〔281〕蓬莱山 (1,174m)
2006年04月18日
登山口への林道
JR蓬莱駅から山側に向かって走れば林道に入って行くが、途中は三叉路、枝道が多く道間違いに注意を要する。 要所ゞには蓬莱山登山口の標識があるので見落とさない様に車を走らせること。
林道は舗装されているが、かなり崩壊しており勾配のきつい凸凹道が続いた。
JR蓬莱駅から伸びる道を進むと林道に入る。 林道終点には車3〜4台分の駐車スペースしかなかった。 林道終点からも琵琶湖の展望が広がっているが今日は黄砂で見通しが利かない。
沢沿いの道を6分も歩けば ”薬師滝”の標識に出会う。
沢から離れると所々の小さな残雪を通ることになる。
スパッツを着けていないのでつぼ足に注意しながら歩くことになるが、表面が硬くつぼ足になることは無かった。
峠から5分程歩けば ”小女郎ヶ池”に出る。
案内板にはうそ臭い伝説が書いてあるので一応写真だけは撮っておく。
”小女郎ヶ池”は山頂にある大きな水溜りと言った感じで、
水も綺麗では無くあまり魅力は感じないが、休憩場所には最適だ。
峠に引き返し、登って来た ”小女郎谷”を見る。
琵琶湖の展望も広がっているが霞んでしまって絶景とは言い難い。
琵琶湖が一望出来て、見通しが良ければ絶景なんだがなー。
ササ原の尾根道から蓬莱山の山頂を見る。 ササの背丈は1m程であり見晴らしの邪魔はしていない。 兵庫の山のササは2m以上の背丈があり、完全に閉鎖状態にしてくれるが、ここのササ原は背が低く感じが良い。
1時間50分を要して ”蓬莱山”(1,174m)の山頂に着く。
山頂にはハイカーは居なかったがどこかの中学生が1クラス程来ていて山頂を占領していた。
山頂一体はびわ湖バレーのスキー場となっておりゴンドラで簡単に山頂まで来られる様だ。
昔に何度かスキーに来たことはあるが、その当時の面影はまったく残っていない。
ゴンドラは営業運転していたがリフトは営業運転されていなかった。
今日は平日の山歩きなので、山頂にはハイカーは誰も居ないであろうと
ミニ三脚を持って来ていたので自分撮りをしておく。
雑感
苦労して登った山頂にゴンドラで上がってきている人が沢山居るのはうれしいものでは無い。
はやり、山に登るには歩いてでしか行けないところにしたい感じはする。
近畿圏の山では春に見通しの良かった試しがない。 今年は黄砂が特に酷い様なので晴天時でも大展望が得られそうにない。
今日は雲一つない晴天のはずであるが、直ぐ隣りの ”武奈ヶ岳”でさえももやの
中にあるような感じに見えてしまう。 今年、3月4日に登った ”武奈ヶ岳”を見る。
南西稜にはまだ残雪がたっぷりと残っている感じだ。
下山
広々とした山頂芝生で早い目の昼飯として、下山時のつぼ足に備えてスパッツを着ける。
”小女郎峠”からの下りは残雪のある雨水路であるが、気温の上昇と共に雪解け水が流れ出した。
登り時には花が咲いていないもとの思っていたが、余裕を持って下っているとあちこちに小さい花が咲いているのが目に付いた。
小女郎谷の登山道は登り返しがまったくないので下る一方で楽に早く駐車場に着いてしまい、1時間25分で下山を終える。
3時間25分にて ”蓬莱山”を終え、”比叡山”に向う。