〔073〕御嶽山 (3,067m)
2013年05月26日
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長野県木曽郡王滝村


標高差:865m
日本百名山』  自宅から一番近い三千m峰。
ウィキペディアより
各方面から登山道が開設されている。小坂口、日和田口利用者の中には、剣ヶ峰まで登らずに、飛騨頂上・継子岳あるいは、摩利支天山までの登山を目的とする登山者も多い。一ノ池を取り囲むの西側の稜線に登山道があり、剣ヶ峰からニノ池小屋へのルートの一つとなっている。以前は、王滝川の支流の濁川に沿って濁川温泉(現存せず)を経て、剣ヶ峰と継母岳の鞍部に登る松原新道があったが、1984年の長野県西部地震により発生した伝上崩れにより崩壊し、廃道となった。
Road Map :中央自動車道を中津川ICで下りて、県道256号線から田ノ原に入る。
Route Map:田ノ原からの最短コースで剣ヶ峰までを往復する。
トータル:5時間38分(お鉢廻り無し)
    登り:3時間16分(剣ヶ峰まで)
    下り:4時間55分(剣ヶ峰から)
前日の移動
乗鞍岳登頂後は朴の木平の温泉で汗を流し、ビール無しの焼肉定食を食べて、道の駅「三岳」に入る。
夏なら田ノ原の駐車場まで行くのであるが、この季節では朝の冷え込みがきついだろうと考え、
車中泊は標高の低い道の駅「三岳」とした。
晴天に恵まれた二日間
過去2回の乗鞍岳は天気に恵まれなかったが、今回は大展望を見ることが出来た。御嶽山はこれで3回共、超快晴となってくれた。
晴れてこそ山登り”が、達成出来て、仕事が忙しいとぐずっていた相棒を引張りだした甲斐があった。
二日間で三千m峰3山
今回の三千m峰はもっとも標高差の少ない山であり、二日間で3山登るのは楽チンものである。(楽チンな山を選んだだけ)相棒に取っては日本百名山の追加となり有意義だったと思う。
往復運転手付きとなる
今回の相棒は屋久島から一人で神戸まで運転してくれた猛者であり、今回も往復の運転を全てやってくれて、運転に関しても楽チンをさせて貰った。
三千m峰と言えど”田ノ原”の駐車場は既に標高2,200mであり、剣ヶ峰までは標高差は865mしかない。
13年前に来た時は8月の盛夏であり、当然、残雪はまったく見られなかったが、今日は残雪のお蔭で田ノ原からの登山道がはっきりと見えた。 と言うことは登山道からの展望が得られると言うことだ。
7時05分、鳥居を抜けて歩き始める。
田ノ原の駐車場は車が少なめであり、右側上の広い駐車場はガラガラ。
驚いたのはトイレのドアが自動だったこと、違和感あり。
進むにつれて残雪が多くなるが、凍結はしておらず、
歩き易い雪質なので助すかった。
この広い平地を”田ノ原”と呼ぶらしい。参道であり、残雪があったり、無かったりの繰り返しが続く。この晴天が頂きまで続いてくれれば良い
のだが。
”大江権現”の小さな神社まで参道が続き、その後は登山道となるが、
当然、残雪で登山道は見えず、踏み跡を追って登る様になるが、樹林帯の中の踏み跡は沢山付いていた。
約50分で樹林帯を抜けて高山帯に入る。
この後は山頂方面も麓方面も終始、大展望が得られた。
正面に ”王滝頂上”を見ながらの残雪歩きとなるが、雪質はザクザクでアイゼンは要らない。
昨日の乗鞍岳では体調悪く、苦しかったのを思い出したが、今日の体調は元に戻っており、
いつもの牛歩で歩くことが出来た。
振り返れば出発点の駐車場、三笠山がまだそこにに見え、遠く北岳を始めとした
南アルプス全体が望めたが、逆光と霞みで絵にはなっていない。
斜度が程ほどで下りは楽そうな斜面が続く。
駐車場からの参道も残雪で白く彩られ、はっきりしていた。
1時間にて”金剛童子”に着く。 既に残雪のない道に入っている。
きつい斜面を見上げると点々と宗教的な物が出て来る。
山歩き黎明期の13年前には3時間で登った記憶があるが、還暦をとっくに過ぎた今は果たして何時間で登れるのか興味津々である。 が、昔と同じく足は鈍い。
駐車場から見えていた斜面であるが、ここからも残雪部、参道、駐車場が良く見える。
毎日、ランニングをしており軽快に登る相棒。若いっていいなー。
1時間18分にて ”八合目石室”に着く。
この辺りに”一口水”があるはずであるが、見付けられなかった。
時間のカウントを忘れたが ”富士見石”に着く。
昨日もそうだったが、富士山はまったく見えなかった。
もう直ぐ ”富士見石”の地点、王滝頂上も近付いて来たが、まだまだ遠い。周辺は完全なハイマツ帯となっている。
1時間50分にて ”九合目”に着く。
後から追い上げて来たハイカーに声を掛けられる。見れば昨日乗鞍岳であった青年だった。 昨日は体調悪く、話しも出来ずに失礼したが、2年前から山登りを始めた富山に住む若者だった。 話しをしている内に少し前まで我が会社の関連会社に勤めていたと判り、話しは更に弾む。 百名山を目指しているのかは聞いていないが、完全なピークハンターの様だ。
再び雪面となり、富山の青年は脱兎の如く登って行った。 そしてこちらが山頂に着く前に下山する彼と再び会うことに。流石、富山出身のことはある(?)。 うちの相棒も俺の牛歩の呪縛を解放すれば、それに近いスピードは出るはずなのだが・・・
南アルプス方面は相変わらず霞みの中。
順光になる夕刻でないと綺麗な南アルプスは見えないのだろう。
2時間18分にて九合目 ”中央不動”に着く。
ここが”奥ノ院”への分岐になっていたがまったく興味無し。
何て言ったらいいんだろう!崩壊帯でもなく、半周程が垂直の岩壁となっており、ここは下からも見えていた。これを ”大のぞき”と言うらしい。ここに味気ない観光マップが立っていた。
この時期、花が咲いている訳でもなく、同じ景色を見ながら黙々と登る。
唯一 ”王滝頂上”への近付き感だけが楽しみとなる。
単調な登りではあるが、高山帯なので終始展望が良く気は紛れる。
3年前に ”中の湯”から登った時に前を通った”石室山荘”が見えた。
まだ最近なので、あの辺りが一番しんどかったのを鮮明に覚えている。
あの時も今日と同じくメチャクチャ天気が良かった。
ここまでの行程から考えると王滝山頂に着いたも同然の距離となる。
2時間40分にて ”王滝頂上”(2,936m)に着く。
大滝口 ”頂上山荘”はまだ残雪に埋もれており、営業はしていない様だ。
”御岳神社”の鳥居を抜けて”剣ヶ峰”に向かう。
この辺りは方向表示がなく登山道が判り難い。
”御岳神社”を抜けると ”八丁ダルミ”の大景観となる。地獄谷の噴気も宗教的なオブジェも健在だった。
巻き巻きの塔は ”まごころの塔”と言うらしいが、
”八丁ダルミ”の大景観にこの塔は似合わない。
穏やかな道だった ”八丁ダルミ”から”剣ヶ峰”へ登りに転じる。
右側の残雪は下りに使っているハイカーが多い。
”剣ヶ峰”からの登りから ”王滝頂上”を振り返り見る。
右には噴気が見えており、残雪の無い季節に”王滝頂上”から右に延びる尾根を歩いてみたいと思った。
果たして登山道はあるのか?
鳥居を潜り石段を登れば、いよいよ山頂だ。
初めて来た時は ”地獄の階段”と思った程にしんどい最後の登りだったが、2回目、3回目からはしんどいながら、地獄の階段とまで思わなくなった。
3時間16分にて ”剣ヶ峰”(3,067m)に着く。3回目の今日も霞んではいるけれど晴天となってくれた。御嶽山とは相性がよろしい様で!
スナップ写真大好きの相棒は写真を撮りまくり。ところが二人共もレンズが汚れおり、写真好きな割りに大失態。
昨日登った乗鞍岳も最高峰は ”剣ヶ峰”だった。
ここからでは ”大日岳”は同定出来ていない。
いつもの神社裏の展望地でお昼にする。ここはハイカーの来ない一等地であるが、今日は若僧が一人来やがった。 展望良く、日差しが暖かくていつまでも居たくなる場所だ。
展望地から見た”地獄谷”は凄い!の一言。
次に来る時はあの尾根のテッペンに立ってみたい。
展望地から見た”一ノ池”、”二ノ池”。 個人的な疑惑であるが、ここから見ても”摩利支天”が隣りのピークより低いのが判る。
相棒からリクエストが来るかと思ったが、特にお鉢廻りはしたくないと言うので、展望地でまったりと26分休憩して下山に入る。
小さなザックに詰め込んだ防寒ジャンパー、アイゼンはお荷物に
なったまま下山する。後は下り一方の斜面を下って行くだけ。
相棒は体力に物を言わせて足早に下って行ったが、俺は登りにサボっていたGPS軌跡のマーキングを入れながら下って行く。
樹林帯に戻っても踏み跡が増えており、判り易くなっていた。
”三笠山”を見ながら緩んで最高に歩き易くなった残雪面をザックザックと下って行く。充分シリセード出来る斜面であった。
下山1時間36分にて ”大江権現”に戻る。
ここからは真っ直ぐな参道を下るのみ。
緩やかに下る真っ直ぐな参道。
途中に散策道なのか脇道が2ヶ所にあった。
今日の暖かさで雪が解け始めていたが、水溜りにはなっていなかった。
明日、冷え込めばアイスバーンになっているかも。
駐車場に戻ると、流石は御嶽山の光景が。
1時間56分で下山を終えて駐車場に戻る。更に早い時間で下山した相棒はラーメンを作って食べている余裕だった。
おんたけさん