標高差:1,335m

2010年05月01日


日本二百名山に戻る

長野県水内郡信濃町
登り:4時間32分下り:3時間10分(残雪期参考タイム)
トータル:8時間07分 (残雪期参考タイム、休息時間含む)
東(表)登山道から黒姫山
黒姫駅から40分ほどで早稲吉を通って苗畑登山口に出る。 ここには登山案内板と登山者名簿を備えつけた箱が置いてある。 苗畑をとおりすぎると右側に登山道の標識がある。 ここから杉林へ入っていき、林道を横切ってヒノキ林に入っていく。 シナの木を過ぎて七曲りと呼ばれる道を大きくジグザグに登る。 カラマツの混じる林からブナに変わり、しばらく行くと日ノ出石(夫婦岩)に出る。 ここで一休みしよう。 ここからヒカリゴケ帯の急な登りを尾根に上りきると黒姫乗越からの分岐に出る。ここを左にひと登りで黒姫山山頂に着く。
Road Map :上信越道を信濃町ICで下りて、長水の集落に向かう。
Route Map:東(表)登山口から、林道を四度渡り、山頂を往復する。
日本二百名山』 楽なコースと思ったが一番きついコースを選んでしまった。
思わぬ苦戦を強いられた
軽く登るつもりであった”黒姫山”であるが、昨日の戸隠山に続いて踏み跡(足跡)がまったく付いていない登山コースにはまいった。しかも後半は滑落しそうな急登に、滑落したくない思いからしっかりとステップを切りながら登ったので、足取りは本当に遅かった。展望の良い山であるので、違うコースから再度、登りたい思いはある。
登山口休息所で寛ぐ
時間が掛かったとは言え、下山を終えたのは1時過ぎ、ポカポカと暖かい休息所横に昨日同様に濡れた衣服を広げて天日干しする。泊まりの遠征ならではのゆっくりした時間である。
今日の温泉
戸隠高原にはコンビニがないので買出しに町まで下りる必要がある。その序でに昨日同様、”大湯”に行き、汗を流す。
−−− 東登山口 渡 渉 林道出合 七曲り下 七曲り上 日の出石 稜線出合 黒姫山
登り 5:03 5:23 5:57 −−− −−− −−− 9:19 9:35
下り 13:10 12:53 12:24 −−− −−− 11:37 10:14 10:00
151黒姫山 (2,053m)
04/29 04/30 05/01 05/02
斑尾山 戸隠山 黒姫山 飯縄山
今回の遠征
昨夜は ”黒姫山登山口休息所”と書かれた建屋の駐車場で車中泊する。
標高は700mなのだが早朝は外気温1℃、車内4℃まで冷え込んだ。
休息所内には綺麗なトイレがあるが、若干臭かった。
休息所内で朝飯を食べて5時過ぎに出発する。
休息所の直ぐ横に ”表登山道”と書かれた車止めのある散策道が真っ直ぐに伸びている。 サクラ並木であるが花はまだつぼみ状態。 前方に見える”黒姫山”がやけに遠い。 地図上では ”表登山道”が一番、距離が短いので選んでみたが、結果として大誤算だった。
サクラ並木の遊歩道は直ぐに終わり、林道を横切って登山道に入って行く。
この辺りは裾野であり、まったく標高を稼いでくれない。
歩き易い、明るい登山道であるが、相変わらず斜度は無い。
後半の急登が予想される。
再び林道を横断して、対面の登山道に入って行く。
20分歩いた地点で小さな沢を渡渉するが、水かさが多く、飛び石は水没してしまっていた。 狭い沢なので渡渉するには問題ない。
3度、林道を横断するが、登山道の続きは林道を
左に少し歩いた先にあった。
少しづつ標高を稼いでいく内に残雪が多くなってきた。
まだ斜度は少ないのでつぼ足で充分歩ける。
54分にて4度目の林道横断となる。
この先から斜度がきつくなっているので、ここでアイゼンを装着する。
残雪により、登山道はまったく判らないし、踏み跡(足跡)がまったくない。
道標もまったく無いのにはまいった。
G・Bの簡単な地図によると ”シナの木”から軽く左
に曲がる様に書かれていた。 一際目立つ、写真の木を
”シナの木”と決め付けて、気持ち、左に曲がって行く。
勾配はどんどんきつくなって行き ”七曲り”の登山道を見付けたく、
右へ左へと幅広く進路を変えながら登って行く。
”七曲り”の片鱗を見付け、辿って行くが、直ぐに見失ってしまう。
腹を括って直登に切り替えるが、直登して行くとジグを切った ”七曲り”の登山道に度々横切ることになった。
足跡のまったくないブナ林が続く。 本来、軽やかに登るはずであるが、コースが判らず、常に不安が付きまとっている。
斜度はどんどんきつくなり、硬い雪面にステップを切りながらの登りとなる。
充分滑落する斜度なので、少しでも斜度の緩い所を探しながらの登りとなるが、
結局はどこかで斜度のきつい所に出くわす。
体調は充分なれど、息切れとステップ切りで全然、前に進まない。
稜線に出るまでは滑落しそうな急登が続く。
4時間16分に ”稜線”に着くことが出来た。
所要時間のほとんどが、僅かな距離の稜線への登りだった。
下山時に下降地点が判る様にGPSにマーキングを入れておく。
展望の良い穏やかな火口壁稜線を山頂に向かって進んで行く。
山頂には大橋林道側から登ってきた二人程の足跡があり、既に下山していた。
早朝、5時前に出発したとは考えづらく、距離は長いが標高差の少ない大橋林道側から登った方が所要時間が短いことが伺える。
飯縄山”を眺めながら反省しきり、登山コースの選定を誤った。
4時間32分にて ”黒姫山”(2,053m)に着く。
コースタイムは3時間40分なので、べらぼうに時間を費やしたことになる。
山頂標識は残雪の下であり、一部だけが見えていた。
気温は0℃であるが、風が無く、ポカポカと暖かい。
昨日、戸隠山側から眺めた ”高妻山”を反対側の黒姫山から眺める。 昨日の見た ”高妻山”の方がカッコ良かった。
黒姫山から ”妙高山”が近い。 活火山の ”焼山”からは白い噴煙も見えていた。
後立山は遠景ながら、ピラミダルな ”鹿島槍ヶ岳”、ゴツゴツした ”五竜岳”で充分同定出来た。
写真には入っていないが、右側には ”白馬山”の綺麗な山容も確認出来た。 25分程、景色を眺めて下山に入る。
広い雪面には我が足跡しかない。
逆八の字で、登り斜面で苦労しているのが伺える。
黒姫スキー場側への周回も考えたが、足跡の無い下山では道間違いの恐れがあるので、自分の足跡がある同じ道を戻ることにした。 下山14分にて下降ポントに戻る。下山時には雪が緩み、滑り易くなっており、アイゼンが効かないことも度々、しばらくは足跡を無視して野尻湖を目標に真っ直ぐに下って行く。
ブナ林を下って行くと富山からの5名のハイカーが休憩していた。
軽く挨拶して通り過ぎるが、この後、5名の足跡を辿ることになるが、
このおっさん達は俺の足跡を辿って登って来ていた。
まだ11時過ぎであるが、珍しく腹が減ったので、昼飯とする。
「あぁー、山歩きなんて面白くないなぁー」と思っている一瞬でもある。
足跡を辿って下って行くと ”日の出石”と書かれた岩の横を通ることになった。 この岩の横を通るのが正規の登山道らしい。 何の変哲もない岩であった。
登り時、下から見ると何の表示も無く、気付かずに通り過ぎてしまいそうな岩だ。 何か謂れがあるのかは知らないが興味なしである。
登ってみてもショボイ ”斑尾山”だったが、眺めてもショボイ山であり、
日本三名山にはふさわしくない山容だ。
昨日も一昨日も県道39号線を走りながら見た ”黒姫山”を改めて見ると、直登するには斜度が凄過ぎる感じがする。 この斜度なら滑落をしてもおかしくない。 先ほどまでの、山での足掻きが頭を過ぎる。
同じく県道39号線から見た ”妙高山”、流石は日本百名山の山容をしているが ”火打山”はどこから見ても見劣りする。(火打山は展望の良い山でしたけどね)