〔067〕焼 岳 (2,393m)

標高差:783m

2005年06月26日


登山口からは見上げる斜面をジグザグに登っていく。
急登を20分で尾根筋の比較的穏やかな勾配となる。
クマザサの夜露は大したことは無く、クモの巣も少なかった。

1時間10分で焼岳の全峰が見える広場に出る。ここで途中で抜かれた若者二人と一緒になる。登山道は火口壁である鞍部まで行き、そこから先の北峰に向う。ここからも北峰は見えていない。

硫黄臭が立ち込め、ガスが噴出している火口壁に着く。
反対側には眼下に火口湖がある。
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岐阜県高山市
移動
常念岳からの移動中にガストで早い晩飯を食べて、安房峠の登山口に向うが、最初のコンビニをパスした後はコンビニが無く、明日の昼飯を買えずに夕刻の5時30分に登山口に着いてしまう。
登山口駐車場
新中ノ湯コースの登山口には10台程停められる駐車場があるが、トイレも水場もない。先行車は4台、その内の2台には人が居らず、栃木からの御夫婦と暇潰しに話しをする。今日は乗鞍岳に登られたと言う御夫婦は既に百名山を91山済まされており、明日、焼岳を登ると92山になるとか、大先輩だ。
就寝
ここもコバエが多いが日暮れと共に飛ばなくなってしまう、コバエが居なくなってからは車の窓を開けて涼しい風を入れて、梅酒をチビリチビリ呑む。寝たのは7時過ぎ、後は爆睡。
1時間20分で樹林帯は終わり、沢には残雪も残る高山帯に入る。
今日は気温が20℃と高く、日差しがきつく暑い。
昨日の長丁場で日焼けしてしまっているので日焼け止めをたっぷり塗る。
樹林帯を1時間歩くと、焼岳が見え出してくる。
これは南峰で北峰は最後まで見えない。

火山石が転がる斜面にはイワカガミが沢山咲いている。もう少しで火口壁である鞍部に達する。

振り返ると”乗鞍岳”が近い。

長野県警察、中嶋さんのHP〔信州山歩き地図〕から頂きました。クリックすれば大きくなります。
早く寝たせいで早く目が覚めてしまった。隣りに車が停まっているが何時来たのか全然気が付かなかった。
御夫婦は出発の準備をしている、若者二人が出発したので、それを追う様に4時40分に出発する。
朝一番に山道を歩くと夜露とクモの巣の洗礼を受けるので一番には出たくなかったが、若者二人は忘れ物をしたと引き返したので、悪い考えはうまく行かないもので、俺が今朝一番の先行者となってしまった。

残雪歩きは10m程の短い区間のみ。

登って来たガレ場を振り返る。

火口壁の岩礁間からは雪深い”笠ヶ岳”が望める。

噴出口の下を廻り込んで”北峰”に向う。焼岳最高峰は”南峰”であるが、今は立入禁止になっている。
火口壁から火口湖を覗き込む。右の残雪が”タツノオトシゴ”に見えてしまう。
2時間15分を要し”焼岳北峰”(2,393m)に
着く。山頂標識は壊れていて表示は何も無し。
北峰山頂から火口湖を見る。まだ時間も早いし、頑張れば火口を一周出来そうであるが、今日は何故かその気になれない。
南峰の向こうにはまだ残雪の多い笠ヶ岳が聳える。
焼岳に再度登りたかったのはこの岩を見たかったからである。
37年前、一緒に焼岳に登った友は若くして亡くなってしまった、今日はその弔いが目的である。
長い歳月にも火口に迫り出す岩は何も変わっていない、岩が仏像に見えて涙が出てくる。
飯を持っていないので30分程で下山するつもりであったが、栃木からの御夫婦がコーヒーを入れてくれたので、御馳走になりながら山談議に花を咲かす。
北峰とは反対側の尾根に登り、大正池を見てみるが、標高が低い程かすみがひどく明瞭には見えない。上高地方面はそれ以上に何も見えない。写真は大正池。
尾根から北峰を振り返ると、奥さんが立っていた。「コーヒー有難う!」と心の中で手を振る。
下山時は登ってくる沢山の人とすれ違った。駐車場に戻ってみると駐車場は満杯で道路にも一杯、車を停めていた。
下山
山頂ではコーヒーを御馳走になり1時間休憩した。下山の足並みは至って軽く、小走りで降りる。
9時58分、5時間20分で焼岳を終える
行動時間は4時間20分、これ位の山歩きが一番楽しい。

今日の温泉
今日は朝から暑かった(20℃)ので汗はたっぷり掻いた。
ネットで調べておいた平湯の秘湯〔神の湯〕に行くが、10時半にも関わらず駐車場は一杯で入れない。待つのは嫌なので諦めて帰り道にある〔ジョイフル朴の木平〕に向うが、通り過ぎてから気付き、その後も色々な温泉に寄ってみるが入浴料が高かったので温泉に入らずに帰る。
帰路途中の安房峠から見た焼岳はかなり崩れた山容をしている。焼岳は上高地側から見るのが一番かっこ良い。
登山口から見た焼岳の鳥瞰図

ツガサクラ

沢山咲いていたコイワカガミ

焼岳南面には高山植物は少なく、コイワカガミとツガサクラが目を引く程度だった。

Road Map:国道158を安房峠に入り道路脇の登山口駐車場に車を停める。
日本百名山』  やはり火山性の山は変化多く面白い。
やけだけ
「日本百名山から」
焼岳は微妙な色彩のニュアンスを持っている。濃緑の樹林と、鮮やかな緑の笹原と、茶褐色の泥流の押し出しと、
そういう色が混ざり合って美しいモザイクをなしている。しかも四季の推移によって、そのモザイクも一様でない。