〔188〕上蒜山 (1,202m)

2006年05月01日


昨夜はスキー場の駐車場で車中泊して、朝に移動して親父指定の場所に車を停める。 ”百合原”は私有地なので本来、車を勝手に停めてはいけない場所である。 ここに蒜山三山を全縦走するハイカーにとって有難いタクシーの電話番号が掲載されていたが、下蒜山登山口まで\3,000は一人では辛いが複数人居ると安いものだ。

急登の尾根道はほぼ真っ直ぐに縦走路に伸びている。
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岡山県真庭市蒜山
前日の移動
  蒜山高原には3時頃に入る。 登山者はスキー場の広い駐車場を使うことになっているが、暇なので百合原に車が停められないかチェックに行く。 登山口で親父が作業していたので、この辺に車を停めてよいか聞いてみると『ちゃんと整列しとけば怒られないだろう』との助言を得る。 この親父と喋っていると、現在は72歳で膝を痛めて山歩きはしていないが、かつては年に40〜50山登っており、海外の山にも2回行ったとか。
仕事の暇を見つけては蒜山三座を縦走していたらしい。
  この親父のお勧めが大山の南にある ”烏ヶ山”(からすがせん)で、目の前に大山が聳えアルプス感がたっぷりらしい。 只、鳥取大地震で手前の山が崩れたので現在でも登れるかどうかは不明とのことであった。
明日は塩釜冷泉に下山して、道路を歩いて帰る予定なので、車で距離を測りに行ってみると6.2kmあった。県道歩きで車に戻るのは1時間半の歩きとなりそうだ。

5時50分に ”百合原”を出発して、
鉄線で囲まれた牧草地から杉林に入る。

杉林が終わると蒜山高原への大展望となるが、
相変わらずの黄砂で見通しは悪い。

急登の階段が続き、どんどん高度を稼いで行く。
Road Map :道後山から国道183、180、181、482号線を経由して蒜山高原に入る。
Route Map:百合原の登山口から上蒜山〜中蒜山〜下蒜山を縦走する。
大山の手前に昨日、親父が話ししていた ”烏ヶ山”(からすがせん)が見える。
急峻な山の様で簡単に登れそうにはみえない。

登って来た尾根道を振り返り見る。

1時間17分を要して ”縦走路分岐”に出る。

縦走路は背丈の低いササ原なので終始、展望が良い。

1時間25分にて ”上蒜山”(1,202m)に着く。
山頂標識は壊れて地面に落ちていた。

小さな綺麗な花だが名前は判らない。 他の場所では見かけなかった。

縦走路途中より ”中蒜山”(1,123m)を見る。

”中蒜山”の手前には残雪があったが、しっかり固まっており
歩くのには支障はなかった。

大山の上には傘雲が広がりだした。 今日は沢山の人が大山に登っていることと思う。

上蒜山から中蒜山に歩いて行くとくさり場が3ヶ所出てくる。
くさりが必要な程の斜面ではないが、土質が滑り易く、スリップ防止の
意味合いが強いのか。 ここのくさりは1本がやたら長く、相当な重量だろうし、ここまで運び上げるのが大変だったろうと思ってしまう。

”中蒜山”の登り途中から ”上蒜山”(1,202m)を振り返り見る。

2時間40分にて”中蒜山”(1,123m)に着く。 ここも展望は抜群。
ここにもハイカーは居らず、ここまで誰とも会わなかった。

中蒜山の ”避難小屋”。

日本二百名山
岡山100山』   カタクリの花が咲く蒜山三山を縦走する。
標高差:650m
避難小屋の中は綺麗に掃除がされていた。
塩釜冷泉への分岐点で悩む
 2時間55分で下山予定の分岐点に着く。時刻はまだ8時45分、下蒜山まで歩く時間はたっぷりあるが、帰りはどうする?、携帯を持っていないので犬挟峠まで縦走してしまうとタクシーも呼べない。
 後は下蒜山からここまで引き返すかであるが、登り返しがどの位あるか判らない。
しばし悩んだ後、先輩は縦走したとのことが頭を過ぎり、引き返し覚悟で下蒜山に行くことにした。
塩釜冷泉で下山する予定でだったので地図はここまでの分しか持っていない、脇道はあるのか?
最鞍部の ”フングリ乢”まで来たが下山道は見当たらなかった。
鞍部への下り始めから見ると、そんなに下らなくても行ける様に見えてしまった。 ところがどんどん下っていき、ほとんど下りてしまう。 後悔しながらも鞍部に下山路があるかも知れない期待を持ちながら下っていく。
”フングリ乢”からは長い登りが続くが急登部分は無く、やたらと距離が長いだけ。
”カタクリ”は群生していたが ”ショウジョウバカマ”は
2ヶ所で見かけただけだった。
道脇には ”カタクリ”の花が群生していた。
まだまだ続く下蒜山への道。
下蒜山への登りから中蒜山、上蒜山、遠く大山を見る。 どこからも大展望であるが霞みが酷いのが残念。
4時間11分にて最後のピーク ”下蒜山”(1,100m)に着く
ここも展望は抜群だった。
一等三角点を探す
上蒜山の一等三角点は山頂にはないと聞く。 三角点に興味は無いが、昨日会った三角点親父のことを思い出して三角点を探しに更に北へ進む。 最初は踏み跡があった道も段々と踏み跡がなくなり薮扱きと残雪になる。 次のピークでササ薮の中を探してみるが見付からず断念して引き返す。 無駄な時間だった。
山頂には3名の高齢者(?)が休憩されていた。 右の御夫婦に犬挟峠への下山路を聞いていると、左の人が犬挟峠に
下りるなら車を置いているので乗せて行くと言ってくれた。 これで長い舗装路歩きの引き返しをしないで済む。
この辺りは ”雲居平”と呼ばれているらしく、本当に広々とした雄大な場所であった。
宮田さんはここからの登りを 下蒜山”まで行くのは止めようかと思ったらしい。
広島から来られた宮田さんの後に付いて下山する。
御年は62歳らしいが、兎に角、歩くのが遅い人であり車に乗せて
もらうので我慢して喋りながらペースを合わせて下りて行く。
ここまで来て良かったと思うほどのササ原が広がる景観である。
自称 ”ゆっくり登山”の宮田さんの車に乗せてもらい、百合原まで送ってもらう。 これで6kmの舗装路歩きをせずに済んだ。本当に有難う御座いました。
下蒜山からの下りは58分掛かってしまった。自分だけなら半分の時間で下山出来たと思うが、ここから車まで歩けば更に2時間以上は掛かるので大助かりである。5時間28分にて蒜山三座を終える。
'06年中国地方の遠征
04/29 04/30 04/30 05/01
三瓶山 吾妻山 道後山 上蒜山
帰路、蒜山高原SAから見た ”蒜山三山” 長い縦走であったが全てのピークから展望が良かった。
かみひるぜん
上蒜山まで:1時間25分
中蒜山まで:2時間40分
下蒜山まで:4時間11分
犬挟峠まで:5時間28分
分岐から ”上蒜山”まではササが生い茂る薮道が続いた。
地面に落ちていた山頂標識は朽ちて読みが難かったが、
どこかの山岳クラブが作った私設のものだった。