〔018〕須留ヶ峰 (1,054m)
2016年06月15日
兵庫100山に戻る

兵庫県養父市


    標高差:818m
累積標高差:1,609m
兵庫100山』   9年前の同時期にはヒルは全く居なかったが、9年間でヒルが大繁殖していた。
Road Map :国道312号線を生野峠を越えて立野から県道70号線から餅耕地地区に入る。
Route Map:沢コースで登り、ヒルを避ける為に林道跡コースで下山する。
須留ヶ峰
9年前の同時期に訪れた前回は沢コース往復で3時間55分で済んでいるが、今回は
ヒルとの遭遇、林道跡での下山で5時間55分、2時間も余分に掛かってしまった。
兵庫のヒル繁殖地
兵庫の滝巡りにはヒルは付き物なので、全て冬の間に済ませたが、ヒルの大繁殖地としては明神山が有名である。明神山も一般的なコースにはヒルが居らず問題ないのだが、かじかの里からの明神滝コース、観音滝にはヒルが大繁殖しているのを確認している。その他では6月の室尾山でのヒル大繁殖を経験している。この季節、湿地のある低山では、どこの山でもヒルは繁殖している様であるので ”ヒルまず進め”¥525を買っておく必要がありそうだ。
須留ヶ峰へは9年振りであり、すっかり記憶が薄れてしまったので行って見るが、9年の歳月は長く、小さな滝群を見ることが出来る沢歩きコースはヒルが大繁殖してヒル地獄帯になっていた。
するがみね
登り:2時間32分(ヒル退治のゴタゴタ時間含む)
下り:3時間14分(林道跡コースにて下山)
コースタイム:5時間55分(休憩時間含む)
気温は21℃であるが、湿度はかなり高い。8時14分に駐車地を出発する。
林道は更に続いているが、角のある落石が多くなって来てタイヤのバーストが心配になったので”山神社”への入口に車を停める。”山神社”まで下りれば広い駐車場があるが、林道脇には2台分の駐車スペースしかない。車の後ろが”山神社”への道となる。
林道を9分程歩くと”しゃくなげ自生地”の分岐に着いたが、ここはスルーして更に林道を歩く。どうせしゃくなげは既に終わっているだろう。
簡易舗装された林道を歩いて行く。9年前は林道終点まで車で行っているが、その当時には落石は殆ど無かった。
直ぐに沢を渡って右岸を歩く。兵庫の山とは思えない程に沢水が綺麗だった。
林道を歩くこと11分で林道は終点となった。林道歩きが短くて助かったが、前回はここまで車で来たのを覚えている。駐車地の奥から沢に入って行く。
石橋から覗き見た沢の流れ。
沢沿いの登山道ははっきりしており、藪も無かった。
丸太橋から見た沢の流れ。この後、小さな滝群が始まり、沢音と絡めて雰囲気は良好であった。
苔生した丸太橋で左岸に渡る。
次に大雨があれば崩れて無くなってしまいそうな貧弱な登山道。狭い所で靴巾1足半分しかない。
大きな滝は出て来ないが、終始、小さな滝を見続けることが出来た。
ここまで24分、一寸一服には早過ぎる。
大して大きな岩ではないが ”大石”の表示があるので写真を撮っておく。お決まりのつっかえ棒が愛嬌か。
ユニークな丸太橋が出て来た。丸太が苔生して滑り易いので麻袋を貼り付けて滑り止めをしてあった。滑り止め効果は大に感じた。
右岸、左岸へと忙しくなる。
もう落ち着いて沢歩きを楽しんで居られない。常に靴、ズボンの裾をチェックしながら歩く。
出たー!” ヒルがずぼんを這い上がって来ていた。当然、このヒルは退治して、色々チェックして見ると靴に後2匹が張り付いていた。
ここから先はヒルチェックをしながらの歩きとなるが、歩き続けているのに次々にヒルが張り付いて来る。20匹までは数えていたが、その後もヒルが張り付き、ヒル退治が忙しくて前に進まない。ヒルを退治している間に又、次のヒルが張り付いて来るので、本当にヒル地獄帯に入ってしまった様だ。9年前の同時期にここを歩いたが、ヒルはまったく居なかったので、9年の間に大繁殖した様だ。
40分で沢歩きから離れて左岸の斜面を登って行く。
念の為、ヒルチェックをすると更に2匹が張り付いていた。
立ち止まってゆっくり写真を撮ることが出来なくなってしまった。
急いで写真を撮り、直ぐに歩き始める。
沢沿いの道になると、再度、ヒルのことが気になる。
前回も樹木に隠れて見えなかった”岩滝”?は下山時に滝壺まで行ってゆっくり滝見しようと思っていたが、今日の滝見は諦める必要がある。
この地図は要所要所に立てられていたが、山頂部分は”大杉山”とマジックインキで落書き訂正された地図が多かったが、この地図は訂正されていなかった。
ヒルチェックで随分と時間が掛かってしまったが、59分で林道跡に出る。これでヒルの恐怖からは解放されるが下山時には又、沢コースを通らなければならない。
ベテランコースとはここで言っている沢コースであり、ベテラン向きのコースでは無い。
一般コースとはここで言う林道跡コースであり、やたら長いだけで一般向きでは無い。
地図はクリックで拡大します。
シカ避けネットの残骸が残る支尾根の登山道は中々きつく感じる。
林道跡は直ぐに終点となり、支尾根の登山道に入る。
一昨日の雨の影響か、普段は涸沢と思われる所に沢水が流れていた。
支尾根に沿って真っ直ぐに登って行く。
曇り空ではあるが、新緑が綺麗で中々雰囲気が良い。
広々としたブナ林の斜面をトラバースして行く。踏み跡は薄く、どこでも歩ける状態なので、道間違いに要注意である。
主尾根の付け根である鞍部に出る。ここの表示も先ほどと同じ”頂上まで1k 約35分”であり、表示の信憑性を疑ってしまう。
”頂上まで1k 約35分”の表示が出て来る。
主尾根は登る程に幅が広くなり、どこでも歩ける状態になる。
空が見えて来たので”大杉山”に出られそうだ。
今日は気温は20℃と低いが、湿度が高く、ここまで汗をたっぷり掻いたが、主尾根に入ると風が吹き抜け寒い程に涼しくなる。
15年前、初めて”須留ヶ峰”に登った時は宮本側からの登山道であり、その時の登山道の悪さに閉口したのを覚えている。
2時間02分にて”大杉山”(1,048m)に着く。3方向に対して展望が良い山頂であるが、元々、大した展望でも無いし、今日は湿度の関係か見通しが極端に悪い。
”大杉山”の展望岩から見た北方向。”御祓山”のシルエットがやっと見える程度で絵にはなっていない。
途中に3つの小さなピークがあり、登り下りを繰り返しながら進んで行く。
”大杉山”から”須留ヶ峰”への尾根道に入るが、前回と同様に雰囲気の良い登山道であった。
最後の登り ”須留ヶ峰”に向けて登って行く。
落葉の堆積で登山道は判らなくなっている。
”須留ヶ峰”に着いたかと間違う3つ目のピーク。
山頂から展望が無いのは充分知っているのでがっかりすることは無かった。9年前、山頂の松の木は何とか生きていたが、今はすっかり枯れ木になっていた。9分程、お昼休憩をして下山する。
2時間32分にて”須留ヶ峰”(1,054m)に着く。9年前ははっきり読めた山頂標識も今じゃ読み難い状態まで劣化していた。
下山を始めると”大杉山”が随分と遠くに、しかも高い山に見えた。
勘違いが無い様に道標を確認して、同じ道を戻る。
”大杉山”の山名の由来となったと言う”大杉”は今も何とか生きているギリギリの状態だった。
この尾根道も風が吹き抜けて涼しくて気持ちが良かった。
下山26分にて”大杉山”に戻る。再度、展望の無さを確認して、そのまま下山を続ける。
時折、晴れ間も出るが、見通しの悪さは相変わらず。
主尾根の後半は結構な斜度であるが、写真では斜度が感じられない。
主尾根の下りに入る。
小さな沢を渡渉する。
主尾根を下り終えて鞍部に出る。この辺りは落葉で踏み跡が薄く、道標が無ければ道間違いしそうだ。ここは道標に従い左に曲がる。
下山1時間24分にて林道跡終点に戻る。
支尾根を下って行く。
簡易地図で見ても、林道跡コースはとても一般コースと思えない程にぐねぐねと長い。沢コースの様にとても70分で下山出来るとは思えないが、ヒル対策として林道跡コースで下山することにした。
沢コースの分岐に戻る。当然、沢コースで下山したいのであるが、沢コースではヒル地獄帯を通らなければならず、相手は忍者なので噛まれる可能性は大である。対策としては林道跡コースで下山することであるが、林道跡歩きはしたくない。
落石帯があったが歩いて通るのには問題なかった。
ここからは展望が開けた。
下山なのに林道跡は分岐からずーっと緩やかな登りが続く。
ここで最高地点かと思ったが、ここを越えても緩やかな登りが続いた。緩やかな登りは20分間続いた。
倒木はこの限りでは無く、大きなスギの木が倒れていた個所もあった。大きなシカが逃げて行った。その後もシカの鳴き声が続く。
このシカの繁殖がヒルの繁殖を招いているのだろう。
展望が得られても見通しが極端に悪いし、兵庫の低山が見えているだけ。
水害なのか? 沢水で完全に林道跡が寸断されている個所があった。
林道跡は下るに従い荒れ方はどんどん酷くなる。これでは廃車も撤去は出来そうにない。
遠目では車が停まっている。とびっくりしたが、近付いて見ると廃車だった。粗大ゴミの不法投棄である。
林道跡歩きを始めて1時間17分、餅耕地集落近くの草地に出る。
長く退屈な林道歩きが終了したが、まだ車に戻る必要がある。
確証は無いが、これは”大杉山”なのか?
幸い、右岸に渡る橋が直ぐ近くに出て来た。
草地から駐車地に戻る林道が見えているが、間を川で阻まれ、大きく迂回して行く必要がある。
”山神社”への林道に入り、駐車地に戻って行く。
大きな鳥居がある所が沢コースと林道跡コースの分岐点であるが、ここ
には道標が一切無く、初めて来るハイカーにはまったく判らない状態だ。
序でに”山神社”を見学するが、後ろの大きな杉の木が御神木の様だった。薄暗くて不気味な雰囲気だった。帰宅する為に登山靴を脱ぐと靴と靴下の間から弱り切ったヒルが1匹出て来た。今回はヒルには噛まれずに済んだことだけが不幸中の幸いだった。
”山神社”までは大した距離も無く、車に戻ることが出来た。
林道跡歩きが相当遠回りとなり、下山には3時間14分掛かり、その内林道跡歩きから駐車地までは1時間48分掛かっている。何が一般コースだ。このコースを奨励するものでは無い。