〔127〕妙義山 (1,104m)

2009年04月29日


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群馬県富岡市
観光ガイドから
四国小豆島の寒霞渓(かんかけい)、九州大分県の耶馬渓(やばけい)と並んで、群馬県の妙義山(1104m)は、日本三奇勝のひとつになっています。金鶏山、金洞山、白雲山の、三つのピークから成り、岩壁をあらわにしたその姿は、奇勝と呼ばれるにふさわしい神秘さがあります。
私的な補足
妙義山としてのピークは無く、金洞山、白雲山としてのピークも存在しない。中之岳、東岳の山塊を金洞山、相馬岳、天狗岩、玉石の山塊を白雲山と呼び、金洞山と白雲山を合せて表妙義山となり、表妙義山と裏妙義山を合せて妙義山となっている。ツリーで書くとこうなる。
Road Map :上信越道を松井田妙義ICで降りれば登山口まで10分程の距離。
Route Map:妙義神社から表妙義上級者コースを堀切峠まで縦走し、中間道の遊歩道を妙義神社まで帰る。
日本二百名山』   地元ガイドの案内で屈指の険しい山を縦走する。
標高差:674m
妙義山は面白い
北アルプスと何が違うのかを考えてみると標高と樹木有無意の違いだけで、険しさはアルプスと変わらない様に思える。距離に対するくさり場の数は圧倒的に妙義山の方が多い。大キレットに挑戦する前には妙義山を経験しておいた方が良い様に思います。高速道路千円の内に裏妙義も縦走してみたい。
楽な全縦走だった
車を2台使い、標高の高い中之岳から縦走する山猿さんの作戦は見事に当たり、非常に楽で楽しい山歩きが出来た。一般道は8kmあり、歩いて車に戻るには2時間は掛かる計算になる。
帰路に付く
事前連絡は何も無しで、当日に電話を入れ3泊も泊めて頂いたのには深く感謝します。しかも2山もお付き合い願い有難う御座いました。中之獄神社駐車場でお別れの握手をして帰路に付く。心配していた高速道路の渋滞も無く、スイスイと帰れたが疲れからか、途中で眠くなりSAで仮眠しての帰りとなる。
日本三大奇勝
中之獄神社〜相馬岳まで:3時間48分
中之獄神社 見晴台 中之岳 東 岳 鷹返し 堀 切 相馬岳
8:21 8:42 9:18 −−− −−− 11:16 12:09
相馬岳 天狗岩 大のぞき 玉 石 奥の院 中間道 妙義神社
12:33 −−− 13:25 −−− 14:04 14:40 15:00
相馬岳〜妙義神社:2時間27分、トータル:6時間39分(休息時間含む)
トータル:6時間39分(休息時間含む)
荒船山にも立岩にも行きたかったが、群馬の友人が車2台を使って表妙義を楽に全縦走しようと提案してきた。
”鷹返し”には行きたかったので喜んで賛同する。もう一人、くさり場未経験者の参加があった。
車1台を妙義神社駐車場に置いて、もう1台の車で中之獄神社駐車場に移動する。 これが一番楽に表妙義を全縦走出来る方法らしい。
写真は中之獄駐車場のWC辺りから見た中之岳、一昨日の花見の時にも見た光景であるが、妙義山は何度見ても迫力ある山塊だ。
昨年来た時にはこんなおちゃらけな大黒様を気にせずに通り過ぎた様であるが(記憶に無い)、今回はこんなのを日本一に謳うのがバカみたいに思えた。 平成17年に完成しているらしい。
8時21分に駐車場を出発する。
まずは大鳥居を抜けて中之獄神社に向かう。
アプローチとしてはきつ過ぎる。
今日の相棒二人は神社に ”安全祈願”に行った
が、俺は行かなかった。罰が当たるかな。
昨年も息を切らして登った長い階段をこなす。
見上げる高さだ。
轟岩を御神体としている社殿横を通り ”大砲岩”への散策道に入る。
ここを歩いたのは1年前なので記憶はまだ残っている。
この登りを消化すれば展望が開けるはずだ。
21分にて ”見晴台”に着く。中間道にも見晴台が多いが展望の利かない見晴台も多く、ここは展望の良い方だ。
”見晴台”からの見晴らしはもやっていてよろしくない。 正面に見えているのは ”金鶏山”
”見晴台”から見上げた ”中之岳
見晴台〜石門〜大砲岩に来るハイカーは多いが、”中之岳”に登る人は殆どいない。
”大の字”側にもあった登山自粛の注意書き。
行方不明者の捜索ビラまでは見なかったが、
下山時に未だ捜索している父親に会った。
雑木林の中、穏やかに登っていくが当然、この限りではない。暑くなって
きたので全員、Tシャツとなったが、これが擦り傷を多く作る元になった。(岩登りには長袖がベスト)
大きな岩峰が出てきて真髄に近付いてくる。
まずは大きなクラックのくさり場が出てくる。
くさり場未経験で表妙義全縦走をするとは!
ここは肩慣らし程度であるが、次に待っていたのは・・・
デカイ!高い!垂直だ!、奥の院のくさり場より規模は大きいの
では。岩登り講習会を思い出す光景だ。くさり場初心者の彼には上から
下からアドバイスが飛ぶ。”うるさいおっさん達だ”と思われるだろ
うが、怪我をされたくない思いなので御容赦を。
凄い岩壁に見えたが、ホールドが充分在り、
グリップが良いので難なく登れてしまった。
57分にて ”中之岳”のピークに着く。 展望最高!
群馬の山猿さんが眼下に見える ”さくらの里”に向けて雄叫びを上げる。
”裏妙義”の荒々しい山塊を見る。 肉眼では有名な”丁須の頭”もはっきり見えていた。
裏妙義も縦走してみたいものだ。 そして”丁須の頭”への登りも挑戦もしてみたい。
次に登るピークを見る。 一旦下って登り返すのであるが、この後はこれの繰り返しとなる。
何の変哲もない登山道に見えるが、両側はほとんど垂直で分厚い本の見出し部を歩いている感じだ。 雑木がなければ怖くて歩けないだろう。
ナイフリッジを下る。
くさりの無い下りも面白い。
後に駐車場が見えているが、この高度感がすばらしい。
落ちたら只ではすみませんよ。
登山道の無い岩峰に見えるが、実際にはちゃんとした登山道はあった。
これが次に登る ”東岳”(1,094m)
登り下りの繰り返しで全縦走のトータル標高差は
1,500mを越えている。
東岳”(1,094m)のピークに着く。
山猿さんが言っている 「山は標高だけではない」のが良く判った。
くさりを頼りに登っているが、くさりのメンテナンスを誰もしておらず、
簡単に切れないことを確認しておく必要がある。
五竜岳には切れかけのくさりがあった。
このくさり場も面白かった。 左が凹んでいるので吸い込まれていく。
ここまで来ると登ったも同然。 くさりは1本しかないので一人が登り終わるまで次の人は待機する必要がある。
越えて来たピークを見る。 右端は”星穴岳”で通っていない。 その次が右から”中之岳”、”東岳”、と左端は名前が判らない。
実はここを下るより覗き込んで写真を撮る方が数段怖かった。
鷹返し”はどれ程危険なところなのか期待したが、奥の院、中之岳を経験した今は楽しく下れるくさり場となってしまった。
今日は天候良く安全に下れたが、いつもこの限りではないので常に細心の注意は必要だ。
岩登り講習会で習った”懸垂下降”的に下ると
手が痛かった。 やはりロープとエイト環がな
いとスピーディな下降は出来ない。
山猿さんが言った通り下りは楽で楽しいが、
これが登りとなると苦労しそうだ。
くさり場の後には長い鉄製階段が待っていた。 ここは複数人が下れる。
ここだけでもこの高度感。
”鷹返し”を無事下り終えて記念撮影。
他の人が居なくて停滞もなかったので良かった、良かったです。
”堀切”手前でメットを被った若い3名の女性とすれ違う。
装備はメチャクチャ立派であるが、全てが真新しく超初心者に見えた。
こんな連中と”鷹返し”で離合しなくて良かった。
逆に登攀のお手並みを見たかった気持ちもあるが・・・
”鷹返し”を終えたが、安心するのはまだ早かった。
大きなくさり場が待っていた。
潜り岩”を通る。
前回はこの岩の上で展望を得ながら昼飯にした覚えがある。
2時間55分にて前回下山路にした ”堀切”に着く。
ここから先は前回歩いた道となる。
気分良い尾根筋を進む。 この先が ”バラ尾根”なるのか?
まったく飽きさせることのない光景が続く。
兵庫の植林帯の山とは偉い違いだ。
群馬の人には兵庫で推薦出来る山はない。
前回、下り時に苦労した岩面であるが、
登りでは何の苦労もなく登れた。
国民宿舎側から登って来たと言うジジババ集団とすれ違う。
彼らは左写真の岩を下るのにロープを設置しだした。
”鷹返し”には行かない方がいいですよ。
樹間からここまで歩いて来た尾根を見る。 写真でも判る”星穴”が二つぽっかりと空いている。
中之岳に星穴岳への分岐があったので次の機会があれば行って星穴を覗いてみたい。
”相馬岳”への最後の急登をこなす。
3時間48分にて ”相馬岳”(1,104m)に着く。
12時09分、腹が減ったのでここでお昼にする。
若い彼(53歳)が暖かい紅茶を作ってくれた。 美味しかったです。
次のピーク”天狗岩”を見る。 山猿さんが一枚の写真に納まらないとぼやいていたが、パノラマ写真は任せて下さい。
”相馬岳”から ”タルワキ”の鞍部に下りる。
ここから中間道に下りる道がある様だ。 ここから”天狗岩”によじ登る。
”天狗岩”登り途中から”相馬岳”のピークを見る。
”相馬岳”から29分にて ”天狗岩”のピークに着く。
”天狗岩より次のピークの ”大のぞき”を見る。
”大のぞき”への長いくさり場を登る。
斜度が比較的緩く登り易かった。
1枚岩が終わってもくさり場が続いた。
52分にて ”大のぞき”のピークに着く。 隣は”天狗岩”の岩峰。
どちらも南面は垂直に切れ込んでいる。
”大のぞき”からの下り。
玉石”の鋭いピークを見る。
”玉石”を過ぎて長いくさり場を下る。
登山マップには ”見晴”なるものがあるが、
この辺りだと思うが確信は無し。
記憶ではこのトラバースを終えると”奥の院”のくさり場に出る。
”奥の院”の上部には穴が開いていて中が覗けるのだ。
前回、中に入って見た ”気持ち悪い地藏さん”が
見えていた。
いよいよ ”奥の院”のくさり場だ。
岩面は乾いており下りでもあるので前回程のインパクトは無かった。
前回はこの岩壁がしっとりと濡れていて滑りやすかったが、
今回はカラカラでグリップはすこぶる良かった。
1時間31分にて ”奥の院”に着くが、前回、中まで見に行ってしょうも無かったので、今回は見に行かなかった。
ここで現地案内人の山猿さんは ”大の字”側には行かず、
反対側から下る方が面白いと言い出した。
これも中間道ではあるらしいが、簡単なトラバースも出てきて、成る程、面白い道と感じた。
2時間07分にて ”中間道”に出る。
後は中間道を妙義神社の駐車場まで戻るのみ。
駐車場で車を拾って中之獄神社の駐車場に戻る。
いよいよ死者も出している ”鷹返し”に入るがネットで良く見るトラバースのくさり場は二人共先に行ってしまい写真を
撮る間が無かった。 それでは悔しいので適当な写真を拾ってきました。(元は写りが悪くかなりレタッチした)
今回の遠征
04/26 04/27 04/28 04/28 04/29
掃部ヶ岳 碧岩,大岩 赤城山 浅間隠山 妙義山
妙義山らしい独特の展望が広がっている。
どのピークもテッペンは尖がっているので、
登り付けばすぐに下りに入ることになる。