〔006〕トムラウシ山 (2,141m)

標高差:1,175m

2004年07月19日


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北海道新得町

「日本百名山」から
美瑛富士の頂上から北を見ると、尾根の長いオプタテシケの彼方に、ひときわ高く、荒々しい岩峰を牛の角のようにもたげたダイナミックな山がある。それがトムラウシであった。それは私の心を強く捕らえた。あれに登らねばならぬ。私はそう決心した。
最短コースの駐車場。トイレはあるが水場は無い。
カムイ天上”辺りからは笹原となり、日差しが堪える。詰まらない笹原が続くだけで、何を指してカムイ天上と言うのか判らない。
雪渓歩きは斜度もきつくなく涼しくて気持ちが良い。
ただ息子は運動靴で登っており、スリップに少し難儀している様だった。
我々のペースより随分と遅いので、ガイドさんに声を掛けて抜かさせて貰う。
展望の良い”ケルンのある丘”で一休み。右端がトムラウシ山頂。
これから”自然公園”へ下って行く。途中でハイカーに携帯電話を貸してくれとせがまれる。自分の携帯電話では途切れて話が出来ないらしい。仲間が足首を捻挫して歩けないらしい。
赤い服を着たハイカーが捻挫した人。
只でヘリに乗れるなんていいなーと思ってしまう。
県警(道警)の救護ヘリ
県警ヘリで救護して貰った場合は救護費は無料と聞く。民間ヘリを呼んだ場合は30分で50万円とか。ある時、山で怪我をして民間ヘリを呼ぼうとした時に料金を聞いて自力で下山したらしい。救護ヘリを頼む時には公営か民間か確認だけは怠らない様に。
最後の登りを頑張る。距離にして少しだが足が動かない。
周辺はお花畑、高山植物が咲き誇っている。
5時間30分を要して”トムラウシ山”(2,141m)に到着する。流石は人気の山、人多しが感想。記念写真を撮るにも順番待ちの状態。
チョウノスケソウ
アオノツガザクラ
山頂から直ぐ下にある南沼キャンプ場は雪渓からの沢水が流れ、周辺は一面のお花畑になっていた。山頂での混雑を避けて静かなここでお昼にするが、お花に囲まれてのお弁当は最高であった。
同じ道を引き返し、小さな雪渓を下る。
切り取った笹が長めに残る歩き難い新道。
雨天中止
今回の遠征
07/18 07/19 07/20 07/21 07/22
羊蹄山 トムラウシ 阿寒岳 羅臼岳 十勝岳
日本百名山』  花のトムラウシを実感出来たが登山道の悪さには閉口した。
前日の移動
羊蹄山登山後、洞爺湖を経由して道央高速道路を伊達〜夕張まで走る。
夕張〜清水までは国道274号線を走り、清水からは道道718号線にてトムラウシ温泉に至る。
更に林道を8km走った最短コース駐車場から登ることにする。
Road Map :十勝支庁から道道718号線を北上し、トムラウシ温泉を通り過ぎて林道を上り詰める。
Route Map
:林道終点の最短コースから山頂を往復する。
コースタイム:10時間20分登り:5時間30分下り:4時間50分
駐車場には道外、道内から沢山の車が来ており、ここでも夜明けの4時と共に出発する人が多い、我々としては早めの5時10分に出発する。
遊歩道的な緩やかな道を20分でトムラウシ温泉側への分岐点に出る。
木の根っこむき出しの樹林帯を進んで行くと泥道が増えてきて歩き辛くなる。
”カムイの天上”と言われる辺りから笹原となり、沢沿いの道は閉鎖され、新たに笹原を刈った迂回路を通ることになる。
刈り取ったばかりの切り残しが長く残っており非常に歩き辛い。笹原道の終わり付近からは”十勝連峰”が望めた。
笹原の迂回路から沢に降りる道は最悪で、ドロドロの急下降となる。
トラロープを一部設置してあるが、泥で汚れており触れない。
溶岩石の大きな塊が積み重なった壁となり自然の偉大さを感じずにはいられない光景となる。
沢道をしばらく歩き、沢を越えると200m程の雪渓登りとなる。
雪渓が終わると前方の登り斜面にはツアー登山者の団体が見えた。
お花畑の向こうに広大な山並みが広がる。
左写真では体のデカイ相棒も大きな岩に埋もれてしまったのでズームで掘起こす。
”ケルンのある丘”からは目の前に”トムラウシ”の山容が初めて姿を現す。
眼下には水と岩が織り成す”自然公園”が広がり、そこまでの下りとなる。
”自然公園”まで下りると、上空をヘリが旋回して我々の目の前に降り
て来たので救助活動をしばし見学させてもらう。我々も気を付けないと。
自然公園からお花が咲き乱れる緩やかな道を南沼キャンプ場まで進み、ここから山頂への急登をこなす。
長い行程であったが、無事に山頂を極められてやれやれである。
兎に角、記念撮影。山頂の気温は16℃、じっとしていると寒い。
大雪山はガスが掛かり山頂を見せてくれなかった。
山頂は人が多いので天場のお花畑に下りてお昼にする。
同じ道を引き返し、10時間20分でトムラウシを終える
トムラウシ、山名を聞いただけで登りたくなる山であったが、行程の長さ、登山道の悪さには閉口した。
山頂付近には高山植物が咲き誇っていたが、段々興味が薄れ最近は撮影をしなくなってしまった。
初心に戻って撮影と花の名前を覚える様に努力はしたい思うが忘れるほうが多いので無駄な努力か。
今日の温泉
登山口にあるトウムラウシ温泉の”東大雪荘”入る。サウナ付の充分な設備で350円は大お得だった。
最悪の崖道を沢まで下り切り、ひと休憩する。
山頂直下まで登り、振り返り見ると天場が随分と小さく見える様になっ
ていた。ハイカーが次々と登って来ている。