〔034〕平ヶ岳 (2,141m)

標高差:1,301m

2005年07月17日


鷹ノ巣コースの登山口駐車場は国道352号線沿いに3ヶ所あり、写真は一番狭い駐車場。

歩き始めて32分、ネットで何度も見たきついヤセ尾根が延々と続く光景が目の前に広がる。

2時間06分でやせ尾根終了の下台倉山(1,604m)に着く。標識には”平ヶ岳 7.2km、3.3km 鷹ノ巣”と書かれている。ここで、まだ三分の一しか来ていない。
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新潟県湯之谷村
移動
前日に自宅を出発するが、ETC深夜割引を利用する為にSAで時間調整をして深夜12時を回ったところで関越自動車道の小出インターを降りる。百名山街道と呼ばれている国道352号線に入り、越後駒ヶ岳への登山口である枝折峠を確認し、2時15分に平ヶ岳登山口に着く。
平ヶ岳登山口の駐車場
352号線沿いに3箇所、駐車場は分散されている。トイレは工事現場にある簡易トイレが設置してあり、足踏み水洗となっておりトイレットペーパーも常備してある。
ロングコースの為か、4時を過ぎるとどんど登山者が出発して行く。それを追うように4時45分に出発する。(2時間しか寝てねー)

36分歩いた地点。見渡す限りの尾根道、山頂の姿はまだまだ見えない。

やせ尾根を一登りしたところにやせ尾根の中間地点である
前坂”に着く。シラビソの木に標識あり。

”前坂”からも急登のやせ尾根は延々と続き、帰りの体力が心配される。先行者の歩く姿が小さく見えている。

平ヶ岳の登山コース
鷹ノ巣コース以外に皇太子が登ったと言う中ノ岐林道コースがネット上には掲載されており3時間で山頂に辿り着けるとか。ネットでは邪道コースとして紹介されているが、どうして邪道なのか?バカ尾根を延々と歩くよりはるかにすばらしいコースと思うが、現在は林道が閉鎖されており一部の民宿が泊り客にのみ送り迎えしているらしい。その林道も現在は崩壊して通れないとのこと。税金で作った道ならば早く一般に開放して欲しい。中ノ岐コースが通れるまでは二度と平ヶ岳には来ないつもりである。

2時間15分歩いても山頂は遥かに遠い。肉眼では薄っすら見えるが、写真には乗ってくれていない。
気を付けて探せばよく見付かる”ギンレイソウ”別名は幽霊草と言うらしく、腐葉土に着生しているとか。
下台倉山から台倉山までは樹林帯、笹原のじめじめした道が続く。木道の設置はあるが木道の無い所も多い。
3時間10分にて”台倉清水”に着く。水場までは30mも下る必要があるらしく行くのは止めた。
3時間51分にて”白沢清水”に着く。ネットで見たドブ水の様な清水ではあるが、下からは綺麗な清水がこんこんと湧き出ており飲んでみると冷たくて非常に美味しかった。
下台倉山からは緩やかな登り下りを繰り返し、終止、樹林帯の笹原で見所が何も無く、淡々と距離を消化するのみ、飽き飽きしてくる。
5時間18分、池ノ岳へ登り切ると樹林帯から一気に展望が開け、姫ノ原の湿地帯に出る。
目先は”姫ノ池”、前方でガスっているのは平ヶ岳山頂。
姫ノ原に咲き誇る”コバイケイソウ”、今年のお花は積雪で遅れているらしく寂しいお花畑ではある。
姫ノ原から一旦鞍部に降りて登り返すと平ヶ岳山頂への道となる。
5時間10分を要して”平ヶ岳”(2,141m)に着く。山頂は樹木で覆われ360°展望無し、周辺の湿原からは展望が得られそうであるが、今日は生憎のガスの中。
花の写真には興味が無くなってきたが、こんな3花混在のコラボレーションがあるとついカメラを向けてしまう。白い花はチングルマ、ピンクはコイワカガミ、さて紫はハクサンコザクラとは色が違うし、タテヤマリンドウとは葉っぱが違う???。
低潅木の”ウラジロヨウラク”これを園芸種にすれば売れるのでは。
キャンプ場(水場)に降りて、残雪を渡り玉子石に向う。キャンプ場にはトイレが無く、果たして一物はどうされているのか?
コバイケイソウの新芽。花が終わっているものもあり、日当たりとかによって随分と成長度合いが違う。
玉子石は姫ノ池から1kmの地点。穏やかな丘を二つ越えていく。
写真奥の丘の向こう側。
名勝”玉子石”前方の池塘とのマッチはすばらしいが実物を見て少々がっかり、写真で見ている方が良かった。
下山
4時25分、11時間40分で平ヶ岳を終える
玉子石を廻ったとは言え、相変わらず下りが遅く、時間を要してしまった。
元々登りたくない山であり登り終えた感想も”やったー!”ではなく問題の山が一つ済んだと 言う安堵感だけである。誰もが思う様に私も二度と来ないと思う。
これから平ヶ岳を目指す人に
百名山完登を目指す人はしょうがないとしても、山小屋の無いこの山(山が悪いのではなくコ ースが悪いと思う)に容易に登ろうと思わないほうが良いかと思う。
テントを持って行くとしても片道5〜6時間の更に重労働を要してしまう。
ショートカットコースが復旧するのを待った方が数倍山登りが楽しくなるのでは。
今日の温泉
下山後は国道352号線を走り御池を経由して檜枝岐村に入る。
檜枝岐村には3件の公衆温泉があるが、どこも500円は下らない。
一番最初に目に付いた燧ノ湯に入ることにする。
燧ノ湯に入ってみるとネットでは500円のはずなのに600円に値上がりしていた。
3連休の影響で入浴者が多く、囚人の様に洗い場の順番を待つ始末、しかも600円もしながらシャンプーが置いていない。(ボディーシャンプーは有り)
平ヶ岳の鳥瞰図。クリックすれば大きくなります。
登山口からの林道
車が通ることが出来そうな林道歩きから始まり、途中、下台倉沢を渡り約15分で登山道に入る。
登山道入口には赤外線カウンターが設置してあり一人づつ右側通行で通る様に注意書きがしてある。
やせ尾根
気温19℃、今日はどんより曇っており展望が得られず残念であるが、その分、日差しが緩く助かる。
風が無く蒸し暑く汗でびっしょり、寝不足の体には応える。
いつもの朝食抜きであるが、2L用意した水はどんどん無くなっていく。
林道終点からのやせ尾根通過には1時間50分を要した、それなりの体力と気力が必要です。
台倉山(1,596m)
台倉山には山頂標識が無く、三角点があるのみ、標高も下台倉山より僅かに低い。
休憩ベンチまで必要とは思わないがせめて山頂標識は設置して頂きたいものである。
池ノ岳手前では登りがきつくなり、登山道は雨水でえぐられた歩き難い道となる。
下台倉山〜池ノ岳
樹林帯の湿地帯、おまけに風が通らなく蒸し暑い道が3時間も続く。
その間は清水が2箇所あるくらいで碌な展望も得られない。
ネットよるとこれが正規のルートであり”正規のルートを登るべし”の声が
高い様であるが個人的にはショートカットコースに多大な魅力を感じる。
平ヶ岳山頂
山頂部のみ樹木が茂っており、樹木の中にぽっかりと山頂の標識がある、当然展望は得られない。
山頂周辺には池塘が点在しており、周辺からの展望は抜群であろうと思われるが、ガスって何も見えない。
今回は山頂からこれから登る山を同定すべく地図を持ってきたのだが、ガスってしまうと何の役にも立たない。
長い登りの間は山頂に着けばゆっくり休憩するぞと思っていたが、そんなこんなで休憩することなく下山する。
玉子石
どうせ詰らないのだろうと思いながら、多分、二度と来ることが無いのだからと玉子石を見てみることにする。
玉子石はちょっとした奇岩であるが、後方に広がる池塘との風情は中々のものである。
飯を食べながら登山者を待ち、シャッターを押してもらうが、中年の人だったのでフォーカス音をシャッター音と勘違いしたのかメモリーには何も残っていなかった。11時38分、長い下山を開始する、気が重い
下山35分後、振り返り見た山頂。(左の山)
下山2時間後に振り返り見た山頂(中央)。天気が大分良くなってきたので暑い。
じめじめ帯を抜け、長いやせ尾根の下りに入る。先は遠いぞホーホケキョ♪
会津駒ヶ岳の登山口
登山口は滝沢とキリンテの2ヶ所あるが、当然、最短距離を狙いたいので滝沢登山口とする。
燧ノ湯温泉から少し走ると林道入口の登山口の案内板があり、林道を登り詰めると登山口駐車場となる。
駐車場は狭く、うまく車を並べたとしても15台程か。登山者は帰った後なのか、がら空きの駐車場の良い場所を取る。
晩飯
村で買ってきたビール、昼の残りのおにぎりとウインナーの寂しい晩飯を食べて、7時には爆睡モードに入る。
札幌からの鉄人
この後、知り合いになるのだが札幌から来られた百名山ハンターの人は、飯豊山、燧ケ岳を登った後に
平ヶ岳を8時間30分で往復している。体力のある人にとってはこの山もなんてことはないのかも知れない。
すごいおばさん
下山時に大きなリュックを背負っているおばさんが登って来たので、”テント泊ですか?”と聞くと
”私には日帰りするだけの体力がありませんから・・・”と返ってきた。
そんな荷物を担ぎ上げられる体力があるなら日帰りなんて何てことないと思うのだが・・・
下山時の台倉清水で
ヘルメットを被った女の子が立っていた。一瞬、自転車でこんなところまで上がって来たのかと思ったが
聞いてみると沢登りらしく、親父らしい男の人と二人で恋岐川を沢で1泊しながら登ってきたらしい。
技術は殆んど無用の山歩きと違って技術を必要とする沢登りは楽しそうに見える。
二人は登山道を降りて行ったが、登山口から恋岐川までは10kmはある、どうするんだろう?
ちとう【池塘】
@ 池のつつみ。
A 高層湿原の池
Road Map :関越道を小出ICで降りて百名山街道である国道352号線に入る。
Route Map
:鷹ノ巣からのピストンとなるが、高低差より往復距離の20kmがきつい。
「日本百名山」から
その次は大正九年(1,920年)木暮理太郎氏が利根川源頭の山脈を縦走して平ヶ岳の頂上に立った。(略)猛烈な藪扱ぎだったそうである。その記録は木暮さんの『山の憶い出』上巻に「利根川水源地の山々」と題して載っている。
今回の遠征
07/17 07/18 07/19 07/20 07/21
平ヶ岳 会津駒ヶ岳 尾瀬沼観光 燧ヶ岳 越後駒ヶ岳
(雨天の為)
ひたがたけ
日本百名山』  屈指のロングコースに嫌々挑む。
登り:5時間10分
下り:6時間30分(玉子岩を経由する)
コースタイム:11時間40分(休憩時間含む)