〔186〕武奈ヶ岳 (1,214)

2006年03月04日


坊村の駐車場から見た、武奈ヶ岳へ続く稜線。
今日の天気は良さそうだ。9時30分に出発する。

登山口にはきれいなトイレ有。明王院の横にも数台の駐車場が有るが、今日は満車状態。登山口は明王院の横から始まるが、ここが分岐点となっており、左は御殿山経由、右は奥ノ深谷経由となる。

急登部分は1時間15分程で終わり、穏やかな雑木林の稜線になる。
まだ展望は得られない。
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滋賀県大津市坊村
坊村登山口までは
明石方面からデカンショ街道を通り、京都大原方面に行くには標高600〜700mの峠を三つも通る必要があり、「春が来た!」とは言え、今朝の冷え込みでは路面が凍結している可能性が大である。
スタッドレスタイヤを持たない身なので行きは無難に名神高速を走ることにした。
葛川坊村の登山口には2時間45分で着いたが、一般道の帰りは4時間30分も掛かってしまった。
坊村登山口
武奈ヶ岳の登山道は琵琶湖側の比良スキー場から登るのが一般的らしく、坊村からの登山道を紹介した本は見当たらない。ネットで調べると2時間30分程で登れるらしい。
遭難事故が続いているらしい
登山口から安曇川(あどかわ)を挟んだ反対側に無料の広い駐車場がある。
車を停めて靴を履いていると、お巡りさんがやってきて、最近、比良山系
では遭難事故が続き、一人が死亡、もう一人は未だ発見されていから気を
付けて登る様にと注意を受け、遭難速報と山登りの注意事項を書いた紙を
頂いた。その用紙には「入山届け・・・」、「地図・・・」、「通信手段・・・」、「家族へ・・・」とか7項目が書かれているがその内2項目の「天気予報・・・」と「地図を・・・」しか守られていない。そろそろ携帯電話でも買うか。

登山道は駐車場から見上げた通り、杉林の中、急登が続く。前半はアイゼンを必要としない状態ではあったが登るに従い残雪は多くなる。

雪を被った樹木が青空とマッチしている。

大阪の千里から来られたスローペースのおば様二人。抜いていくが途中でアイゼンを付けている間に抜かれ、又、抜き返す。ところが下山時には私の前を歩いていたので話をしてみると御殿山で時間切れとなり引き返したらしい。
標高差:909m
Road Map :名神を大津ICで降りて、湖岸道を北上、琵琶湖大橋の交差点を左に曲がると坊村への国道367号線に入る。
Route Map:村坊登山口から御殿山を経由して展望の良い南西稜から武奈ヶ岳へ。
登山道は雪深いがツボ足になることも無く、快適に歩ける硬さを持っている。写真は小さな雪庇。
11時丁度、急登を登り切ると展望の良い高台に出た。ここに居たおじさんから『あれが桟敷ヶ岳だ』と教えてくれるが、
どこを見ても同じ様な山ばかりで特徴が無く、どれが”桟敷ヶ岳”か判らなかった。

ここまで急登の連続であり、展望が得られなかった分、展望がこれだけ開けると感動ものである。

標高を稼いで行くと、”エビの尻尾”が目を引くようになる。
どの樹木を見てもエビの尻尾が出来ており、これまでの風雪の
強さを物語っている。

今日はこの南西稜を歩きたくて来た様なものだが、予想以上の景観を見せてくれた。
双耳峰に見える右側が武奈ヶ岳山頂。

樹木の上にまでエビの尻尾が群泳している。

11時20分、1時間50分で”御殿山”(1,097m)に着く。ここから初めて武奈ヶ岳と
南西稜を望めることが出来た。ここから鞍部のワサビ峠に大きく降りて登り返すことになる。

登り返した地点から振り返る。
大きなザックのおばさんはまだ喘いで登っている。

武奈ヶ岳山頂を見上げる。天気は快晴とはいかないが、曇り時々晴れの感じなので少し待てば日が差すことがある。

守口から来られたおじさんはこの辺の山に精通さらているらしく、
次々と山名を同定してくれるが、これらは聞き流すだけ。
登ってもいない山の山名を覚えられる訳もないし興味も湧かない。
写真はびわ湖バレー、山頂部は天気が良さそうだ。

南西稜の南端への登り返しはきつい。いつも思うのだが、体力の無いおばさん程、大きなザックを背負っている。多分、心配でいろんな物を持って来ているんだろう。

南西稜歩きにはヤセ尾根、雪庇があるが、危険箇所は無かった。

南西稜の終了部分から振り返る。雄大な景観だ。

2時間55分にて”武奈ヶ岳”(1,214m)に着く。気温2℃。
山頂へは三方向からの登山道があり、登山者が次々に登ってくる。
展望を楽しみながらおにぎりを食べて15分休憩する。

山頂から見た比良スキー場、琵琶湖であるが、肉眼でも琵琶湖は薄っすらとしか見えなかった。

下山
下山路はワサビ峠から奥ノ深谷へ廻る予定であったワサビ峠には道標が無く、踏み跡もまったく無い。高槻から来られたベテランさんに聞くと、「 雪解けの始まる今のシーズンは沢の水位が上がっているので止めておいた方が良い。」との助言を頂いた。遭難事故も多発している折でもあり、素直に引き返すことにした。
その後も高槻の人と喋りながら下山していると、朝に抜かした二人のおばさんが前を歩いていた。話は前述の通り。雪の下山路は歩き易く、下山は1時間30分で終えた。
帰宅は一般道
節約の意味合いで一般で帰ることにしたが、京都の大原方面から明石方面には素直に繋がった道がなく、山を避けながらの峠道を走ることになる。峠に入ると朝の心配が当っており、道路の積雪はまだ残っており、朝の冷え込み時には凍結していたものと思われる。ノーマルタイヤで対向車が来ないことを祈りながら峠越えを果たしたが、冷や冷やものであった。三つの峠は全て林道に近く、国道477号線はとても国道とは呼べる道路ではなく酷道である。直線距離的には近いのだが、道路の蛇行で距離が長く、帰宅までには4時間30分も掛かってしまい、帰宅が一番疲れた。

関西百名山
日本二百名山』  南西稜歩きが楽しかった。
コースタイム 登り:2時間55分、下り:1時間30分
ぶながたけ
下山は金糞峠側に下りたかったが、登り時に分岐点を確認出来なかったので、登って来た道をそのまま引き返す。