〔090〕大台ヶ原 (1,695m)
2008年06月14日
大台ヶ原は何度も行きたいと思う山ではないが、前回、前々回とガスの山頂だったので、晴れた時の景観を見たい思いで、懲りずに出掛けてみる。大台ヶ原付近は日本一の降水量らしいので、晴れ時に登れるのは難しそうであるが、自宅からはもっとも近い日本百名山なので展望を得られるまで繰り返し登る覚悟はあり。
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奈良県吉野郡上北山村


標高差:325m(最鞍部はシオカラ谷)
Road Map :阪神高速〜阪和道路〜南阪奈道路を乗り継いでR169を南下して大台ヶ原ドライブウェイに入る。
Route Map:ガスが出ない内に日出ヶ岳に立ちたくて一般的な右周りとする。
駐車場 日出ヶ岳 正木ヶ原 牛石ヶ原 大蛇ー シオカラ川 駐車場
9時07分 9時36分 −−− 10時26分 10時40分 11時20分 12時03分
右回り周回で2時間56分(シオカラ川の沢歩き時間含む)
リベンジ成功
今年は日本百名山の登頂を果たしているが、ガス、雨で展望の得られなかった山への登り直しをしているが、九州の4山に続き大台ヶ原も展望を得ることが出来た。
シオカラ谷遡上
大杉谷が崩壊での通行止めで行くことが出来ないので、今回は登山道からシオカラ谷を下ってみようと思っていたが、ここの登山道も荒廃しており通行止めとなっていた。シオカラ谷で沢歩きを楽しむには沢を下ってから遡上するしかないのか。次回はチャレンジしてみたい。
沢登り教室
駐車場に戻った時、沢登り教室らしいグループがストレッチ体操をしていた。ヘルメットを被り沢靴なので沢登りには間違いなさそうであるが、どこで、どんなトレーニングをするのだろう。付いて行って見てみたい気がした。
ウィキペディアから
頂上の平坦な山が周辺にいくつか集中しており、それらをひとまとめにして単に大台ヶ原(おおだいがはら)と言うこともある。
このような頂上が平坦で周囲を傾斜が急な崖で囲まれている地形を隆起準平原というが、大台ヶ原は日本では珍しい隆起準平原の例である。
また大台ヶ原は世界的に見ても多雨地帯として知られている。そのことが植物や動物など生物の生育と分布に大きな影響を与えている。そのため吉野熊野国立公園のなかでも特に規制の厳しい特別保護地区に指定されている。日出ヶ岳の直下、正木嶺や正木ヶ原のトウヒの立ち枯れと笹原が有名である。 これは、1959年に近畿地方を襲った伊勢湾台風がそれまで覆っていた森林を破壊し、その木々が流出したことによりそれまで地面に自生していたコケ類が衰退、代わって、ササ類が繁茂し始めた。その笹を主食とするニホンジカの数が増え針葉樹の実生や樹皮までも採食するといった複合的な要因によって現在の環境に至るのであるシカの影響に関しては、駆除すべきという意見もある。
駐車場出発は9時07分、現在晴天なので晴れた日出ヶ岳に登りたくて焦って歩いている。日出ヶ岳までの道は遊歩道的に整備されておりおり歩き易い。
周辺はヒノキ、モミの針葉樹にモミジ、カエデの紅葉樹が混在し、雰囲気は悪くないが、登山道が整備され過ぎているのが頂けない。
24分で分岐に着き、左へ折れると直ぐに”日出ヶ岳”の山頂への木製階段となる。
”日出ヶ岳”の山頂には展望台が建っているが、山頂自体にピーク感は無い。笹原はシカが食べる為にこれ以上、背丈が伸びないならし。増え過ぎて有害と言われているシカであるが、ハイカーには凄く貢献している。
30分掛からずに大台ヶ原の最高峰”日出ヶ岳”(1,695m)に着く。
日本百名山中、八幡平の25分に続く最短時間で山頂に立てる山だ。
天気は良いが見通しは悪く、360°の展望もイマイチである。
展望台下には大台ヶ原定番のシカ君が遊びに来ていた。
頑張って笹を食べてくれよと言いたい。
”熊野灘”は見えているが霞が酷く、見えているだけのレベル。
澄み切っている時は富士山まで見えるらしいいが、今日はとんでもない状態である。
残念ながら今年はどこに行ってもこんな感じ。
”正木嶺”への登り途中より”日出ヶ岳”を見る。まったく詰まらない山容であり百名山中の下位ランクの何位かに入る山だ。
登山道周辺には”ゴヨウツツジ”(シロヤシオ)が沢山咲いていた。白花なので綺麗だとは思わなかったが、赤花のアカヤシオも少しだが咲いており、赤花の方が数段綺麗と感じた。
正木ヶ原”のトウヒの立ち枯れは年々朽木の迫力が無くなってきている感じがするが、見慣れてきたせいか?
もともと原生林が生い茂っていたとされる正木ヶ原に異変が起こったのは、昭和34年の伊勢湾台風の影響らしい。南斜面にあり、伊勢湾台風によって吹いた強烈な風雨にまともにさらされた正木峠周辺の木々はかなりの倒壊の被害を受けたようです。その後生い茂っていた原生林が後退し、苔に変わって笹などが生い茂るようになります。
毎回見上げている大きな立ち枯れ。
1時間19分にて”牛石ヶ原”に着く。綺麗に刈り込まれた様に見える笹原はシカ君のお陰だそうだ。祖母山の笹も食べて欲しいものだ。
牛石ヶ原から熊野灘を遠望している”神武天皇”さん。何でここに立っておられるのかは知らないし興味も無い。
1時間33分にて”大蛇ー”(だいじゃぐら)に着く。3回目にして晴れた状態で展望を得ることが出来た。
前回、ガスが掛かっている状態で見た”大蛇ー”は凄い迫力の景観に感じたが、全容が見えてしまうと大した景観では無い様に思えた。期待が大き過ぎたのか?
蒸篭ー”(せいろうぐら)も前回は凄い迫力に感じたが、晴天下でみる蒸篭ーはどこにでもある岩壁に見えてしまった。今回は遠く”西の滝”が見えたのが印象的であり、今日は西の滝まで行ってみる予定。
上で固まっていたのでシャッターをお願いしたお姉さんは、意を決して下ってきたが、怖いのか、立って歩くことが出来ずに、けつを岩に付けたままずり降りて来た。
大蛇ーからはガレた下りとなり一帯はシャクナゲ林となっている。
花時は綺麗だろうと思うが、花の終わった今は枝が歩行を邪魔しているだけ。
どんどん下り、2時間13分にて吊橋である
シオカラ橋”に着く。
吊橋からシオカラ沢の上流側を見る。
これを遡上すれば日出ヶ岳まで簡単に行けるらしい。
同じく吊橋から下流側を見る。
沢の途切れた先からは滑滝が始まっている。
滑りながらも沢ポチャせずに100m程下っていくと壷に出くわした。
沢靴も無しで一人で無理をすることも無いのでここで引返すことにする。この先にはもっと大きな壷があるらしい。
壷までは滑滝が続き雰囲気は最高である。仲間が賛同してくれるなら沢歩きで来てみたい。
シオカラ橋からは登り返しが始まり、駐車場まではきつく、緩く登っていく。樹木の緑が眩しく気分良く歩ける道である。
何故か登山道にパラパラと落ちていた”オオイタヤメイゲツ”カエデ科の葉っぱ。名前はビジターセンターで調べたが天狗が持っているウチワの様であり、これを見ているだけで癒される形をしている。
シオカラ橋から沢沿いの登山道を西の滝まで下る予定であったが、登山道は荒廃しており通行止めとなっていた。崩壊なら無理して通ってしまうが、長年、通行止めとなっていたのか、完全に藪扱きになってしまうので、沢沿いに行ける所まで行ってみることにした。しかし、登山靴では滑りまくり、100m程下った地点で沢下りを断念、引返すことにした。沢靴を持ってくれば良かったと後悔する。
最高峰は日出ヶ岳
人懐っこいシカ君がササの剪定作業中。
”正木嶺”前後は植生保護の木道階段で整備されている。
おおだいがはら
日本百名山
関西百名山』  三度目の正直でやっと晴れた日に登れた。