じる。
1時間40分にて”藤無山”(1,139m)に着く。
天気は晴れたり曇ったりであるが山頂では雲ってしまった。
山頂に立つ道標のどの矢印にも相当しない所から登って来た。谷コースでの往復を止めて尾根コースへ下山することにした。
山頂からは南東方向の展望が開けているのみ。笠杉山、段ヶ峰の山々が見えていると思うが特長の無い山ばかりだ。
表示が無ければ登山道とは判らない薮の中を下って行く。
前回、このコースを登りに使ったが、背丈より高い密生したササ原で苦労したのをしっかり覚えているが、今回、同じ場所でもササの背丈が低く、歩き易い道となっていた。刈り払いされた形跡も無く、自然にササの背丈が低くなるものだろうか?
尾根筋に入ると少し下側をトラバース気味に下って行く。
ササ原を抜けると下草が茂るだけの雰囲気の良い場所に出て、ここから尾根筋に取り付いて行く。
やっと登山道らしくなった尾根道を緩やかに下って行く。
妙見山方面が見えたが、同定はまったく出来ていない。
巨石帯となり、岩に登ることなく右に巻いて行く。
面白そうな巨石帯の右側を下って行く。東側に折れて行くと前回バテた展望の良い裸地があるはずであったが・・・
前回は体調悪く、この斜面の登りでバテたので良く覚えているが、この斜面は草も生えていない露地だった。
一面のススキ原に豹変しており、ススキは人の背丈程に成長している。8年間でこんなにも様変わりしてしまうものか。
ススキが茂り過ぎて登山道は完全に判らなくなってしまっている。逆にどこでも歩ける様になっているが路面は
見えないので極端に歩き辛い。こんな道いやだー!
8年前に撮った写真にはススキの影はまったく無かった。
前回、この岩に座って休憩したので良く覚えているが、ここからは右の写真の様に尾根全体が露地だった。
8年前の尾根筋は下から上まで露地だった。
尾根コースとは名ばかりで、コースらしい道は見られない。
尾根筋の下端に近付くとススキ原も薄くなって来た。
尾根の下端から振り返り見ると見事にススキが茂っていた。この藪扱き尾根コースには二度と来たくない。
道標から志倉川に向って急斜面を下って行くが、今度はシダが茂って登山道が判り難い。シダを掻き分ければ踏み跡が見えるので何とか登山道を歩くことは出来た。
尾根からの下山道が判るのか心配しながら下って来たが、しっかりと道標が立っており安心出来た。道標も大事だが、ススキの刈り払いもしてくれよ。
林道の終点が見えて来た。ここが尾根コースの登山口となっている。この後、林道が林道跡になっていることを思い知る。
後半になるとシダの中の登山道もはっきりして来た。
登山口で志倉川に下りて綺麗な沢水で顔を洗う。今日は秋を感じる涼しさであるが、それでも汗は掻いている。
やはり”宍粟50名山”の表記が気に食わない。
いつ頃からこんなに崩壊したのか知らないが、林道は沢となり車で走る所ではなくなっていた。この沢状に抉られた林道がこの先の大崩壊地に繋がる。
8年前は車で林道終点まで走れた状態であったが、今は林道にマツが生えている状態にまでなっていた。これで林道は自然に戻っていくのか。
いつの豪雨でこうなったのかは知らないが、'14年10月に見た”五台山”の大崩落に匹敵する規模で林道が志倉川まで崩落していた。登山道としては崩落の縁ギリギリを歩くことになる。
狭い所で靴巾2足分の通行出来る部分は雪庇の様に下が抜けていた。
下山1時間43分にて最初のコース分岐点に戻る。後は同じ道を林道ゲートまで戻るだけ。
分岐点から林道ゲートまでの道を戻って行く。
林道と平行して流れているいる志倉川は兵庫の山とは思えない位に沢水が透き通っていて、うるさい位に沢音が大きかった。
下山1時間57分に林道ゲートに戻り、3時間46分の周回で藤無山を終える。今日はサプライズがあり過ぎた一日だった。