〔065〕常念岳 (2,857m)

標高差:1、696m

2005年06月25日


長野県警察、中嶋さんのHP
信州山歩き地図〕から頂きました。
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登山口は標高1,260m、これだと山頂までの標高差は 約1,700mある。常念小屋までの距離が5.7kmと書いてある。山頂までは何kmあるんだろう。
1時間10分にて”烏帽子沢”に着く。枝沢のひとつであろうが、他の沢山の枝沢には名前が付いていないので何か謂れでもあるのか。
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長野県穂高町
移動
長野自動車道を豊科インターで降りて、堀金村に入ってから何度か道を間違え一ノ沢への道を見付けることが出来た。
一ノ沢登山口の駐車場
1時30分着。
約20台が停められる広い駐車場があり、それより先はバスのUターン場所なので進入禁止の様なことが書いてある。それを無視して更に進むと林道終点、登山補導所に数台が停められる駐車スペースがある。
林道終点の駐車スペース、看板から先はバス回転スペースなので駐車禁止、手前白線内に数台停められる。奥の小屋はトイレ、登山補導所は右側にある。5時に登山口を出発、気温11℃、天気は良くなった。
沢水は透明度が高く綺麗に透き通っている。水量は多く、うるさいくらいの大きな音を立てて流れているが沢音を聞きながらの歩きは気持ち良い。

本流、枝沢を何度も渡るが1箇所を除いて全て頼りない丸木橋が掛けられている。

林道終点までは舗装された道なので入ってしまえば苦も無く辿り着ける。
登山補導所とトイレがあり、4台、先行車があったが後2台も入れば一杯になる駐車スペースしかない。
下の駐車場に停めれば20分の舗装路歩きとなる。
夜空は薄雲で覆われている、明日の天気を心配しながら就寝する。

1時間40分、途中、樹木の間からちらちら見えていた山頂がはっきり見える地点に出た。ここまで距離は稼いでいるが、標高はあまり稼げていない気がする。
2時間07分、10m程の間、雪渓歩きとなる。後で判ったが、このまま雪渓を進んでも登れる様だが滑り易いので神経を使う。
雪渓取付きから登って来た一の沢を振り返る。
2時間17分、山頂へ登る雪渓があるが、登山禁止のロープが張られていた。
胸突き八丁から下を見ると登山者が雪渓を歩いていた。
7時17分、ここまで休憩無し、おにぎり1ヶを朝食とし6分程休憩する。
2時間24分、胸突き八丁には朽果てた丸木橋が多いが、ここは新調してあった。
最後の水場
小さい雪渓を渡り、沢から離れて急登となる登り口に〔水場はここが最後〕の標識がある。しかし、水は流れていない、この時期は枯れているのかと通り過ぎたが、持参のお茶1Lは半分以上無くなっている。辛い登りになりそうだ。
下山時に判ったことであるが、標識は水場を通り過ぎたところに立っていた、その水場も湧き水では無く、沢の中に鉄製のL型チャンネルを差し込んであるだけだった、普通、水場とは思わないのでは・・・最後の水場はからは急登が始まり綴れ折れの道が続く。
長く辛い急登を頑張り、3時間15分で”常念乗越”に出ると目の前がパアーと開ける。常念小屋の向こうには穂高連山が全て見渡せる景観が広がる。ここで充分休息するつもりであったが、足は自然と山頂へ向ってしまった。(そんな元気は残っていないのに)
いろんな山から”槍ヶ岳”を見てきたが、縦横比が違うんではと思うほど、こんなに急峻な槍を見るのは初めてだ。これを登れるんだからすごいもんですな。
常念乗越から見た山頂への登り、見えているピークが山頂ではなく、ピークを越えて縦走した地点に山頂はある。
歩き辛いガラ場は登るに従い勾配が増していく。登山道はあってない様なもの、こんなところでガスれば登りは兎も角、下りは方向が判らなくなると思う。
コースタイム
ハイカーと話ししていて、「ここまで3時間15分も掛かってしまった」と話すと、「早いですねー!」と返ってきた。
ガイドブックを見ると5時間と書いてある、下の駐車場からなら5時間半らしい。
自分では喘ぎ喘ぎの牛歩であったので早いとは思えないが、ほとんと休憩しなかったので短時間で登れたのか?
登り途中から振り返り常念乗越を見る。
大天井岳への縦走路に聳えるのは”横通岳”(2,767m)
乗越しから見えていたピークに達すると、常念岳山頂への尾根道が見える。ここから見えているピークが常念岳山頂。
4時間30分にて石の祠のある”常念岳”(2,857m)に着く。
山頂から”蝶ヶ岳”(2,677m)への縦走路を見る。ここにも蝶ヶ岳ヒュッテから縦走して来た人が沢山居た。登山道から悩まされていたコバエが
山頂にも沢山飛んでいるのには閉口してしまう、雰囲気大無しだ。
梅雨の真っ最中であるのにこれだけ晴れてくれた。が、湿度が高いせいなのか近くの山以外見通しが悪く綺麗に見えない。常念は穂高連山を見るには最高の場所であり、これ以外にも大天井岳、乗鞍岳は見えたが、明日、登る予定の焼岳は奥穂高に隠れて見えない、蝶ヶ岳からは焼岳も見えたとか。
六百山”(2,450m)、”霞沢岳”(2、648m)の向こうに”乗鞍岳”が見える。
本来のアルプスの透明度で見たかった。右の岩峰の向こうに焼岳が見えるはずであったが・・・
下りにピークから見た一ノ沢の全景、下山時は登りより遅い歩きとなりやたら時間を費やしてしまった。
下山
登りが長く辛かったので山頂では1時間はゆっくりしようと決めていたが、30分もすれば我慢出来ずに10時丁度に下山を開始してしまう。乗越しまでのガレ場は転びそうでスピードが出せず、ゆっくりゆっくりの下山となる。
小屋でビール
飲み水も無くなり、小屋でビール(500円)を呑むことにした。
五臓六腑に滲み渡るビールを期待したのだが、全然旨くない。念の為に銘柄と製造年月日を調べるがキリンだし、最近に作られた物だ。ただ一つ、冷蔵庫には入れられず天然の冷却なので冷えが悪い、それが不味くしている可能性がある。
下山路
昼前になっても沢山の人が登ってくる、みんな小屋泊まりなんだろう。下山路は暑く、長く、単調で辛い、休憩無しで淡々と歩くが足並みは遅い。13時58分、9時間で常念岳を終える
行動時間は8時間、日帰りするには健脚者でないと辛い思いをしてしまう。
今日の温泉
310円温泉を見付けていたが、ちょっと距離があるので、移動中にある〔ほりでーゆー〕(500円)で済ますことにする。
露天風呂からは蝶ヶ岳が見え、家を出る前にここのライブカメラで山頂の様子を調べた。循環風呂丸出しであるが、俺には泉質とか掛け流しとかは関係無く、汗させ流せれば良い。入浴後は焼岳の登山口に移動する。
登山口から見た常念岳の鳥瞰図。
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「日本百名山」から
六十年も前にウェストンが言っている。「松本附近から仰ぐすべての峰の中で、常念岳の優雅な三角形ほど見る者に印象を与えるものはない」と。ウェストンもやはりその美しい金字塔に惹かれて登ったのだろう。
Road Map :長野自動車道を豊科ICで降りて一ノ沢登山口へ。
Route Map:一ノ沢登山口から常念乗越を経由して山頂を往復する。片道6.5kmの行程は長い。
登山口からはしばし展望の利かない樹林帯の穏やかな道を進む。
穂高連山をバックに取り合えず記念撮影。シャッターを頼んだおっさんはかなり斜めに撮ってくれた。(この写真は角度を修整済)
【小さなモニターの方、御免なさい】
一ノ沢を淡々と下りながら、常念岳山頂を仰ぎ見る。もう来ることは無いだろうなー!
日本百名山』  山頂からは北アルプスの大半が望めた。
じょうねんだけ