〔026〕燧ヶ岳 (2,356m)

標高差:846m

2005年07月20日


急登を登り切ると50分にて”広沢田代湿原”に出る。咲いている花はワタスゲのみで寂しい。

次ぎの登り途中から”広沢田代”を振り返り見る。ガスは標高を増す程濃くなってくる。

俎ー ”(まないたぐら)からはガスって何も見えない。
鞍部に降りて登り直すと燧ヶ岳最高峰の”柴安ー”(しばやすぐら)
(2,356m)に着く。山頂標識は墓石の転用か?
俎ーに戻り、尾瀬沼に向って下山する。青とピンクのジャケットを着た人が登ってくるのが見えるでしょうか。かなりの急登である。
下山と共にガスが切れてきた。霞んではいるが尾瀬沼の全容が見える様になってきた。尾瀬沼に先端が突き出すように見えているのが”ミノブチ岳”。ハイカーが数名休憩しているのが見える。
下山途中より”柴安ー”を見る、鞍部からの急登振りが良く判る。
日本百名山に戻る

福島県檜枝岐村
前日の移動
ミニ尾瀬公園の駐車場で車中泊し、早朝に御池駐車場に移動するが、昨夜から降り出した雨は止みそうになくカッパを着ての山歩きは嫌なので尾瀬観光とする。
前日の尾瀬沼観光
新調した長靴に傘を差した格好で尾瀬沼観光をする。7時35分のシャトルバス(片道530円)に乗るが、平日で早朝なのに老人会のバスに乗り合せてしまったかと思うほどジジババ軍団でバスは一杯だった。20分で沼山峠駅に着く。木道で整備された沼山峠を越えると一面ニッコウキスゲが咲き誇る大江湿原に出る。半日を尾瀬沼散策で時間を潰す。
百名山鉄人との出会い
尾瀬沼観光から帰ると燧ヶ岳を終えた人が居たので声を掛けてみると、札幌から来られた方で今回の遠征で百名山を終えられる予定とか。百名山はスタンプラリーらしく今日も雨天は関係無く登る予定だったとか。隣りに車を移動して、夕飯を御馳走してもらうことになった。パソコンは苦手と言いながらGPS、カウンター付き腕時計で武装しており、中々のハイテクおじさんではある。
色々御馳走になるが当方は自家製の梅酒を供給出来るのみ、酒を呑みながら夜遅くまで話し込む。
(ほとんど聞いているだけだったが・・・)
明日は平ヶ岳に登るらしく、明後日はお互い越後駒ヶ岳に登るので駐車場で御一緒させてもらうことにした。
前日の雨の影響もあろうが、急登部は沢状態に水が流れている。
大きな火山石がゴロゴロしており面白い登りではある。
大きな階段状の山麓であり、平坦部では黒土でどろどろ状態。
木道の無い部分も多いのでスパッツは必須。

2時間12分の地点で1ヶ目の小さな残雪を登ると2ヶ目の大きな残雪が現われるが、共にアイゼンは必要無し。

雪渓の後は満開のシャクナゲを掻き分け進む。

車で移動中、国道352号線から見た燧ヶ岳の双耳峰。左ピークが”俎ー”、右ピークが”柴安ー”、この辺りでないと双耳峰として見えなかった。
長靴の予定だったが
昨日、新調した長靴(1280円)で尾瀬沼を半日歩いたもので足にマメが出来てしまい、今日は登山靴とした。
経験上、雨上がりの湿原には長靴が一番適していると思う。登山後も水でジャブジャブ洗うだけ翌日もそのまま使える。

7時19分、2時間44分にて”俎ー”(2,346m)に着く。気温8℃、寒い。

下山途中より”俎ー”を見る、こちらも相当な急登である。
燧ヶ岳から南南西方向には皇海山男体山が見えているはずであるが、特定出来たのは山容に特徴のある日光白根山のみ。
特徴ある日光白根山のシルエット。これを基点に各山名を特定していくが合っているかどうか?
下りも後半に入ると樹林帯の泥濘道となり、変化が無く、面白みの無い退屈な道となる。
尾瀬沼のニッコウキスゲ
燧ヶ岳登頂後、同じ泥道を引き返すのが嫌で、昨日、半日も観光した尾瀬沼に又来てしまった。相変わらず人が多く、一眼レフを持ったカメラマンが多い。この3連休は数十万の人が訪れて木道は数珠繋ぎ状態で身動き取れなかったらしい。3連休を外して正解だった。
6時間05分にて登山道から尾瀬沼の散策道に入る。
霧ヶ峰のニッコウキスゲも凄かったが、大江湿原も凄い。ネジリランの花には早過ぎたのが残念である。
左の小さな丘に平野家の墓があり、そこがネジリランの丘になっている、つぼみは沢山あった。
下山
御池には12時30分に着き、約8時間で燧ヶ岳を終える
駐車場の車を停めている横にヘリコプターがローターを廻したまま停まっており、しばらく車には戻れなかった。
今日の温泉
御池ロッジの温泉に入る。昨日も入ったが、これだけ観光客が多いのに温泉はがら空きだった。
移動
檜枝岐村に戻りアルザ尾瀬でまともな飯を食べ、枝折峠(しおり峠と読む)に移動する。
平ヶ岳の登山口で偶然、鉄人と会う。8時間半で平ヶ岳を終わらせたらしい、恐るべし62歳だ。
鉄人は沢で行水すると言うので、枝折峠で合流し、晩飯を食ったところなのに又、飯を御馳走になる。
昨日と同じく酒を呑みながら夜遅くまで喋って寝る、今日も星が出ていない。
札幌から百名山遠征中の大瀧さん(62歳)。
アパート経営の資産家でありながら、毎日登山、新聞配達で体を鍛えているらしい、食べ物にも、ものすごく気を使っているとか。
御池駐車場の写真を撮り忘れたのでネットから拝借してきた。
登山開始
駐車場の一番奥に登山口がある。気温12℃、寒冷前線が通過したのか寒い。
4時35分出発、空はどんよりしており、何の為に一日待ったのか判らない天気だ。
登山口には山頂まで4.5kmの標識あり。
札幌の鉄人からのアドバイス
ガスってしまうと俎ーから直ぐ隣りの柴安ーが見えず、みんな俎ーを最高峰と思って下山してしまうので注意するようにとアドバイスがあった。実際、その通りになってしまいコンパスを頼りに柴安ー方向に進んで行くと急斜面をどんどん降りて行く。踏み跡はあるのでそのまま進んでいくと鞍部に降りて急登の登り直しとなる。お陰様で最高峰に立つことが出来た。
ガスが切れると
山頂ではガスが一瞬切れる時があり、その一瞬はカーテンで隠されていた展望が一機に見れる感じで感動的ではあった。
ただ、二人組みのいい歳扱いたおっさんが、ガスが切れる度にど汚い歓声を上げるので、やめてくれよの感じだった。
大江湿原より見た”俎ー” ここからは”柴安ー”は見えていない。
一日花の”ニッコウキスゲ
1シーズンで何花咲くんだろう。
大江湿原から長い木道を歩いて沼山峠を越える。小学生の団体が登ってきて、しつけ良く挨拶してくれるものだから返答に疲れてしまった。
バス停である山の駅 ”沼山峠休息所”多くの人が尾瀬散策に来ていたが登山者は僅か。ここからシャトルバスで御池の駐車場に帰る
燧ヶ岳の鳥瞰図。クリックすれば拡大します。
Road Map :檜枝岐村から国道352号線を御池駐車場まで戻る。
Route Map
:御池〜広沢〜熊沢田代〜俎ー〜柴安ー〜俎ー〜ミノブチ岳〜長英新道尾瀬沼〜大江湿原〜
            沼山峠〜沼山バスを経由してシャトルバス戻る。
「日本百名山」から
この山を開いたのは、桧枝岐村の平野長蔵氏で、二十歳の明治二十二年(1889年)八月二十九日燧ヶ岳に登り、更に九月二十四日、頂上に石祠を建設した。その後、沼畔に長蔵小屋を建て、尾瀬沼山人と名乗ってその一生を尾瀬の開発と擁護に捧げた。
今回の遠征
07/17 07/18 07/19 07/20 07/21
平ヶ岳 会津駒ヶ岳 尾瀬沼観光 燧ヶ岳 越後駒ヶ岳
雨天の為
日本百名山』  花と大展望の山。尾瀬沼散策は観光客で混雑するので連休を外すべし。
ひうちがたけ
登り:2時間44分(俎ーまで)
下り:3時間21分(尾瀬沼まで)
尾瀬沼散策:1時間55分(シャトルバスで戻る)
コースタイム:8時間00分
土日、連休になると散策道は観光客で数珠繋ぎになるらし。
大江湿原にて写真を撮る人、お弁当を広げる人、散策を楽しむ人と多種多様であった。