<ディープインパク湯〜濁り湯特集〜(本州編)>


※日本全国、いろんな泉質の温泉があります。泉質にいろいろあるように、お湯の色もまた色々あるのです。乳白色、茶色、緑、青などなど・・・。一体、なんでお湯の色がなぜ変化するのか?温泉とは元々は無色透明なのですが、地上に湧き出すときに空気に触れて、酸化して成分によっては濁っていくのです。温泉学の教授、松田忠徳氏は著書で「濁った色はいかにも(体に)効きそうなイメージがあるけど、これは温泉の劣化が進んだ結果」と記していますが・・。僕はいい方に解釈したいです。色が変化するほど、成分が濃い温泉なんやと思うのです。成分が濃いから、体にもよく効くと思います。ここでは、私リーダーが浸かってきた温泉の中で、とても驚かされた濁り湯を紹介していきます。まさに「温泉の神秘」ですよね。
PS:タイトルの説明はいりませんか?あの名馬の名前を拝借したのですが(笑)。「濁り湯」は勝手に僕が、「湯舟の底が見えないほど濁っているもの」に限定させていただきました。あしからず。



(1)おりはし旅館別館山水荘 (鹿児島県妙見温泉:鹿児島編9

(コメント)日本秘湯を守る会に加盟している、自炊湯治も出来るお宿。ここの名物は「キズ湯」。36℃の温めのお湯が気持ちいい〜。湯の華が一杯、浮かんでいました。お湯の色は薄緑色です。


(2)湯之谷山荘 (鹿児島県湯之谷温泉:鹿児島編14

(コメント)ごめんなさい、特徴のある内湯の写真がない・・。内湯のぬる湯は、硫黄泉ですが炭酸成分を多く含んでいます。硫黄泉=高温のお湯という概念を、ここで覆されました。硫黄泉でもぬるいお湯があるんですね!こちらも湯治向けの宿です。お湯は見事な乳白色です。ここで飼われている番犬、大人しくて人懐こかった〜。



(3)テイエム牧場温泉 (鹿児島県まさかり温泉:鹿児島編2

(コメント)温泉のカルシウム成分がすごい・・。北海道・二股ラジウム温泉、奈良県山鳩湯と並んで、ボクが勝手に「日本三大カルシウム析出温泉」の称号を進呈しましょう(今後、増えるかもしれんけど・・)。海沿いにある露天風呂、気分は南国ムード。とってもトロピカルな感じ♪お湯は緑と茶色が混じった感じです。



(4)国民宿舎かいもん荘 (鹿児島県川尻温泉:鹿児島編7

(コメント)その名前の通り、露天風呂からは開聞岳が見えます。それよりも印象的だったのは、眼の前が海だったこと。南国の海は、どこか優しげな感じです。お湯は茶褐色の濁り湯と、無色透明のお湯が2種類楽しめます。僕がお湯に浸かってたら、海岸の方から黒ネコ君がやってきて、なついてしまいました。可愛かったなあ〜。




(5)黒川荘 (熊本県黒川温泉:熊本編5

(コメント)各宿が趣向を凝らした手造り露天風呂が有名になり、大人気となった黒川温泉からはここを選びました。お湯が炭酸成分を含み、色はなんと緑色!緑色のお湯なんて初めて。フロントの感じもよく、泊まってみたい宿なのですが、いかんせん黒川の宿はどこも高いなあ〜。



(6)いちのいで会館 (大分県別府・観海寺温泉:大分編7

(コメント)露天風呂のサイズが超ビッグ!お湯の色がエメラルドブルー!この二つに度肝を抜かれました・・。食事をすると、ここのお風呂に入れるのですが、「だんご汁定食」、これもまたうまい!道に迷っていた僕を先導してくれたおばさん、元気にしてますかあ?ここはお世辞抜きに、最上級ですよ!


(7)別府保養ランド (大分県別府・明礬温泉:大分編12

(コメント)乳白色というか、お湯の成分が泥状になって沈殿しています。この泥、とっても美容にいいのだとか。男の僕も泥パックして遊んでました(笑)。男女混浴ですが、浸かってしまうと何も見えなくなるので、女性の方もぜひ一度、入られて下さい。露天風呂からの明礬大橋の眺めもいいですよ〜。露天エリアだけで、湯めぐりが出来ます。




(8)温泉津温泉元湯泉薬湯 (島根県温泉津温泉:島根編2

(コメント)2年前、僕は島根のこの静かな所で「プチ湯治」をしてみました。泊まった宿は長命館。とてものんびり、日々を過ごす事ができました。旅館の真向かいにあるこの共同浴場はとてもレトロな感じがしました。お湯は薄緑色で、体にガツンとくる良泉です。もうすぐ、この温泉津も世界遺産の仲間入りです(2007・1月現在)。


(9)国民宿舎さんべ荘 (島根県三瓶温泉:島根編6

(コメント)三瓶温泉は高原の温泉。三瓶山のふもとにあるこの国民宿舎はバラェティに富んだお風呂が一杯。浴槽だけでも面白いのですが、お湯もいいですよ〜。お湯は薄茶色で、鉄のにおいがしました。少し温めのお湯がたまりませんなあ〜。高原からの風も心地いい〜。


(10)七釜温泉ゆーらく館 (兵庫県七釜温泉:兵庫編34

(コメント)冬といえばカニ!この七釜温泉のある浜坂町では冬になるとたくさんのカニが水揚げされます。カニと温泉、最高の取り合わせですね〜。七釜温泉はその名の通り、釜風呂があります。お湯は薄緑色で、しょっぱかったです。よく温もりますよ〜。温泉の後はやっぱりカニ!



(11)円山川温泉 (兵庫県円山川温泉:兵庫編18

(コメント)外湯めぐりで有名な城崎の雑踏から離れた、ひっそりとした所にある・・。でもお湯は一級品。城崎なんか比べもんにならへん!真の温泉通はここへ行くべし!お湯は緑がかった色。飲泉も出来ますが、苦辛くてとてもじゃないが飲めたもんじゃない!オエ〜。しまった、お湯は薄めて飲めと書いてあるやんか〜!




(12)上大坊 (兵庫県有馬温泉:兵庫編2

(コメント)濁り湯=有馬の金泉と連想される方が多いかもしれません。金泉とは、鉄分を多く含んだ、茶褐色の塩辛いお湯。その中でも、源泉を直接引き込んでいるこのお宿を選んでみました。冬の寒い日は、このお湯に浸かると体が芯から温かくなってきます・・。豊臣秀吉がこよなく有馬のお湯を愛した理由、よーく分かります。この宿のいい所はお湯を薄めず、源泉掛け流しにしているのはもちろん、従業員みんながとても感じがよかったんですよね〜。ぜひ一度、今度は泊まってみたい!



(13)草山温泉観音湯 (兵庫県草山温泉:兵庫編23

(コメント)地元の人たちには「丹波の金泉」として親しまれている観音湯。「観音」は、この温泉からさらにケーブルで行った所にあります。お湯はやはり、茶褐色で鉄のにおいがしましたし、塩辛かった。有馬のお湯と根本的に違うのは、ここのお湯は冷泉だという事でしょう。加熱しても、お湯の成分が全く損なわれていないのがとても嬉しい♪



(14)神戸市立フルーツ・フラワーパーク (兵庫県大沢温泉:兵庫編7

(コメント)得てして、こういう総合レジャー施設のお風呂って期待できないのがほとんどなんですが、ここの温泉はマニアも黙らせるインパクトあるお湯が湧き出しています。こちらも金泉。有馬の金泉よりも「濃い」感じがしました。露天風呂にこのお湯は注がれています。たっぷりと一日、園内で遊んで締めくくりにこのお湯に入れるとは、何ともええ所なんでしょう!



(15) 松原天然温泉YOU〜ゆ〜 (大阪府松原黄金湯温泉:大阪編1

(コメント)阪和自動車道松原インター近くの健康ランド。場所的にも、施設的にも期待薄で行ったら・・。すごいお湯が湧き出ているではあーりませんか!有馬温泉同様の鉄錆臭のする、塩辛いお湯。茶褐色です。僕は奈良市在住ですが、ここの会員になってしまいました・・。有馬に行かなくても、金泉がこんな都会で味わえるなんて!



(16)御隆倶楽部 (大阪府御隆温泉:大阪編29

(コメント)倶楽部とは大人の社交場とか、高そうなバーを連想します。実際、ここもそんな雰囲気・・。でも都会のビルの片隅に、こんなすごいお湯が湧き出ています。しかも源泉掛け流しというのにも驚き。写真では分かりにくいですが、薄緑色に濁った、塩辛いお湯です。「大人の隠れ家」として、ここは最高ですね!ちょっと優雅に温泉を楽しむというのが、ここのコンセプトなんでしょう。



(17)スパリフレ (大阪府光明の湯温泉:大阪編19
 
(コメント)堺市には多くのスーパー銭湯がひしめく「激戦区」。さすが政令指定都市??ここのウリは高張性の金泉。よく温もりますが、長湯すると湯当たりするので気をつけましょう〜。見事に茶褐色に濁ったお湯です。露天風呂にあるい、カタツムリのモニュメントに意味はあるんかな??



(18)山鳩湯 (奈良県入之波温泉:奈良編25

(コメント)個人的にですが、ここは奈良NO1の温泉だと思うし、全国でも5本の指に入ると思います。お湯はオレンジ色をしています。お湯にはカルシウム分が多く含まれ、浴槽を覆い尽くしています。結晶が固まり、層になっています。露天風呂からの眺めもGOOD。鴨鍋、釜飯もおいしい〜。行くのがしんどいだけ、道が悪いし・・。でも行く価値は大いにあり!



(19)吉野温泉元湯 (奈良県吉野温泉:奈良編34

(コメント)桜で有名な吉野山に向かう途中にあるひっそりと佇む旅館。古来から「吉野の隠し湯」と言われてきました。隠しておきたいくらい、いいお湯だという事ですね。小さな浴槽ですので、譲り合って入りましょうね。お湯は茶褐色、鉄臭も感じられました。



(20)吉野町立老人福祉センター(奈良県中荘温泉:奈良編39
(コメント)ここだけお風呂の写真、ありません・・。「老人福祉センター」の名に恥じない、おじいちゃん・おばあちゃんのパラダイスになってます(笑)。お湯は茶色、内湯の窓からは吉野川が見えます。誰や、お風呂の色はおじいちゃん・おばあちゃんの出汁やと言うたんは??冗談です(笑)


(21)ゆららの湯奈良店 (奈良県朱雀の湯温泉:奈良編7

(コメント)リーダー家から車で10分のこのスーパー銭湯まで取り上げちゃいました(笑)。でも濁り度合いはなかなかのもの。露天エリアにのみ、天然温泉が使用されています。緑と茶色が混じった色です。このお湯が気に入り、ボクはここの常連です(笑)。


(22)花山温泉 (和歌山花山温泉:和歌山編26

(コメント)口に含むと、炭酸のシュワシュワ感がある・・。でもまずくて、飲めたもんじゃない。「良薬口に苦し」とはこの温泉のこと(笑)。和歌山の市内には、こんな個性的な温泉があります。源泉は26℃あまりですが、浴用に加熱した浴槽と、源泉そのままの浴槽を繰り返し入ってみましょう〜。温泉効果、倍増♪



(23)本町温泉夢想乃湯 (和歌山本町温泉:和歌山編41

(コメント)外観は普通の「街のお風呂屋さん」。普通のお風呂屋さんなのに、遠方からも来られるファンの多い所。それはやっぱりお湯のせい??茶褐色に濁った、鉄臭のするお湯。よく温まります。壁に描かれている富士、いかにも銭湯チックでいい味出してます。こんな風呂屋、家の近所にあったら毎日行くで。


(24)つぼ湯 (和歌山湯の峯温泉:和歌山編18
 
(コメント)小栗半官伝説が有名な湯の峯温泉からは、代表的なここを選んでみました。平たく言えば「時間制の貸切風呂」です。岩をくり貫いて造られた浴槽に注がれるお湯は、日によって濁り方が違ってくるのだとか。世界遺産に登録された熊野古道散策の後に入られるのもいいかもね。湯筒で芋や卵を茹でて食べるとおいしいよ♪



(25)高田グリーンランド (和歌山雲取温泉:和歌山編31

(コメント)泉質がアルカリ性単純泉。硫黄分なんかちっとも含まれてへん!なのになんでこんなに白いの??驚かされましたね〜。地震で、さらに白濁度が増したそうで。新宮市から熊野の方へ向かう、奥深い山の中に位置します。周辺には清流が流れています。川のプール、入ってみませんか?



(26)鶴の湯 (和歌山鶴の湯温泉:和歌山編34

(コメント)南部川村と南部町が合併して、新南部町が誕生。梅林で有名な南部町の山手に湧く温泉。梅の可憐な花の色とは対照的なお湯の色。お茶色に濁ってます。日本庭園をしつらえた露天風呂がなかなかいいですよ〜。


(27)旅荘つゆくさ (岐阜県平湯温泉:岐阜編11

(コメント)平湯温泉界隈で、一番宿泊料が安いという事でここを選んだわけですが・・。結果は大正解でしたね。食事もおいしかったし、お湯もよかった!素朴な女将さんが一人で切り盛りしている宿です。貸切り露天、内湯共に薄茶色に濁ったお湯でした。ひらゆの森も濁ったお湯でしたが、透明度があったので、この宿を取り上げてみました。




(28)倉下の湯 (長野県白馬塩の道温泉:長野編4

(コメント)スキー・ボードのメッカ、白馬村に湧き出す温泉は2つあります。白馬八方温泉と白馬塩の道温泉。八方温泉は無色透明のお湯で、この塩の道温泉は茶褐色に濁った、とても塩辛いお湯。海のない長野県なのに不思議やなあ〜。その昔、この周辺の道は塩を運ぶ道として栄えていたことから、「塩の道」と名付けられました。




(29)ホテル末広 (東京都蒲田温泉:東京編4

(コメント)東京・千葉・神奈川の一角には、こんな色をした温泉が地下深くから湧き出している・・。「こんな色」、そう真っ黒なんです!汚れているのではありません(笑)。ホテル末広は東京都心でありながら温泉が楽しめるビジネスホテル。東京出張でも温泉に入りたいという「温泉中毒者」にはこの温泉、オアシスです(笑)。




(30)大滝乃湯 (群馬県草津温泉:群馬編6

(コメント)天下の名湯、草津温泉の中でもここが一番、お湯が白く濁っていると思います。草津のお湯の特色は、とにかく熱いのと酸っぱい事が挙げられます。この大滝の湯の名物は合わせ湯。順に温めのお湯から、段々と熱いお湯に入っていきます。一番熱いので46℃。僕には劇熱でした・・。




(31)豊国館 (群馬県万座温泉:群馬編10

(コメント)「高原の名湯」・万座温泉からはここを選びました。僕が泊まった旅館だし(笑)。リゾート色の強い万座温泉の中で、この豊国館と万座温泉ホテル別館「湯けむり荘」が、昔の湯治宿的雰囲気を色濃く残しています。露天風呂からは万座温泉の源といってもいい「空吹き」が見えます。大きさもプールみたいで広々サイズです!



(32)松楓荘 (岩手県松川温泉:岩手編1

(コメント)「渓流沿いのお風呂特集」でも取り上げましたが、ここの自慢は白濁したお湯と、吊り橋を渡っていく洞窟露天風呂でしょう。日本秘湯を守る会所属の宿ですが、宿泊料金がリーズナブルなのもありがたい。夏もクーラーいらんほど、涼しいですよ〜。


(33)鶴の湯 (秋田県鶴の湯温泉:秋田編9

(コメント)温泉ファンなら誰しもがあこがれる、田沢湖高原沿いに点在する乳頭温泉の湯めぐり。ここ、鶴の湯がブームの火付け役となりました。江戸時代の関所を連想させる入場門や茅葺きの湯小屋、水車などまるで江戸時代にタイムトリップしたかのよう。大露天風呂は男女混浴です。白濁したお湯と、冬の雪景色もマッチしそうやなあ〜。



(34)大釜温泉 (秋田県大釜温泉:秋田編10

(コメント)古くからあった小学校を改造した温泉宿。乳頭温泉郷の一つです。外観はまさに学校そのものなので、勉強嫌いの人は立ち寄りがたいかな(笑)??お湯は薄緑色に濁っています。水虫など、皮膚病に効果があるそうです。



(35)妙乃湯 (秋田県妙の湯温泉:秋田編12

(コメント)乳頭温泉郷の一つ。調度品や建物など、「大正ロマン」が感じられる宿で、女性に人気のある宿です。源泉は2種類あり、無色透明のお湯と、茶褐色に濁った金泉が楽しめます。露天風呂はとても静かな雰囲気、聞こえてくるのは川のせせらぎだけ・・。とってもいい雰囲気だと思いませんか??




(36)湯の花茶屋新左衛門の湯 (山形県蔵王温泉:山形編3

(コメント) 2006年春、私・リーダーは春スキーを楽しみに蔵王までやってきました。硫黄の匂いの立ちこむ、いかにも温泉地という感じの所でした。お湯が「強い」のが第一印象。それもそのはず、草津に次いで酸性度が高いのですから。蔵王の中ではこちらを選びました。源泉そのままの湯「最上高湯」、源泉を薄めた「四・六の湯」の浴感の違いがはっきりと分かりました。ここは普通の生半可なスーパー銭湯とは一線を画してまっせ♪




(37)黄金崎不老不死温泉 (青森県不老不死温泉:青森編1

(コメント)不老不死温泉、何ともすごいネーミングですが(笑)。確かに、海を見ながら効能豊かな温泉に浸かってたら死ぬ気はしないかも♪。日本海沿いの海辺に露天風呂があります。露天風呂に浸かっての夕日鑑賞ってのもいいですよね。お湯は茶褐色に濁っています。この温泉とセットで、JR五能線の旅も楽しんで欲しいですね。