〔027〕至仏山 (2,228m)

     標高差:637m
累積標高差:648m

2014年04月27日


日本百名山に戻る

群馬県利根郡片品村
前夜から
念願だった”景鶴山”を12時間近く掛けて登頂後、鳩待峠の駐車場に戻り、栃木の山友と軽く酒を呑む。

深夜、寒くて目が覚めると車の窓ガラスが開いたままだった。昨日の早朝は3℃だったが、今朝は0℃まで下がり、窓を閉めても寒さは変わらない。こんな時の為にシュラフを三つ持って来ているが、邪魔臭いので重ね着を止めて寒さを我慢する。真夜中から駐車場には車がどんどん入って来て、停める所が無く、一晩中、賑やかな感じだった。
帰路に付く
山友に別れの挨拶も出来ないまま、帰宅に入る。自宅まで10時間の大仕事であるが、今回は天気良く、山友と喋り続けて、良い山に出合えて、長距離を走って来た甲斐があった。

今日の温泉
高速道路にて疲れて、或いは眠くなり車中泊をする可能性が大なので、温泉で二日分の汗を流して帰ることにする。片品村周辺には温泉が多く、どこでも良かったが”ほっこりの湯”で入浴料を聴いて見ると550円だったので、迷わず入浴する。浴場は広くはないが源泉賭け流しが気持ち良かった。
吹割の滝見物
R120沿いに”吹割の滝”があるので、皇海山に登頂した'05年05月以来であるが、寄ってみることにした。驚いたことに周辺の駐車場が全て無料になっており、50円ではあるが、お土産の割引券までくれたサービス振りに変わっていた。
ウィキペヂアから
山頂からは、北東に尾瀬ヶ原、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、北に平ヶ岳、越後駒ヶ岳、中ノ岳、八海山、南西に谷川岳、浅間山、南に武尊山、赤城山、南東に日光白根山、男体山が、条件が良ければ武尊山越しに富士山が望める。
今回のミニ遠征
04/26 04/27 04/27
景鶴山 至仏山 吹割の滝
日本百名山』 最高の晴天下で最高の展望が得られた。
Road Map :名神道、中央道、長野道、上信越道、関越道を経てR120、R401から鳩待峠に入る。
Route Map:鳩待峠から山頂を往復する。
登り:2時間17分(小至仏山経由せず)
下り:1時間25分(小至仏山経由せず)
トータル:3時間42分
(休息時間29分含まず)
今日も晴天を約束してくれそうな青空が広がっている。気温0℃、雪面はしっかりと固くなっており、ザクザクと歩き易い。
鳩待峠でアイゼンを付けて4時51分に登山口を出発。この辺り、夏山なら笹が茂るイヤな道だったのを記憶している。積雪山は随分と歩き易い。
先行する二人はアイゼンを付けていない。実は登りで抜かされた。涙!
朝日を浴びて快調に登って行く山友は、昨日の不調がウソの様に元気になっている。二本ストックが好を成しているのか。
樹木が一切邪魔しない展望スポットがあった。小至仏山にも、至仏山にも積雪時のトラバース路がはっきりと見えている。俺は急斜面を見ながらのトラバース路が苦手だ。やさしい斜面なら良いのだが・・・
トラバース路は山頂直下だけではなかった。小さなピークにもトラバース路があり、登り下りが少なくなり随分と助かる。
樹林帯の中も積雪で随分と歩き易い。どこでも歩ける状態なので、大きくコース(?)を外れない様には気を付ける。
”この辺り、夏道なら”オヤマ田代湿原”なのだろうか。
夏道のイメージはまったく残っていない。
昨日の下山時に付けられたと思われる踏み跡が固く締まり残っている。
一山越えるとこの絶景が広がった。
この辺り夏道なら蛇紋岩ゴツゴツの歩き難い道であるが、残雪時は雪原が広がり、非常に歩き易い。
良かった良かった!トラバース路は大した斜面ではなく、
雪面も緩んで来て、歩き易いだけの道が続く。
いよいよ小至仏山のトラバース路に入って行く。
本日は小至仏山には登らない予定。
トラバース路から下側を見ると、尾瀬ヶ原まで真っ直ぐに斜面が
続いていた。この辺りの斜面にはシュプール跡は残っていない。
停まるかどうか、一度滑落してみてよ!
この辺りも夏道は蛇紋岩でゴツゴツして滑り易かったと記憶している。
長いトラバース路が終る。左側には小至仏山への踏み跡がある。
至仏山にもトラバース路があったのだが、登頂への焦りから夏道に入ってしまい、時間的にロスをしてしまう。山頂には数名のハイカーが見えたが、変なオヤジが率いるパーティだった。
2時間17分にて ”至仏山”(2,228m)に到着する。小至仏山を通らなかったのもあるが、夏道より40分早く着いた。周辺に散らかっているのは変なオヤジ率いるパーティの物。
我が家と同じ ”パピオン”を連れたオヤジが下山して行った。オヤジと話ししていてパピオン君の写真を撮るのが遅れてしまった。後姿で御免なさい。
山頂からは360°の大展望。昨日登った”景鶴山”を見ることが出来ただけでも大儲け。
ここから見ると”竜宮小屋”経由が随分遠回りだったのが判る。
ここを先に進むと山の鼻へ下山出来るのであるが、今日は絶対に行きたくない。
山頂には”ケーシ高峰”率いる5名程のパーティが休憩していた。只のメタボオヤジと思っていたが、このオヤジが喋り出すと止まらずに、周辺の山名を次々と言い出した。その数が多過ぎて覚えられない。しかも、その山々を雪洞を掘りながら1週間、縦走したと言う。最近もアイスクライミングをしているらしい。
”谷川岳”は一ノ倉沢でそれと判るが、他の山々は山容からイメージが湧かない。つまり判らないのだ。
オヤジはこの展望の山々の山名を次々と言い出すが、聞いたことない山名を覚えられる訳がない。しかも、あの山からあの山までを縦走したとの自慢話しが次々に出て来る。山友は登った山が多く、山名も判った様である。
”平ヶ岳”は登ったことがある山ではあるが、イメージがまったく違い教えて貰うまで判らなかった。
”武尊山”も登っている山であるが、こんな山容の山に登ったとの認識はまったく無い。
オヤジに捕まり山頂で30分近く休憩してしまったが、下山に入る。
気温の上昇と共に雪面は緩んできた。山友は自己の予定通り小至仏山に向って登り始めた。俺は予定通り、小至仏山には登らないで下山する。
小至仏山に向う山友、俺はトラバース路に入り手を抜く。
快適なトラバース路を下山するが、対向者が増えてくる。
ガスるとコースが判らなくなるのであろう、先にテープを付けた竹棒が点々と差し込まれていた。でも、ガスるとこの竹棒すら見えないのだ。
覚えたての武尊山を見ながら淡々と雪原を緩やかに下って行く。
ここはスキー場か?”登って来る者はボーダか、山スキーヤばかり、ハイカーは1割を満たない。そしてその数が凄い、次々に板を担いで登って来る。
何度も小至仏山を振り返り見ていると、小さく山友が下山してくる姿を見ることが出来た。徹底的に山数を増やす姿勢には恐れ入ります。
絶景ポイントに戻り”景鶴山”に、お別れを告げる。
早朝に登っておいて良かったと感じる程、次々に団体ハイカー、ボーダ、山スキーヤが登って来る。
下山1時間25分で鳩待峠の登山口に戻る。印象的だったのが若いボーダが登山届けを出していたこと、ジジーハイカーも見習わなくては。
山頂からは山の鼻に向けて多くのシュプールがあったが、雪質によっては俺にも滑れる斜面であった。2時間掛けて山を登り、20分程で滑って、鳩待峠まで1時間掛けて登り返すのか? 俺には真似出来ない。
今日中には帰宅出来るかも知れないが、兎に角、汗を流して気持ち良く帰宅したかった。営業時間は10時からなので、10分程、満開のサクラを見ながら待つ。一番風呂だった。
しぶつさん