標高差:1,683m
累積標高差:2,228m

2014年09月28日


日本二百名山に戻る

富山県魚津市
登り:6時間21分(登山口から)
下り:5時間17分
(登山口まで)
トータル:12時間11分(駐車場からの往復時間、休息時間含む)
ウィキペディアから
毛勝山へは、近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされているが、正式の登山道としては認知されていない。従来は、片貝東又発電所近くから阿部木谷へ入り、毛勝谷を残雪期のみしか登ることができないとされてきた。途中に山小屋もなく行程は長い。標高差も1,700mあるため、入山はトレーニングを積んだ上級者に限られる。猫又山へは、ブナクラ谷を遡り、ブナクラ峠から尾根を急登する登山道がある。猫又山から釜谷山へ縦走する登山道はない。
Road Map :北陸道を魚津ICで下りて、県道132を南下して片貝第五発電所近くの登山口に至る。
Route Map:登山口から西北尾根コースを往復する。途中、道標は無いが道間違いのない一本道である。
日本二百名山毛勝谷の雪渓登りは危険なので、西北尾根コースで挑む。
毛勝山
かつては春先の残雪期でないと登れない山であったので、ピッケルワークも知らない俺には無理な山と諦めていたが、数年前に尾根道が開拓されたと知った。それでもロングコースなので気乗りはしなかった。
朝日岳で会ったバアチャンが軽アイゼンで大雪渓から登ったこと、昨日会ったババアズが先々週に7時間で登られたことが後押ししてくれて登ってみることにした。重労働ではあったが、幸い天気に恵まれ報われる重労働となった。
今日の俊足の青年二人は何時間で登り下りが出来たのかは判らないが、我が師匠である札幌の鉄人は67歳の時に登り5時間37分、下り3時間49分で尾根コースを片付けている。これを聞くと歳のせいには出来ず、自分の体力の無さが恥ずかしい話しになってしまう。
今日の温泉
山を下りる途中に温泉が無かったので、ガススタンドで聞いた魚津の漁港近くの”下田温泉”(\420)に入る。びっくりしたのは入浴料が高いのに石鹸、シャンプが無かったこと。これはいつも持参しているマイシャンプでカバーする。番台のある銭湯の様な温泉なのに設備は充実しており、露天風呂、サウナと充分な設備だった。漁港近くの温泉だったので、背中に模様を描かれたおっさんが多かった。

前日の移動
鍬崎山登頂後は称名滝を見物して、北陸道で魚津ICまで走り、片貝山荘のある登山口に入る。

158〕毛勝山 (2,414m)
けかちやま
車止めを抜けて林道を進んでいくが登山口が判らない。行き過ぎてしまったかも?と思った頃に赤いリボンを見付けた。駐車場から8分の距離だった。この時点では立木に表示があるのに気付かなかったが、気付いていても文字は読めない程に劣化していた。奥に通行カウンターが設置してあったので、登山口で間違いないと安心して進む。
今日はロングコースなので出来るだけ早い時刻に出発しようと考えた。駐車場を4時34分に出発、まだ真っ暗なのでヘッデンを付けて歩き出す。気温は13℃と高めであるがW・Bを着ておく。
直ぐに昨日確認しておいた車止めゲートに着いた。
暗いのでそう思うだけかも知れないが、垂直に近い壁を登っている感じとなる。風がなく暑くなって来たのでW・Bを脱ぐ。
下からヘッデンの灯りが追い上げて来て、そのハイカーに軽く抜かされる。何本かのロープ場を消化して急登53分にて尾根筋に到達する。尾根出合からは比較的フラットな道となる。
登山道はしっかりと付いており安心出来たが、道標の類いは何も無い。登山道は序々に勾配を増して行き噂の急登部に入って行く。
展望の利かないスギの樹林帯を緩やかに登って行く。相変わらず道標はまったくないが、登山道はしっかりと付いている。
尾根筋はスギの樹林帯となっており自然スギの大木が目立つ。明るくなって来たので既にヘッデンは外している。
登山道は樹木を避けながら緩やかに登って行く。
樹間から北方向に”僧ヶ岳”から伸びる尾根が見える所があったが、
部分的に見えるだけなので、どこを見ているのかさっぱり判らない。
風雪に耐えたスギの大木が道を塞ぐ場面が出て来るが登山道はしっかりと伸びている。道間違いさえ無ければ後は距離との戦いだけだ。
今の所、登り一方の道が続き、下りの登り返しがなさそうに思えた。
北側の尾根がしっかり見える場所があった。手前に伸びる支尾根の感じから”駒ヶ岳”(2,003m)と思われる。
進行方向を見ると、朝日を浴びた”毛勝山”を見ることが出来た。今の所、天気は良さそうであるが、ガスがいつ上がって来るのかが、気になる所である。ガスが上がる前に山頂に立ちたい。
進行方向を見ると毛勝山は尾根筋に隠れてしまい、この先しばらくは姿を見ることが出来なくなる。西から東に向けて歩いているので、進行方向の写真は逆光になってしまい、上手な写真が撮れない。
登山口より2時間20分にて通称”三角点”に着く。薮の中にひっそりとあり、本当にこれが三角点なのか判らない。これにより地図上の自位置が確認出来たが、2時間20分歩いて、まだ三分の一しか進んでいない。
時刻は7時22分、お陽様もすっかり昇って来て北側に伸びる尾根筋もはっきり見える様になったが、1時間前に見た景観と殆んど変わっていない。それ程、進んでいないのだ。
逆光で色が飛んでしまっているが、紅葉、黄葉が目立ち始めた。
登り口の急登もそうだったが、難所にはロープだけはしっかりと張られていた。これだけでも助かる。
”駒ヶ岳”(2,002m)も振り返り見る様になって来たので、かなり進んだことを感じ取れる。が、標高的にはまだまだ追い付いていない。
毛勝山は左側で隠れてしまっているが、釜谷山は見ることが出来た。
ジジー2名、ババア1名のパーティが下山して来た。モモアセ池でテント泊をしていたらしい。昨日は昼前にガス包まれてしまったのだが今日の天気は最高だ!と言われていた。彼らは昨日の御嶽山の大惨事を知っているのだろうか?
登り方向を見る。
振り返り見る。
標高を稼いで来て北側の尾根越しに北アルプスの山々が見える様になって来た。先々週に登った山ばかりであるが、遠景過ぎてイメージは湧かない。
登り方向を見るが逆光が悔やまれる。
振り返り見る。
登山道としての難所は少ないが、自分に取っては登山道に転がっていで浮石で捻挫をしそうで神経を使う。
左写真の峠(?)を越えると水溜りがあった。これが”モモアセ池”なのか?
表示が無いので確定出来ないが、モモアセ池に間違いないだろう。
モモアセ池の底は汚いが水自体は透明度が高く綺麗だった。池の周囲は草黄葉が始まり綺麗な景観となっていた。先ほどのパーティがどこにテントを張ったのか探してみたが判らなかった。
モモアセ池から一登りすると北アルプスの大展望が得られた。山座同定は双耳峰の鹿島槍ヶ岳、白く見える白馬岳を基点に簡単に出来た。
そして前方には毛勝山の全容が見える様になって来たが、きつそうな登りにビビッてしまう。
突然、後から足音が聞こえ、軽装のハイカーが追い付いて来た。あっと言う間に前方に進んで行った。足の早い人が羨ましい一瞬だった。
先ほどのモモアセ池とは別に二つ程の池塘があったが共に表示は無し。
北アルプスの山々より、手前の尾根の岩峰に目が釘付けになる。でも、あんな険しい山には行きたくない。
毛勝山への登山道がはっきり見える様になって来た。お年寄りを考慮したハンディ道は無さそうなので覚悟する。
登って来た道を振り返り見る。下り方向の写真も撮っているのは、下山時にはガスで見えなくなっている恐れがあるからだ。見える時に撮っておくが山での写真撮影の基本である。
夏はお花畑であったのだろうが、今は草紅葉が見事である。
クワガタ池”の横を通った時には気付かなかったが、少し登って振り返り見ると直ぐにクワガタの形で判った。
真夏程のスピードではないが、ガスが序々に上がってくる。俺が山頂に立つまでもう少し待ってくれ。
喘ぎ登っている途中から”剱岳”が見える様になった。これで大きな目標が達成出来た。お天気バンザーイ!
登り勾配がきつくて山頂が見えなくなってしまった。この時、山頂手前にもう一つのピークがあり、それを登っていると勘違いしていた。
早朝に俺を抜かして行った青年が下山して来た。その後、先ほど俺を抜いて行った青年も下山して来た。山頂ではビールを呑んでゆっくり休憩したらしい。「山頂はもう直ぐですよ!」と言ってくれたが、俺はもう一つのピークがあると思っていたので、この時は社交辞令に取っていた。
ガスがどんどん上がって来るのに間に合うのか? まだ、もう一つピークがあると思っている勘違い男だった。
お蔭でガスの上昇にも勝つことが出来た。昨日会った静岡からの仲良しババアズの登り時間にも負けずに済んだ。ババアズは7時間で登ったらしいので彼女らの体力も大したものだ。逆に言えば俺の体力がなさ過ぎるのか。若者は二人共下山してしまったので、山頂では一人ボッチ、心細くなって来る。
6時間21分にて突然”毛勝山”(2,414m)に着いてびっくり。手前のピークを登っていると勘違いしていたので突然、山頂に
着いて大儲けをした感じに嬉しくなってしまう。これが逆だっ
たらがっくりだったろう。
山頂から北アルプスの五竜岳方面を見る。杓子岳〜不帰嶮以外は登ることが出来ている。
同じく山頂から北アルプスの剱岳方面を見る。立山連山は剱岳の陰になってしまっている。
毛勝谷の大雪渓を見たくて覗き込んで見るが、上手く谷底が見えない。
安全に配慮しながら、あちこち覗いて見るが、良い写真は撮れなかった。一つ言えることは良くぞあんな斜面を登って来たものだと関心した。
矢印は残雪期のルートでは?であるが、適当に想像している。
毛勝谷上部の雪渓は無くなっていたが、真ん中から下には雪がたっぷり残っていた。上部は雪渓が無ければ登れない程の急斜面にだった。
いつまでも滞在したい山頂であったが昼休憩を30分程取って、下山時間も長いので早々に下山に入る。陽の暮れない内に下山を終らせたい。下山方向はガスに覆われてしまった。
下山開始直後に苦しめられたのは登山道に点在する浮石。ここで捻挫でもすれば、この後、登って来るハイカーは居ないので、助けも呼んで貰えない。時間が掛かっても良いので慎重に下って行く。
樹種は判らないが紅葉と黄葉が入り混じったグラデーションが綺麗だった。
ガスは気まぐれで、掛かったり切れたり。雨さえ降らなければもうどうでも良いですよ。
今の所、見事な景観を見ながらの下山が出来ている。が、いつガスに覆われるのかは判らない。
実際には大した登り返しではないのだが、ここから見ると凄い登り返しに見える。
ガスが適当に乗って山らしい景観になっている。
モモアセ池に戻ったと思ったが、これはもう一つの池塘だった。
ササは刈り払いされているが、残ったササの背丈が高く、展望が得られなくなってくる。
この辺りまでは展望の良い草地であったが、そろそろササ原の樹林帯に入って行く。登山道も根っ子の張り出しが多く、歩き難くなってくる。
この辺りも真っ暗の中、登ったロープ場であるが、明るくなった下りには大した斜面ではない様に感じた。距離は長かった。
尾根筋から離れ、登り時には真っ暗だったロープ場を下山する。
登り時に気付かなかった登山口の表示。気付いても読めない程に劣化している。山頂までの行程中、表示、道標があるのはこれだけだった。下山5時間17分で毛勝山を終える。
林道車止めゲートに戻る。かつては登山口まで車で行けたのだが、いつから車止めされたのか?
車を停めた所が僧ヶ岳の登山口になっており、毛勝山の登山口を見付けるには、僧ヶ岳登山口が目印になるだろう。
手前の広場が登山者用駐車場。出発時には2台の車が停まっていたが、1台はキャンパーの車、もう1台は足の早い若者の車だったのだが既に帰宅されていた。日曜日なのに今日、毛勝山に入ったのは俺を含めて3名だけ。兎に角、無事下山出来て良かったと思っている。奥に見えているのが自車である。
片貝山荘の内部は奥まで見ていないが綺麗な状態に保たれていた。ここなら泊れそう。トイレはあるの?
昨日は通り過ぎた”片貝山荘”を見に行く。昨夜、二階には電気が点いていたが・・・ハイカーが泊まっていたのか?
静岡の仲良しババアズはここに泊ったと言われていた。
魚津の町に出て”下田温泉”で汗を流して帰路に付く。
09/27 09/27 09/28
鍬崎山 称名滝 毛勝山
今回の遠征