〔019〕飯豊山 (2,105m)

標高差:1,585m

2007年08月16日


日本百名山に戻る

福島県山都町
登り:7時間36分、下り:6時間20分

前日の移動
安達太良山登頂後、飯豊山への登山口である御沢キャンプ場入るが午後3時前には着いてしまい時間を持て余す。ここの駐車場にはやたらアブが多く、車のドアを開けたトタン数匹が入り込んで来る。駐車場の標高が470mと低く、蒸し暑いので車の窓を開けたいがアブが飛び込んでくるので開けられず、涼しくなるまでクーラーを付けて過ごす。
昨夜の睡眠不足、安達太良山登頂の疲れから作戦通りに8時には爆睡状態に陥る。

下山時にバテる
いつもなら小走りで下山するところであるが、暑さと疲れでバテバテになり、休憩しながらの下山となり、下山に6時間20分も掛かってしまった。もう少し涼しければ登り下りで1時間は短縮出来たと思う。
下山している時にでも重装備の登山者がパラパラ登ってくる。最後尾の人に”遅い時間ですね”と話し掛けると、電車の繋がりが悪く、タクシーで来たと言う、余りにも気の毒でタクシー料金までは聞けなかった。
今日の温泉
昨日、川入への道路入口に”いいでのゆ”があるのを確認しており迷わず直行する。入浴料は500円であるが、5時を回ると300円になる様で、丁度、5時を回っており300円で入浴することが出来た。
朝日岳登山口に移動する
R121〜R287を走り抜き、8時に朝日鉱泉の登山口駐車場に入る。車は1台も来ていない。
再度、朝日岳を断念
朝日岳は'03年08月に雨で登頂を断念し、今回はリベンジであるが、夜中に目が覚めるとざんざん降りである。まったく4年前と同じ状況だ。小雨なら決行するつもりであったが、大雨だし、天気予報を聞いても前線が停滞しており明日も天気が悪いとのことなので断念して帰ることにする。厄介な所(遠過ぎる)に一山だけ残ってしまった。
雑感
今年は特に猛暑かも知れないが、二千m級の山では暑過ぎる。やはり登山者の殺到するアルプスに行くか北海道に行くしか涼は楽しめない様だ。と反省しつつ、12時間車を走らせる。(バカな遊び!)

トータル:13時間56分 (休息時間含む)
「日本百名山」から
飯豊が信仰の山となったのは、米沢盆地や会津盆地から、越後の平野から、遥かに望まれる高峰だったからであろう。
東北では鳥海山に次ぐ高さを持っている。しかし奥の方に存在する山であるから、普通の旅行者がこの山を眼で捕えるのはむずかしい。
Road Map  :沼尻からR115〜R459〜県道385を走り、川入から御沢キャンプ場に至る。
Route Map :御沢登山口から三国岳、種蒔山を経由して飯豊本山をピストンする。
−−− 駐車場 御沢登山口 中十五里 横峰 水場 剣ヶ峰 三国岳 種蒔山 切合小屋 御秘所 本山小屋 飯豊本山
登り→ 2:40 2:50 3:44 4:55 5:18 6:08 6:33 7:43 8:03 9:03 9:50 10:16
←下り 16:36 16:21 15:34 14:42 14:18 13:41 13:22 12:24 12:04 11:08 10:35 10:20
日本百名山』日焼け対策の必要な程の天気が欲しかった。
昨夜は早く寝たせいで今朝は2時に目覚める。4時の出発予定であったが何もすることがないので2時40分に真っ暗の中、ヘッデンを付けて駐車場を出発する。ヘッデンにガが集まり、時折、口の中に入ってしまう。
林道を10分歩くと御沢登山口に着いた。表参道と書いてある。昔の人は飯豊山神社までお参りしたのか。
下十五里を経由して1時間04分にて”中十五里”に着く。
標高が低い影響もあろうが、気温は21℃と高く、湿度も高いようでメチャクチャ蒸し暑い。樹林帯の登山道は風がまったく通らず汗びっしょりである。十五里×4km=60km、そんな訳ないわな。
ここには雨水路的な深く掘り込まれた登山道も多く、一人がやっと通れる狭さである。
登山口〜横峰の間はV字状の道と全体に階段状の道が多く、全体としてはきつい登りはなかった。今日の敵は蒸し暑さである。
2時間15分にて”横峰”に着く。下山者が休憩していたのでシャッターを押して貰った。ここからは比較的フラットな道になる。暑さも少し和らいできたようだ。
1時間56分で”笹平”に着く。各ポイントの謂れは判らないが、標識と広場があり、時間、距離の目安を得るには非常に有り難い。ここからヘッデンが要らなくなる(4時36分)。
各地で名水と称する清水を飲んでいるが美味いと思ったことがない。しかし、ここの清水は冷たくて本当に美味しいと思った。これは気温が高い為の錯覚かもしれないが、今まで飲んだ内では最高の美味さだった。ペットボトルにも補充しておく。
地蔵山分岐から巻き道に入り、2時間38分にて”水場”に着く。水色の水のマークが””だったらどんなに嬉しいだろう。
やっと展望が開けてくれた。まずは正面に見える三国岳へ登り、右側の尾根筋を登り降りしながら進むようである。
標高も高くなり風も通るようになったので、暑さでへたっていた体力が戻ってきた。
くさり場、小さなピークを二つ消化して”剣ヶ峰”に着く。
ヤセ尾根は楽しく、展望も良いので時間を忘れさせてくれる。
こう言う急峻な部分では写真のモデルさんが欲しい。
最鞍部に下りるとそこから岩峰の急登が始まる。
このヤセ尾根に””のマーキングがあった。沢方向に下りる必要があるようで見には行かなかった。
剣ヶ峰から隣りの尾根を見る。特に意味は無し。
三国岳より登って来た尾根を振返り見る。地蔵山は薮山に見えるので帰りにも登らない予定とする。
3時間53分にて”三国岳(1,644m)”に着く。避難小屋は山頂に建っており水はどうしているんだろう。もし、へたればこの小屋に泊る予定。
くさり場を登り切ると下山者が来たので、写真のモデルになったもらうが、急峻部分は巧く撮れなかった。
三国岳からは一端下り、登りのくさり場に差し掛かる。
ベルフラワーに似た”ハクサンシャジン”。
今日はお花の写真を封印しようと思っていたが、この花を見て我慢出来ずに撮影してしまった。花名は”タテヤマウツボクサ
左写真のピークに登ると次のピークが目に入る。飯豊本山はまだ見えていない。
三国岳からは登り下りを繰り返して行く。GPSがあればトータル標高差が判るのだが、相当なものになる感じがする。
5時間03分にて”種蒔山”に着く。ピーク感のまったくない山頂であるが、展望は良い。
種蒔山から切合小屋が見えてた。残念ながら飯豊本山はガスに覆われている。
山頂に立つ頃にはガスも切れるだろうと淡い期待を持つ。
ほとんど見なかったた”ハルリンドウ
よく見掛ける”マツムシソウ”もここでは群生しており、園芸種的に見えてしまう。
種蒔山〜切合小屋までの斜面はお花畑になっていた。
5時間23分にて”切合小屋”に着く。小屋の営業期間だけらしいが小屋の前には水が引いてあり、こんこんと水が出ている。
お花畑の中を切合小屋まで下って行く。
登り切ると6時間02分にて”草履塚”に着く。山頂名らしいが、ここもピーク感は無い。風が強くなり天気も怪しくなってきた。下山するまで天気は持ってくれるのか。
切合小屋から緩やかな登りが始まる。雪渓が少しだけ残っていた。
6時間23分にて”御秘所”に着く。名前の由来は判らないが結構な岩場らしい。こう言う楽しい所がないと退屈極まりない。
ピークに登っても登っても次のピークが出てくる。ここではにわかハイカーは見掛けない。全ての人は小屋泊まりかテント泊の人だ。他人からは俺のハイキングザック姿が奇異に見えているかも知れない。
左側は急峻な落込みであるが危険を感じる部分は無く、くさり場を含め楽しく通過出来る。やはり写真のモデルが欲しいところである。
御秘所”を通り過ぎてから振返り見る。左側は結構なオーバーハングになっている。
次の大きなピークを山頂と思い頑張ったが・・・。
マツムシソウを通して見る”大日岳”(2,128m)方向は山頂がガスで覆われてしまっている。
充分な睡眠のお陰か、この大きなピークも比較的楽に登れたが、それはこれが山頂だとの勘違いの後押しがあったからかも知れない。このピークは山頂に石積みがあり、”一ノ王子”と言うらしい。
一の王子からは穏やかな道が本山小屋まで続く。
7時間10分にて”本山小屋”に着く。横に飯豊山神社がある。
飯豊本山はここから少し先だと思い、進んで行くと道はどんどん下り、ガスで先が見えない関係もあり、神社がある地点が飯豊本山だと勘違いし引き返す。オートで山頂証拠写真を撮るが、どこにも山頂標識が無い。地図を広げると山頂はもっと先だった。(-_-;)
飯豊山は奥深い山だ。やっと最後の登りとなったが、残念ながらガスガスである。
7時間36分にて”飯豊本山”に着く。達成感も感動も何も無し、百名山スタンプを一個押せたと言うだけだ。下山しようとしていたおっさんを捕まえてシャッターを押して貰い、こちらも直ぐに下山する。
所有者の名に驚く。どれだけの範囲、牛耳っているのか。
御沢キャンプ場には広い駐車場があり、トイレ、管理小屋もあり管理者も常駐している様だ。今日はロングコースなので登山届けを出して行った。駐車場横には沢があり飲み物を冷せるのも有り難い。
御沢登山口のある4本の大杉。
根元から見ると迫力あるがカメラに入らない。橋の上から全体を写す。
登山口:10分
下十五里:45分
中十五里:1時間04分
上十五里:1時間27分
笹平
−−:1時間56分
横峰
−−:2時間15分
地蔵山分岐:2時間30分
−−−水場:2時間38分
地蔵山分岐:2時間55分
下山時に”御秘所”の岩場を見る。下り時も危険感は無かった。
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