標高差:1,088m
累積標高差:2,280m

2015年05月20日


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岐阜県中津川市
コースタイム:8時間52分(滝巡り含む)
登り:4時間00分
下り:4時間52分
(滝巡り含む)
ウィキペディアから
南山麓の夕森公園からは、唯一の登山道が整備されている。川上林道沿いに竜神の滝と銅穴の滝がある。銅穴の滝上部の登山道には、アゼ滝と一ツ滝に向かう遊歩道の分岐がある。丸野林道終点に営林署小屋があり、奥三界岳登山口がある。山頂手前に夕森庭園があり樹間から御嶽山や中央アルプスを望むことができ、山頂には展望櫓がある。山頂の三等三角点はクマザサに覆われている。山頂部はシラビソなどの針葉樹林に覆われている。
Road Map :中央道を中津川ICで下りてR19を北上し、県道3号、411号を経由して夕森公園に入る。
Route Map:林道ゲート手前の駐車場を基点に山頂に登り、下りは滝巡りをしてから駐車場に戻る。
日本三百名山』  山頂からの展望はイマイチであるが、滝の素晴らしさは一押しの山だった。     
奥三界岳を登り終えて
林道歩きが大半の奥三界岳には気乗りしなかったが、実際に登ってみると様々な変化、特に滝巡りが面白く、歩きながら休憩出来る林道歩きも悪い気はしなかった。山頂付近の湿地帯、山頂からの展望の少なさが小さな欠点ではあった。
今日の温泉
登山口近くの夕森温泉(500円)に決めていたが、客が少なく休業しているとのことで第二候補の沓掛温泉 くつかけの湯(500円)に行ってみると民宿のお風呂だったのでここは見送った。道の駅で日帰り温泉を聞いて見ると直ぐ近くの”かたらいの湯”を紹介してくれた。
温泉に入ろうとすると何か見覚えがあった。’09年6月に小秀山に登頂した時に入った温泉であり、その時も同じ道の駅で尋ねていたのだった。その時の入浴料は400円であったが、消費税のアップで410円に値上がっていた。サウナ、露天風呂はないがすべすべする泉質が良く、ボディソープ、シャンプーの質が良かった。市内在住とウソを付けば210円で入浴出来る。
経ヶ岳登山口に移動する
R19の一般道を走り昔懐かしい”寝覚の床”を通り、伊那市の大泉所ダム横の登山口に向う。晩飯として伊那市街のすき家で580円のビビンバ定食を食べたが、これは安くて美味かった。

前日の移動
前日の正午に自宅を出発して中央道の恵那峡SAで車中泊とする。高速道3割引の24時を過ぎてから登山口の夕森公園に移動する。

今回のミニ遠征
259〕奥三界岳 (1,810m)
05/20 05/21 05/22
奥三界岳 経ヶ岳 奥茶臼山
おくさんがいだけ
4時57分にゲートの右側を抜けて林道を歩き始める。
林道ゲート前の登山者用駐車場に車を停める。気温11℃、薄曇りであるが今日は晴れてくれそうな天気。
林道は綺麗に舗装されており、この辺りには落石も無く充分車で走れる状態だった。駐車スペースも所々にあった。
前方には山々が見えるが”奥三界岳”の山頂は遥か遠くであり、この辺りからはまったく見えていない様であった。
林道から見える所に大きな滝があった。これが”銅穴の滝”であり、滝近くからの写真は下山時に撮ることにする。
林道を歩き始めて27分の所に奥三界岳への分岐表示が出て来た。感覚的には分岐はもっと先にあると思っていたので地図を出して確認するがよく判らない。取り合えず指示方向に進んでみる。登山道に入り沢に向って下って行く。
分岐から川上川(かわうえかわ)まで下って行く。
33分にてネットで見たことのあるボロい”吊橋”を渡ることになる。朽ちた橋板は夜露で濡れておりよく滑る。縦揺れが大きく慎重に渡る。
”吊橋”を渡ると対面の斜面を登って行く様になる。
39分の地点に滝群への分岐があった。滝見物は下山時に元気だったら行くことにして山頂へ足を向ける。
急斜面にジクを切って登って行く道が続く。
完全に道を塞がれた倒木に出くわす。両側共に崖なので倒木の
間を潜るしかない。屈んだり、跨いだりでギリギリ通れた。
登山道はジグを切って倒木の上を通るが根っ子から倒れていた。
樹林帯で展望のまったく無い中、ジクを切った道が続く。
標高を稼いで行くとジグは大きく切る様になり、トラバース的に登って行く。
斜度は緩くなりヤレヤレの地点に出るが、再び登りが待っていた。
1時間22分にて林道に出た。下山時の為に分岐地点をしっかりと頭に叩き込んでおくが、大きな道標があるので間違うことはないだろう。
林道は地道であるが車も充分走れる綺麗な状態だが、頭程の大きな落石が随所に見られた。
前方に綺麗な形の”夕森山”(1,521m)が見えて来た。
ほとんど水平な林道を淡々と進んで行くと前方に上下二つの橋と”昇龍の滝”が見えて来た。
(写真は下山時のものを使用)
しっかりした橋を渡る。
橋から下の沢を見ると小さな滝群となっていた。
林道には落石が多くなってくる。見上げるとネットでカバーはされているが、崩れた岩が一杯溜まっている。いつネットが破れて落ちてきてもおかしくはない。
”昇龍の滝”が少し近付いてきた。
これは朝のまだ陽が当っていない時の写真。
”通行止”の標識が出て来るが、小さく”車両”と書かれていた。この先の道路は右側が崩落していた。
崩落帯を通り過ぎてから振り返り見ると遥か下の沢まで完全に崩れ落ちていた。後数年で道が無くなる?
下側の橋から上側の橋と”昇龍の滝”を見る。上側の橋は木製であり、木材が相当朽ちている。大丈夫かいな?
下側の橋の少し先にUターンする様に枝林道があり、ヘヤーピンカーブ的に折り返し曲がると、そこは激しく崩壊しており落石の山となっていた。
上側の橋から”昇龍の滝”を見る。今の時間は山陰になっているので、写真は下山時にしっかり撮りたいと思う。但し、下山時に曇れば全てがパーになるので、この時点での写真も撮ってはおく。
左は下側の橋、正面が上側の橋。下から朽ちた状態を見ているので安全を確認しながら上側の橋を渡る。
上側の橋を渡ってからも落石帯が続く。
落石帯から見上げると今にも落ちてきそうな崩れ岩が落ちる準備していた。
更に落石帯が出て来る。こんな道で落石が来ても走って逃げようが無い。
この落石帯の上にも浮石(浮岩)が一杯溜まっている。
今日はまだ落ちないでね!
見上げると崖全体が落石予備軍であり、いつ落ちて来てもおかしくはない。
次ぎは落石が山の様になった崩壊帯を通る。道の片鱗も見えない。
落石が無い道からは、この道が簡易舗装されていたのが判る。道が出来た当初は車が走っていたのかも知れない。
林道跡から前方に山々が見えたが、ここからも”奥三界岳”は見えていない様だ。さすが”奥”が付いているだけある。
2時間32分にて昔の作業小屋の”廃屋”に着く。この廃屋の左横から登山道が始まるが、しっかりした道標が立っていた。
朽ちた木製の梯子?で登山道が始まる。
登山道はしっかり付いており、落石帯よりかは安心して歩ける。
登りが続き息が切れてくる。
一旦、笹原の展望が開けた地点に出るが、ここからも奥三界岳の山頂は見えていない様だ。
登山道の斜度は落ち着き、緩やかに樹林帯の中を登って行く。
水量の殆んど無い沢にぶち当たる。表示は無いがどうもこの沢を遡上する様だ。取り合えず冷たい沢水で顔を洗い力水を頂く。
沢は長々と続く。面白い道だ。
沢水は伏流水となってしまったのか、この地点からは沢水は無くなってしまった。
見えている地点に着いても沢は更に上に伸びていた。
沢水は減っては来たが、この地点ではまだ流れていた。
沢の始まり地点まで登って来た。沢登りだけで16分掛かっている。
ここからは一面の笹原となり展望が開ける。
冷たい風が吹き抜ける気持ちの良い笹原を横切り前方の樹林帯に入って行く。
登山道は水平道となり、展望も大きく開けるが、遠くの大きな山は霞んでしまい同定出来る山はなかった。有名山が沢山見えているものと思われる。
泥濘が多く、横には小さな池まであった。
笹原から樹林帯まではフラットであり、樹林帯の中では湿地帯となっていた。
ネットでよく見る”展望台”が見えて来た時は本当に嬉しかった。
山頂に到達する前に気持ちは下りモードに入っている。
”1.0km 20分”の表示を見てがく然、まだ1kmも先なのか!
急に体調不良に。ミズバショウが咲いていたので、眺めていると急に胸が苦しくなり立眩みの様に立っていられなくなった。目が霞み周辺がよく見えなくなる。すわ、池口岳、カムエクでの再来かと思ったが、これまでの症状とはまったく違う。しばらく安静にしていると歩ける様にはなった。下山出来るのか?が心配。
取り合えず標高の一番高い展望台に上り、遅い朝飯とするが、先ほどの体調不良を引きずっており、おにぎり1ヶが喉を通らない。
4時間丁度で”奥三界岳”(1,810m)に着く。展望台はかなり朽ちておりやっと建っている状態に見えた。
展望台の上からも見えている展望はしれている。噴煙が見えたので一瞬
浅間山かと思ったが、そんな訳は無い。先年から噴煙を上げ出した御嶽山だった。
”小秀山”は直ぐ近くに見えるものと期待していたが、随分遠くにしか見えなかった。展望台では体調が戻るまで20分程休憩して下山に入る。
直ぐ横には小さな池がある泥沼帯にはミズバショウが沢山咲いていた。
登り時には見送っていた”ミズバショウ”を撮る。
山ガールと言うには失礼なしっかりした足取りの若い女性が登って来た。思わず”一人ですか?”と聞いてしまったが、こんな山に女性一人で登って来るんだ。そのしばらく後で老夫婦が登って来たが、こちらは足取りがおぼつかない。大丈夫だろうかと思ってしまったが、地元の人らしい。
ショウジョウバカマ”は群生はしていなかったが、所々で咲いていた。
沢道の終りで、綺麗な沢水で顔を洗い、日焼け止めに首に巻いていたタオルを濡らし、沢水を味わい元気を付ける。体調不良はいつの間にか無くなっており、いつもの疲労感だけが残っている。
長かった沢道に戻ってくる。
笹原展望道からは南アルプスの山々が見えるらしいが、今日は霞みで判らなかった。
遠くに霞んで見えている山は南アルプスの南端の山かも知れないが確かではありません。
結局 ”奥三界岳”の山容を拝むことは出来なかった。
二段橋から伸びていた林道がはっきりと見える。あの林道は夕森山の裾野を周って”天然公園”まで行ける様だ。
二段橋の上の橋に戻って来た。狙い目通りに”昇龍の滝”にはお陽さんが当っている。
上の橋の真ん中から見た”昇龍の滝”全景。
ヘヤーピンカーブ手前の落石帯を通過する。今日は落石の音を一度も聞くことは無く通過出来た。この林道を真っ直ぐ行けば先ほどの夕森山を周って”天然公園”に行く林道となっている。
林道から川上川を覗くと、水が無い様にも見える程、透明度の高い水が流れていた。本当に綺麗な水だ。
落石に気を付けながら地道の林道を淡々と下って行くが、疲れた足には勾配の無い林道歩きが休憩場所となり疲労がどんどん取れていく感じがした。
下山2時間27分にて林道歩きから登山道に戻る。
今日の記念写真はカーブミラーを利用する。
登って来た急斜面を大きく下り、アゼ滝、一ツ滝の分岐に戻り滝巡りの登山道に入る。
滝巡りは遊歩道とはとても呼べない荒れた登山道となる。
すきっ歯の橋は渡るのに要注意である。
このくさりは要をなさなかったが、岩にザックが当ると谷側に落ちてしまう可能性があるので掴んで通った方が良さそうに思えた。
材木の節約なのかすきっ歯の橋ばかりが設置してある。
崖は崖でも一枚岩の垂直な崖だ。そこに鉄筋の足場が打ち込まれていた。これは恐いぞー!
滝巡り分岐から25分にて”アゼ滝”の分岐に着く。ここから崖を下る様だ。
更に崖を下る。鉄筋が抜ければ一巻の終りだ。
一段下りた所からは上の滝が見え、ここからは下の滝は見えない。
どちらが”アゼ滝”なのか?二つを合せて”アゼ滝”なのか?
説明板が無いので何も判らない。大きさから言ってこれが”アゼ滝”なのだろうか。
下の滝は更に間近で見ることが出来、これ以上近付いてしまうとレンズは飛沫で濡れてしまう。
滝は見事であるが、滝壷も見事な色をしている。
滝壷から更に下流側も見事なコバルトブルーで彩られていた。
晴れた日にここに来られて良かった。
大きなしっかりした吊橋を渡る。ここだけは安心して歩けた。
鉄筋の抜け方向に体重を掛けない様に上り分岐に戻り、一ツ滝に向う。
本日一番のデンジャラスな道。
アスレチックコースですか?
”一ツ滝”は”アゼ滝”に比べて極々シンプルな滝であったが、水の綺麗さは変わらない。滝壷にも下りてみたが、水しぶきでカメラは出せなかった。滝見物はまだ一つ残っているのである。
最初の分岐から44分で”一ツ滝”に着く。ここまで結構な距離とデンジャラスな道だった。ハイカーでないと来れない滝見物に感謝。
最初の分岐に戻り、最初の吊橋を渡り下山を続ける。朝の登り時とは違い橋板は大夫乾いていたが揺れるのは同じである。
吊橋からひと登りして舗装された林道に戻る。この林道も歩きながらの休憩とする。
お陽さんが頭上まで昇り、朝見た山々より随分と綺麗な景色になってくれた。
登り時は林道から見ただけの”銅穴の滝”であるが、下り時には滝壷まで行ってみる。立派な滝なのに滝名の表示板すら無かった。
これは林道脇にあった無名滝。これでも立派な滝に思えた。
林道から川上川を覗き込むと、大きな滝壷が見えたので岩の向こう側に大きな滝がある様だ。長い林道歩きも色々見るべきものが多くまったく退屈はしなかった。
滝巡りも含めて下山4時間52分にて林道ゲートに戻って来る。ゲートの向こうが駐車場なので、これで”奥三界岳”は終了と
なる。
駐車場には車が3台増えていたが、山中2組としか会っていないので
もう1台は釣りかも知れない。靴は履き替えずに”竜神の滝”に向う。
広い無料の駐車場があり周辺はバンガロー村となっていた。
滝見用にハイヒールでも歩ける遊歩道が整備されていた。
上の橋から下の橋と”竜神の滝”を見る。
”ハゼ滝” ”一ツ滝”と同じ川上川なのにこの道の違いは何?
同じ川なので水の綺麗さは同じ。兵庫の滝は水が汚いのが大汚点。
橋の上から見た”竜神の滝” 同じ川ではあるが下流なので水量は増えている様に見える。
滝壷から下流側を見る。ゴルジュが迫力だ。
入口には”川上総合事務所”と書かれた”かたらいの里”温泉。
市内在住者は210円、市外者は410円は市内在住者とウソを付く必要のない程安い。
〔竜神の滝散策〕遊歩道が整備され登山靴で無くても歩けた。